
10-FEETが語った『THE FIRST SLAM DUNK』映画主題歌秘話 「湘北も相手チームも引き立つように」
2022.12.21 20:00【ZIP!×entax】
スリーピースバンド・10-FEETが映画『THE FIRST SLAM DUNK』主題歌の制作の裏側を語り、その様子が20日の日本テレビ系・朝の情報番組『ZIP!』で放送された。
19日に発表された映画ランキングでは初登場の『アバター』最新作などを押さえ、3週連続で1位に輝いた『THE FIRST SLAM DUNK』。その大ヒット作のエンディング主題歌『第ゼロ感』を手がけたのが、平均年齢46歳で結成25周年のベテランバンド・10-FEETだ。
Vo/GtのTAKUMAは「すごい話をいただいたな」とオファーに驚き、Ba/VoのNAOKIは「友達から連絡きて、“うちの子供が最近TikTokで10-FEETの『第ゼロ感』使われてる!”って(言ってる)。きたなって思いました」とその反響を肌で感じたという。
今回の主題歌は、『SLAM DUNK(スラムダンク)』原作者で、映画の監督・脚本も自ら手がけた井上雄彦と二人三脚で制作し、2年もの期間を費やしたという。TAKUMAは「普段の楽曲作りは2か月くらい。制作期間が2年というのは、自分たちの作品では絶対ない」と異例だったことを明かし、井上からの要望について「湘北(主人公・桜木花道の高校)にとってはピンチなんだけど、相手チームもカッコいいチームなので、そこも引き立つように。そういう話し合いはした」と語った。
さらに、TAKUMAは最もこだわった点について「(井上から)映画の内容を公開まで出さないってお伺いしていたので、具体的に言い過ぎていない歌詞で、なおかつ作品にも寄り添っている言葉選びを一番大事にした」と明かした。
完成した楽曲を聴いた井上の反応について、TAKUMAは「完成試写会で目が合った瞬間に(握手を求めて)来てくれてました」、NAOKIは「“今回本当に素晴らしい楽曲をありがとうございます”って、井上先生からそんな言葉をかけてもらえるのは夢にも思ってなかった」とそれぞれ喜びを語った。
10-FEETのインタビューの様子は動画をチェック!