
中谷美紀、綾瀬はるかに振り回されて困惑「私を本当に侍女だと思っているみたいで…」
2023.1.13 18:00俳優の綾瀬はるか、中谷美紀が12日、都内で開催された映画『レジェンド&バタフライ』(27日から公開、大友啓史監督)のジャパンプレミアに参加。綾瀬が中谷に天然ぶりを暴露され、思わず爆笑するひと幕があった。
魔王と呼ばれた織田信長(木村)と、蝶のように自由を求めた正室・濃姫(別名“帰蝶”)の絆を描いた作品。濃姫役の綾瀬は「濃姫は女性でありながら男勝りで、武道や芸事など何にでも長けている聡明(そうめい)な女性なので、信長様に負けないぐらいの強いパワーで立ち向かわなければいけないと思って臨みました」と語った。

さらに女性目線での魅力的な作品のポイントを聞かれると、綾瀬は「どんな人も1人では生きられず、さまざまな人に支えられて世の中が成り立っているということで、信長には濃姫がいて、濃姫もきっと(いろんな人に)支えられていて、大事に思う存在があれば人は強くなったり、頑張れたり、自分でも想像できないパワーを発揮できたり、普遍的な愛っていうのは、いつの時代も変わらずあるのかなぁと(撮影を通じて)思いました」とアピールした。
中谷が演じたのは、濃姫の侍女・各務野役。各務野は濃姫の良き理解者という役どころで、中谷は今作の濃姫について「私は気の強い濃姫に対して殿が『わきまえぬ女は嫌いじゃ』というセリフを述べるんですね。そのセリフが大好きで、今の時代に即しているなぁと。濃姫はとても聡明(そうめい)で、今回の映画では信長よりも戦術に長けていたというか。これまで女性の権利を巡ってさまざまな先人たちが闘ってきたと思いますが、この作品において濃姫はもうすでにご自分の意思を主張して、信長以上にこの物語を動かす力を持っています」と熱い思いを語った。

さらに綾瀬について、中谷は「私のことを本当に侍女だと思っていたみたいで…」と切り出し、撮影外でのエピソードを暴露。「時代劇は少し顔をふくよかにした方がきれいに見えるので、2人でよくお食事をご一緒して、お互いに『太ったね』っていいながら鴨川沿いを歩いて帰っていたんですが、ある日、『お姉ちゃま、私、鴨川で帽子を落としちゃったみたいなので、今度、歩いて帰る時があったら拾っておいてください』っておっしゃって…。私は『我が姫の帽子がないかしら?』と思いながら1か月くらい捜して歩いていたんですが、ある日、『お姉ちゃま、ホテルの押入れの中に入っていました。大丈夫です』って…。そんな綾瀬さんのギャップが大好きでした」とオチをつけて綾瀬を爆笑させた。
