声優・白石涼子が誘う、耳から楽しむ映画体験。音声ガイド収録のウラ側を直撃!

映画を観るときに「音声ガイド」を利用したことはあるだろうか?

 「映像の状況を声で説明してくれる機能」ですが、実はこれ、映画の隠れたディテールや魅力を再発見できる魔法のツールでもある。

今回、話題の『バッド・ルーテナント:トウキョウ』(10月23日(金)全国公開)で本編の音声ガイドとボイスオーバー(女性)を務めたのは、洋画の吹替などでもおなじみの声優・白石涼子。普段はキャラクターに命を吹き込む白石が、今回は「作品と観客を繋ぐナビゲーター」として大活躍。
さらにボイスオーバー(男性)では、同じ事務所の野島裕史との息の合った掛け合いも披露している。収録の裏側から、声優さんならではのクスッと笑える職業病、そして野島裕史とのマル秘エピソードまで…。映画がもっと観たくなる、見どころたっぷりのインタビューをお届けする。

1.「えっ、そこの息遣いも!?」白石涼子が語る、音声ガイド収録のウラ側と映画の見どころ

①普段の洋画吹替とは勝手が違う音声ガイド。「思わず役に入り込みそうになった!」など、収録中の「声優あるある」なハプニングはありましたか?

・やはり聞こえてくるオリジナルの音声に合わせたくなってしまったのですが、細かいアドリブをしないように我慢しました。息などは日本語で入れていなくて原音を活かしています。ボイスオーバーは吹き替えと違って口数が合っていないので、切りどころやスピード感で録り直したところも。二人の女性が外国語だったので、全体の解説と雰囲気を分ける努力をしました。その二人が続けて喋るところがあって……大丈夫だったかなー?と心配です(笑)。ひろさん(野島裕史さん)もたくさんの男性を担当されていたのですが、微調整しながら演じ分けられていて素敵でした。

②「映像を言葉で説明する」って難しそうですが、本作で一番「どう表現しようか悩んだシーン」はどこですか?

・セリフとセリフの限られた合間で状況がわかるように説明しなければいけないので、名前など大事な情報をはっきり言いつつも臨場感もしっかり声に乗せる、その塩梅が難しかったです。特に後半、突っ込んでくる車に銃を向けるシーンがあるのですが、スピードが早くて情報も多い。そこに勢いをきちんと声に乗せつつ喋るのが大変でした。

2. 同事務所コンビで挑んだボイスオーバーの舞台裏

③同じ事務所のお仲間とのボイスオーバーでの掛け合い。普段から知っている仲だからこそ、やりやすかったこと(または照れくさかったこと)はありますか?

・お仕事での共演もあるし、とってもやわらかい空気感のある方でお話ししやすいので、余計な緊張はなかったですね。とっても楽しかったです。ただ、隣に座っての収録だったので、普段のアフレコよりも物理的に距離が近く、少しセクシーな表現をした時は実は照れくさかったです。

並んで収録

④お二人の息が「バッチリ合った!」とドヤ顔したくなるような、お気に入りの掛け合いシーンはどこですか?

・ひろさんはどうかわかりませんが(笑)、個人的には、セクシーに少し息っぽく話すところですね。まぁもちろんオリジナルのお芝居があってこそ。乗っかってるだけなのですが。私が先にセリフを言って、演じた雰囲気にぴったり同じ空気感でひろさんが演じてくれた時はとっても快感でした!

小栗旬とリリー・ジェームズの写真

⑤今回は観客を映画の世界へ導く素晴らしい「ガイド」をしていただきましたが、もし白石さんご自身の【完全なオフの休日】に音声ガイドをつけるとしたら、どんな実況・解説になりそうですか?普段のリフレッシュ方法と合わせて教えてください!

・世間にお披露目できない感じです(笑)
タブレットを開いてパズルゲームを起動させる、とか。
ちなみにこのコメントを書いている日はオフだったのですが、何したかな。
ご飯を食べて、荷物を受け取って、溜めた洗濯物と洗い物をして、ベッドでゴロゴロして、仕事のチェックをしました!

映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』 
2026年10月23日(金)全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

<あらすじ>
新宿・歌舞伎町で生きる刑事・矢吹恭二(小栗旬)は、
裏社会に精通し、ドラッグやギャンブルに溺れ、ヤクザから命を狙われ、
相棒殺しの噂まである最悪の刑事=“バッド・ルーテナント”。
毎日借金取りに追い立てられる中、ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生する。
捜査開始早々、遺体の入れ墨から身元を割り出し、
一人の容疑者・石塚満(間宮祥太朗)を特定する矢吹。

そんな彼の前に、アメリカから来日した
FBI捜査官グエン(リリー・ジェームズ)が現れる。
日本で行方不明となった次期アメリカ大統領の娘(リヴ・モーガン)の捜索のため、
グエンとタッグを組まされることになる矢吹。
歌舞伎町で次々に起こる凶悪殺人事件とグエンが追う失踪事件。
無関係に見えた2つの事件は、やがてこの街の最深部で複雑に絡み合っていく。
正義と悪の境界線が崩れ落ちるとき、彼らが最後に目にするものは、
絶望か、それとも――。

悪を追う、最悪の刑事。
世界が驚いた衝撃の結末とは――?
<公式サイト>

【白石涼子 Profile】
奈良県出身。9月7日生まれ。青二プロダクション所属。主な出演作に、『ハヤテのごとく!』綾崎ハヤテ、『SKET DANCE』ヒメコ(鬼塚一愛)、『絶対可憐チルドレン』野上葵、『デジモンゴーストゲーム』東御手洗清司郎、『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』秋道チョウチョウ、『蒼穹のファフナー』西尾里奈、『鉄拳シリーズ』風間飛鳥、『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』マイリー・サイラス(マイリー/ハンナ役)など。
<公式サイト(青二プロダクション)>
<公式X(@RyokoShiraishi_)>

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取材・文・写真:entax