【福士蒼汰&志田彩良インタビュー】「“逃げる人生”だった」学生時代から芸歴を重ねた2人――体当たりで挑み成長した瞬間を振り返る【ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』】

本日よる10時30分より放送開始の日本テレビ系新日曜ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』。entaxでは、日テレ系連続ドラマにて実に9年ぶりの主演となる福士蒼汰、そしてヒロインの志田彩良にインタビュー!大切にしている言葉や、体当たりで突き進んでいた瞬間、そして「新たに発見したこと」を聞いたところ、思慮深い福士の思考回路が明らかに!?

■ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』

国家を揺るがす爆弾事件のぬれ衣を着せられたフリージャーナリスト・津倉勇一(福士蒼汰)。逃亡する彼のもとに届いたのは、爆弾事件で命を落としたはずの恋人・高木紗奈(志田彩良)からの着信だった─。謎を追うと見えてくる恋人の“別人”としての顔。裏切りとだまし合いの果てにたどり着く真実とは?

――津倉は電話をきっかけに、亡くなったはずの紗奈の行方を追い始めます。そんな“言葉”に突き動かされる津倉ですが、お2人が大切にしている言葉は何かありますか?

福士:「アマチュアのときはプロらしく、プロのときはアマチュアらしく」。自分が得意としている状況では「まだまだ未熟だ」と思って挑むことによって、新たな知識が得られることもありますし、全然自信がないときは、逆にプロらしく「俺はできる!」と自分に言い聞かせる。ハッタリだとしても「できる!」という思考になっていくことで、それが現実になることもあるだろうなと思っているので、このことを念頭に置きながら生きています。

志田:当たり前なことではありますが、どんなに小さなことに対しても「ありがとう」と言うことを、とても大事にしています。どんなに身近な人であっても必ず言うようにしていますし、やっぱり「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人って絶対いないので。結構ウザいと思われるぐらい言うかもしれないです(笑)

――紗奈からの電話の内容は第1話をぜひご覧いただきたいところですが…、もしも大切な存在から最後に“言葉”を贈ってもらえるなら、どんな言葉をかけてもらいたいですか?

福士:難しいですね。考えただけで泣いちゃいそう…。(志田へ)どうですか?

志田:「バイバイ」じゃなくて「またね」って言ってほしいです。電話でも「またね」って言う人は、すごくいいなって思うんですよ。(最後だとしても)次が見える感じがするので、「またね」って言ってほしいです。

――これまでの人生を振り返って、体当たりで突き進んでいたと思う瞬間は?

福士:何度かありますが、高校1年生で応援団をやったとき。とてもきつくて!体育祭当日(の披露)までの数か月間でしたが、声がつぶれるんですよ。つぶれてしまって、ほかの授業のときに支障が出るくらい。
そういう辛いことを好んでやるタイプではなかったのに、なぜか流れで(応援団に)入ってしまったんですよね。毎日朝練がありましたし、遅刻をすると先輩に怒られる。嫌だな、やめたいな、と思いながら、でも頑張って練習をたくさんやったな…という思い出があります。
割と“逃げる人生”だったのですが、初めて辛いところに身を置いて成長した瞬間ですね。

志田:主演作を2本並行して撮影していた時期ですね。毎日、頭がパンクしそうなくらい大変で、睡眠時間も短いし、セリフも本当にたくさんあって……。正直、自分でもよくやっていたなと思います(笑)
でも、現場に行くと楽しくて、周りの方にも支えていただいていたからこそ、なんとか走り切れたんだと思います。今振り返ると、たくさんの人に背中を押してもらいながら、必死に食らいついていた時期だったなと思います。

――本作はミステリー作品ということで、お2人は最近“新たに発見したこと”は何かありますか?

福士:(ためらいつつ)これなんの話?って思われると思うんですけど(笑) “思考には次元がある”っていう話。
例えば…、
1次元の思考は「お腹すいた」「食べたい」。
2次元の思考は「お腹すいたけど、今はダイエットしているから食べない」。
ここまでは普通に考えるじゃないですか。

3次元の思考になると「お腹すいたけど、我慢することは自分にとって本当に良いことなのか。なんでこんなことを考えているんだっけ?」。これがいわゆる“メタ認知”と言われるところ。
さらに、今までの思考に対して疑問を投げかけるのが4次元の思考。「自分がなりたい根本は何だっけ?」みたいな。
5次元の思考は、起きている出来事や刺激に対して「どの次元で自分は考えるべきなのか」を考えるところ。

なんとなく「思考には次元がありそう」と思っていましたが、それをChatGPTに聞いたら、まさに!という答えが返ってきました。

――出典は書籍などではなくChatGPTなんですね(笑)

福士:ChatGPTですね(笑) 自分は5次元から物事を考えるタイプで。5次元から4、3、2…と戻っていきます。「そういうふうに考えているよね?」とChatGPTに言われて「そうかも!」と(自覚しました)。
1、2次元の思考で本当は十分なのに、常に5次元の思考なので疲れます(笑)でもそんな考え方の自分を認識したことで、今、6次元目の自分が現れているわけじゃないですか。メタのメタみたいな。そういうことを考えている時間が好きです。

志田:私は…食べることが好きなんですが、毎食くらい麺やグミを食べたりしているので、ある意味偏食なのかな?と最近思い始めました。

福士:普通に偏食じゃない?(笑)

志田:今まではそれが普通だと思ってたんですよ!(笑) 3食麺、週7回麺とかだったのですが、自分の中ではそれが普通で、ただ単に「麺が好きなんだ」と思っていたんですけど…。自分が偏食なんだなと気がつきました。

福士:3次元の思考だね(笑)メタ的な思考にいったわけだ。

志田&スタッフ一同:(笑)

――紗奈を一途に愛している津倉。ずばり、お2人にとって“愛”とは?

福士:津倉の気持ちがすごく分かる気がします。無償の愛というか…「全然死んでもいい」という津倉の言葉が、自分も腑に落ちる。主語の置き換えができるというか、自分を主語に置かなくても100%の行動ができるのは“愛"が故なのかなと思います。

志田:自分が犠牲になってでも守りたいと思える存在がいること、それがすごく“愛”なんじゃないかなって思います。ペットを飼っているんですけど、その子たちに対して、何があっても守ってあげたいって思うんです。見返りを求めるものでもないし、言葉にできるものでもない。ただ大切で、幸せでいてほしいと思える。その気持ちこそが、愛なのかなって思います。

福士:それってすごいことだよね。ペットや恋人は血がつながっていないし、家族の中で夫婦も血がつながっていない。それでも愛を抱くのが不思議で、すごいことだなと思います。

――最後に本作をご覧になる方へ、見どころをお願いいたします。

福士:みんな裏の顔や隠し事を持っています。爆弾事件1つとっても、そこにはいろんな思惑があって、「この人がこれに関わっていたんだ!」という衝撃的事実が、回を追うごとに明らかになっていく。最後まで謎を引っ張るのではなく、毎話少しずつ紐解かれていくところが、真実に近づいていく感じを視聴者の方も一緒に追っていけるんじゃないかなと思います。解決した先にまた謎がある…という展開もあるので、スピード感も感じていただけると思います。

志田:“二面性”が紗奈のキーワードかなと思います。割と序盤で「こういうことだったんだ!」って解決できると思うんですけど、どんな二面性があるんだろうっていうのを、楽しみにしていただけたらと思いますね。

福士:いい意味で期待を裏切ってくるキャラクターになっていると思います!

【福士蒼汰 Profile】
1993年5月30日生まれ、東京都出身。
連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)でのブレイクを筆頭に、数々のドラマ・映画で存在感を発揮。卓越した語学力を武器に、海外ドラマ『THE HEAD』Season2(2023年/Hulu)や韓国ドラマ『恋の通訳、できますか?』(2026年/Netflix)へも出演。2027年公開予定の台湾映画『花臉猫:修羅道』ではW主演を務めるなど、活躍の場を世界へと広げている。日本テレビ系連続ドラマ主演は『愛してたって、秘密はある。』(2017年)以来9年ぶり。

【志田彩良 Profile】
1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。
2013年から雑誌『ピチレモン』の専属モデルとして活動し、2014年に短編映画『サルビア』で女優デビュー。ドラマ日曜劇場『ドラゴン桜』や映画『かそけきサンカヨウ』などで注目を集める。近年の主な出演作は、ドラマ『マル秘の密子さん』(2024年)、連続テレビ小説『あんぱん』(2025年)、ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』(2026年)など。

■日本テレビ系10月期新日曜ドラマ
『ハイド&シーク 0秒前の彼女』

毎週日曜よる10時30分より放送

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写真・取材・文:entax編集部