モデル・石川花 15歳で歌手デビュー「すごいスピードで夢がかなっている!」
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11月18日深夜放送(25:59~)の『バズリズム02』に出演する石川花(いしかわ はんな)に、entax取材班が単独インタビュー! 11月2日リリースのデビュー曲となる『空に咲いて / 星空の約束』についてや、中学3年生らしい等身大の姿、今後の夢などを取材してきた。
■「いつかは」と思っていた歌手の夢がこんなに早く実現するとは
――『2022 ミス・ティーン・ジャパン』でグランプリを獲得して1年。現在は『Seventeen(セブンティーン)』専属モデルとして活動する中、歌手デビューが決まったときの気持ちを聞かせてください。
石川 今年はモデルの仕事も何もかも初めての状態で、歌手活動は漠然と「いつかはしてみたい」とは思っていました。『ミス・ティーン・ジャパン』のオーディションでも特技は歌を披露したのですが、まさかこんなに早く実現するとは思っていなかったので驚きです。
――歌は特技で好きだったのですね。
石川 元々好きでよく歌ってはいました。洋楽も邦楽もK-POPもジャンルを問わず聴いていて、父からは洋楽を勧められます。おじいちゃん、おばあちゃんとも仲がいいので、2人からおすすめを教えてもらうこともあります。おじいちゃんからはThe Beatlesを教えてもらいました。
――歌手として目指している方や憧れの方はいらっしゃいますか?
石川 普段よく聴いているのは、UruさんやYOASOBIのikura(幾田りら)さんの曲で、カラオケでも歌っています。高音がすごいので憧れています。

■歌詞の世界観が自分と重なります
――ファーストシングルの2曲を最初に聴かれた時の印象を教えてください。
石川 『空に咲いて』を初めて聴いた時は、歌詞が何もかも初めての自分と重なっていると感じました。これが最初の曲でこれから何度も歌っていくと思うのですが、聴いてくれている方にも(未知の世界へのスタートを)応援しているのが伝わればいいなと思っています。
――『星空の約束』はいかがですか?
石川 初めて聴いた時、ピアノのイントロがすごくかっこいいなと思いました。歌詞はちょっと切ないというか“別れ”が表現されていて、レコーディングの時に教えてもらったのが「この“別れ”は恋愛の意味でも、友情の意味でも、どちらでとらえてもいいよ」と。私はもう少しで中学校を卒業するので、仲が良かった友達のことを思い浮かべて歌いました。
――実際に歌ってみてどうでしたか?
石川 『星空の約束』は、自分が普段よく歌っている曲の雰囲気と似た、静かめの曲だなと感じたので、最初は歌いやすいかなと思いました。でも、実際に歌ってみるとけっこう難しいところもあるし、工夫しなくてはいけない部分もあったので、何度か歌ううちにだんだんわかってきたところもあります。
――具体的にどんな工夫をされましたか?
石川 1曲目となる『空に咲いて』の時は、レコーディングブースに入るのすら初めてだったので、とにかく歌ってみよう! という感じでした。でも『星空の約束』は2曲目ということもありレコーディングの雰囲気などはつかめていたので、いつもと違う歌い方にチャレンジもしました。そうしたら褒めていただいて、その(いつもと違う歌い方の)テイクが使われていたりもしたので、色んなチャレンジをしながらレコーディングが進められた気がします。
――大変だった部分はありますか?
石川 うーん……曲を最初に聴いた時に、自分が歌手になったという実感がまだない中、自分なりの歌を歌うのが今考えると難しかったような気がします。でもその時は夢中で、楽しかったです。

■友達も家族もモデル仲間も歌手デビューにはびっくりしていた
――歌手デビューが決まった際の友達の反応はどうでしたか?
石川 中学2年生の時にオーディションを受けてこの世界に入ったのですが、それまで何も(芸能活動の準備など)してこなかった私がモデルや歌手になって、友達はたぶんびっくりしていると思います。『ミス・ティーン・ジャパン』のオーディションに受かった時もすごく驚かれて、Instagramのストーリーでメンションしてくれたのを覚えています。その次に『セブンティーン』の専属モデルになった時も驚いていたと思うんですけど……私は昔から雑誌が好きだったのでポージングなどはよく見ていたのですが、友達はそれを知らないからモデルになったのもびっくりしますよね。やっとモデルに慣れてきた頃に歌手デビューすることになったと伝えたので、それはさらにびっくりするよなぁと(笑)。
――学校の中での石川さんは、芸能活動をするなんて意外というタイプなのですか?
石川 仕事の場ではまだ緊張してしまうこともあるのですが、普段学校では明るい性格です。友達は、驚きつつも普段と変わらず温かく見守ってくれていますね。
――ご家族も驚かれたのではないですか?
石川 家族も、そうですね。ミュージックビデオを出した時に、その動画を写真に撮って送ってきてくれたり、いつも応援してくれています。
――モデル仲間の皆さんの反応はいかがでしたか?
石川 セブンティーンモデルを始めてすぐ、同じ年の子達とは仲良くなれたんですけど、歌をやりたいとは伝えていなかったので、やはりびっくりしていました。私は北海道に住んでいて実家から通って芸能活動をしているんですけど、モデル仲間で東京に住んでいる子は、私(のミュージックビデオ)が都内の街頭ビジョンに映っているのを見つけて送ってくれて、そんな大きなビジョンに映ることは私も知らなかったので驚きました。

■放課後は友達と韓国ドラマを観るのにハマっています
――学校の友達やモデル仲間で流行っていることはありますか?
石川 学校が終わって放課後友達と遊ぶ時は、Netflixで韓国ドラマを一緒に観たりします。最近だと『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』というドラマにハマっています。ドラマに出てくるフレーズがTikTokに上がっていて流行っていたので、興味を持って観始めました。Netflixを観るために「今日は何を観る?」と相談して放課後集まっています。1話20~30分なのでけっこうサクサク観られるんです。お菓子とか食べながら。
モデル仲間とは、私が北海道から出てきて東京で時間がある時に、プリクラを一緒に撮りに行ったりしています。『GirlsAward(ガールズアワード)』というファッションイベントに出演した時には、ガールズアワード専用のプリクラブースがあったので、一緒に撮りました。
■セブンティーンモデルの先輩方に追いつきたい
――モデル業と歌手業、それぞれ今後どうなっていきたい、という目標はありますか?
石川 モデルとしては、読者として憧れていたセブンティーンモデルになれてすごく楽しくさせてもらっているのですが、セブンティーンモデルの先輩方は有名な方がたくさんいるので、そこに追いついていけるようになりたいなと思っています。歌手業は、いま歌っている歌の歌詞は自分的にも響く言葉がいっぱいなので、聴いてくださる方にも届けばいいなと思います。今は歌手としてはまだまだで、モデル業の方が得意だと自分では思っているので、広告モデルも挑戦してみたいです。
――他にも、お芝居など挑戦したいことはありますか?
石川 よくこういったインタビューでお芝居や女優について聞かれるのですが、モデルは昔から読んでいた雑誌に出るということで身近だったけど、女優さんは自分にとって遠い存在だなというのがあるんです。でも、いつか……今はまだ中学生ですが、高校生になったら制服を着てお芝居したり、CMに出たりしてみたいな、というのはあります。

■東京に行けるというだけでワクワクしていた気持ちを忘れたくない
――今後芸能活動を続けて行く上で、大切にしたいポリシーはありますか?
石川 やはり初心を忘れないことです。『ミス・ティーン・ジャパン』のオーディションを受け始めた時は受かるとは思っていなかったのですが、地方大会を乗り越えて東京での決勝に行ける、となって。その決勝が人生で2回目の東京だったんです。小さい頃に一度行っただけだったので。だから、東京へ行けるというだけでワクワクしていました。それで今こうしてお仕事をしているのが当たり前じゃないなと思うし、最初の頃の気持ちを忘れないように、これからも色々と挑戦していきたいなと思います。
――応援して下さっている皆さんへのメッセージがあればお願いします。
石川 まだわからないこともたくさんありますが、温かく見ていただけると嬉しいです。
【石川花プロフィール】
2007年8月3日生まれの15歳。北海道出身『2022 ミス・ティーン・ジャパン』グランプリ、D-UP賞をダブル受賞。2022年3月〜『Seventeen』専属モデルを務める。2022年11月2日にファーストシングル『空に咲いて / 星空の約束』をリリースするなど、歌手としても活動中。