
カズレーザー「人は未来を知りたい」受精卵の遺伝子データから将来の才能を予測できる?最新科学に持論
2023.1.10 22:54お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザ―と学ぶ。』2時間SPが1月10日に放送され、『才能を生み出す遺伝と環境の不思議』をテーマに、膨大な数の他人の遺伝子のデータから自分と似た遺伝子を探すと、大体の才能がわかるという『禁断の領域!受精卵から才能を予測できるポリジェニックスコア』などを学んだ。
『受精卵から才能を予測できるポリジェニックスコア』では、遺伝子データがあれば似た遺伝子を持った人の傾向を調べることで受精卵の段階で人生を大体予測することが可能になり、海外では受精卵の選別が実際に起こっていて物議を醸していると解説があった。このことについてカズレーザーはスタジオで持論を展開。「今後進化していくのは目に見えていると思うけれど、ガンはもちろんこうやって検査できます。あと学歴とか、頭の良さ、足の速さってオプションもありますけど、どうしますっていうことを言われたら断ることできないですよね…。大変な思いをして子どもを授かるってなったら、こういうこと考えるのは全然理解できる。今はもちろんあり得ないって思っていても、その技術があって使わないっていう方に行けるほど人間強くないと思うんですよね。未来を知りたいっていう甘い囁きには耐えられないでしょ、と思います」と語った。お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二も「知れることは知っておきたいというのが正直な気持ち」と同感。

講義を担当した大阪大学 データビリティフロンティア機構特任講師の山本奈津子は「自分で自分を知るということであれば、その方が自分の幸せがどうかというふうに決めればいいと思うけれど、他人が知った時にどうなるか、そして誰がこういう遺伝子情報を管理するかということを考えないと危険な世界になるかな」と話した。
それに対してカズは「未来が分かりそうな話なのに、余計未来が見えなくなりました。」と述べ、齊藤は名言と感心していた。