鬼舞辻無慘、上弦の鬼ら“鬼”が初集結!『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』舞台挨拶開催

2023.2.13 15:30

映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』の公開を記念し、舞台挨拶公開を開催。

鬼舞辻󠄀無惨役の関俊彦を筆頭に、上弦の壱・黒死牟役の置鮎龍太郎、上弦の弐・童磨役の宮野真守、上弦の参・猗窩座役の石田彰、上弦の肆・半天狗役の古川登志夫、上弦の伍・玉壺役の鳥海浩輔、上弦の陸・堕姫役の沢城みゆき&妓夫太郎役の逢坂良太らキャスト陣が登壇。鬼を演じる声優陣が舞台挨拶に集結するのは初めてだ。

本作では炭治郎と宇髄らVS上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘を描いた『遊郭編』の第10話、第11話が劇場初上映、さらに無限城に集められた上弦の鬼の姿が描かれる『刀鍛冶の里編』の第1話が世界初公開。

鬼舞辻󠄀無惨を演じる関は「実際スタジオの収録の現場でも上弦の鬼がこうして勢ぞろいするような機会は叶わなかったので今回は貴重な機会をいただいてうれしく思っております」とコメント。また、圧巻の無限城が映し出されたことについては「完成度が高くてまさに圧巻でした。四次元的な空間を見て無限城に対してスタッフさんの意気込みやこだわりをひしひしと感じました」とそのド迫力のスケールで描かれる“異世界”に驚いたと語った。

劇場初上映となった『遊郭編』に沢城は「お兄ちゃんが出てきてくれてから役の芯がはっきりわかったような感覚があって逢坂君に堕姫を作ってもらったなという感じがしています」と当時のアフレコを振り返った。

宇髄と壮絶な戦いを繰り広げた妓夫太郎を演じる逢坂は「最初の登場をどういう風にやろうかなと考えて、得体の知れないやつで、本当に強いのかわからないかつ妹が大好きなんだなということを伝えたいなと思いました」「(初登場となった)7話から、クライマックスの10話、11話で妓夫太郎のしゃべり方や感情がだいぶ変わったなというのは自分の中で思いましたね」と、アフレコの裏側を明かした。兄妹役として、逢坂は沢城の芝居を聞いた上で感情のままにしゃべりながら作っていったと明かし、沢城は演じているときは無我夢中だったとも話した。

『無限列車編』以来、2度目の登場を飾る猗窩座を演じた石田は、無限城に集められた上弦の鬼たちのやりとりをどのように演じたかを聞かれると「猗窩座は猗窩座としていようと思っていたんですけど、上弦の鬼が集うと1人だけ怒りが空回りしている感じがして」「猗窩座としては何も変わってはいないと思ってるんですよ。ただ相手にしてるのが(自分より下の)人間だったか、自分より格上なのかというところで彼の感情が浮き彫りにされたんじゃないかと思いました」とほかの上弦の鬼とのやりとりに抱いていた思いを明かした。

『遊郭編』の第11話にも登場した童磨について宮野は「無限城の中でも童磨的に気になる場所も出てきたりとかして期待しています。ただあおりますね、猗窩座をね」と話し、猗窩座よりあとに鬼になったにも関わらず「上弦の弐」となった童磨に対して“いけ好かない感じがした”と石田がつっこみながらも、「そういうところに彼の本質的なところのヒントを皆さんには受け取ってもらいながら見ていただけたらと」続け、口数が多い反面、つかみどころがない童磨を演じる楽しさを語った。

また、強烈なキャラクターが印象的な玉壺を演じる鳥海は「皆さんおわかりだと思うんですけどもああいう個性的なルックスをしているキャラなので。なかなかああいったルックスのキャラクターを(普段)やることがなかった」「演じる方としては非常にやりがいがあり、色々な面をみせてもいいキャラクターだと理解しています」とコメント。

半天狗を演じた古川は「とにかく半天狗というのは鬼の中でも異様な風貌をしていますよね。ですからこれをどんな演技プランでやるのかなと思ってちょっと不安だったんです」「常に、鬼の中にある人間、人間の中にある鬼を意識していました」と、このキャラクターを演じる背景を明かした。

そして大きな存在感と威厳を放つ黒死牟について置鮎は「まずは壱というくらいだから、その強さをどう表現したらいいかっていうのが悩みどころではあります」「スタッフさんの意気込みと演者の皆さんのパワーもひしひしと感じて、これをぜひ見てくださる皆さんにも感じてほしいなと思いましたね」とアフレコ現場を振り返りつつ、上弦の壱ならではの威厳を放つためのこだわりを明かした。

圧巻の無限城を舞台に、鬼舞辻󠄀無慘をはじめ、それぞれがただならぬオーラを醸し出す上弦の鬼集結のシーンに注目だ。

鬼舞辻󠄀無慘を演じる関は彼について「鬼舞辻󠄀無慘の目的はすべて自分の生存のために行っているんですね。その生存に対して邪魔をするもの、脅かすものに対する無惨の怒りは、あくまでも自分一人のための非常に身勝手な怒りなんですよ。その怒りをださないといけない」と、映像からにじみ出るような鬼舞辻󠄀無慘の怒りを表す関ならではのこだわりを力強く語った。

これから世界各地でのワールドツアー舞台挨拶が開幕、また95の国と地域で上映される本作について関は「今回のように一つの作品として世界に発信する、これができるって本当にすごいなと思います」と特別なイベントを開催できることに感動した様子。「ぜひ作品を世界中に広めていただいて、日本のアニメのビッグタイトルとして知らしめていただければなと思います。ですからワールドツアーに向かう炭治郎チーム責任重大ですよね!炭治郎よろしくね~!」(関)と来週からツアーへと向かう鬼殺隊のキャスト陣に思いを託し、初のワールドツアー舞台挨拶に大きな期待を膨らませた。

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』絶賛公開中
配給:東宝・アニプレックス

画像提供: ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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