
いきものがかりの新曲『STAR』が新体制後初の映画主題歌に決定・・・吉岡「自身の心境にリンクする曲」
2023.1.18 06:00吉岡聖恵と水野良樹の2人での新体制となったバンド・いきものがかりの楽曲『STAR』が、映画『銀河鉄道の父』(5月5日全国公開)の主題歌に決まったことが発表された。
『銀河鉄道の父』は門井慶喜が大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた傑作にして、第158回 直木賞受賞作の『銀河鉄道の父』待望の映画化。賢治の父・政次郎を役所広司、賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜、母・イチを坂井真紀、賢治の祖父・喜助を田中泯、弟・清六を豊田裕大と豪華キャストが演じる。
監督は人間ドラマの名手・成島出監督。没後90年がたった今も、世界中の“人の心”に生き続ける宮沢賢治。この不安定で激動の時代に、生きる力を与えてくれる究極の家族愛を描いた作品となっている。
いきものがかりが手がけた主題歌『STAR』は、本作のために書き下ろされたもので、穏やかなメロディと吉岡の透き通るボーカルが、ぶつかり合いながらも支え合う宮沢家の大きな愛を感じさせる楽曲となっている。
2人での新体制となって初めての映画主題歌に吉岡は「(映画を観て)賢治をまるごと包み込む父、政次郎の深い愛情を感じました。たくさんあたたかさを感じる作品で、拝見してたくさん涙しました。私としては出産が近づく中での歌唱だったので、この曲に親子の関係をおもいながら、あたたかな気持ちで歌わせて頂きました」とコメント。
作詞・作曲を手掛けた水野良樹は「他人からみたら、大袈裟で、滑稽にみえるほど、相手を一生懸命に肯定するという瞬間が、人と人とのつながりのなかでは、ごくまれに生まれることがあると思います。誰かが誰かを肯定することを、優しく包み込めるような楽曲にできればいいなと思ってつくりました。」と語っている。
【いきものがかり プロフィール】
1999年2⽉1⽇、⼩・中・⾼校と同じ学校に通っていた⽔野良樹と⼭下穂尊が「いきものがかり」を結成。ユニット名は、2⼈が⼩学校1年⽣の時に⼀緒に⾦⿂に餌をあげる「⽣き物係」をしていたことによる。
地元の厚⽊・海⽼名や⼩⽥急線沿線で路上ライブ活動をスタート。1999年11⽉3⽇、同級⽣・吉岡くんの1歳下の妹・吉岡聖恵が「いきものがかり」の路上ライブに⾶び⼊り参加したことをきっかけに、3⼈組となる。吉岡という強⼒なボーカルを得て、地元の厚⽊・海⽼名を中⼼に精⼒的に活動し、ライブハウスやホールでのワンマンをソールドアウトするようになっていく。
2006年3⽉15⽇に「SAKURA」でメジャーデビュー以降、「ありがとう」「YELL」「ブルーバード」「風が吹いている」など数々のヒット曲を世に送り出す。
2017年1月5日に「放牧宣言」を行い、一時活動休止。2018年11月2日の「集牧宣言」で活動を再開する。
2021年6月2日、同年夏をもって山下穂尊がグループを離れることを発表。3人体制のいきものがかりは完結し、2人体制での活動がスタートした。