entaxが注目の次世代アーティストを紹介 『NEXT BREAKERS』MUSIC第4弾 モデル4人の個性が生むノスタルジック・サウンド オルタナティブロックバンド「蛇崩」
entaxが発信する新たな音楽企画『NEXT BREAKERS』
テレビ番組で国内外を問わず数々のアーティストをブッキングし、音楽ライターとしても活躍するプロデューサー・喜久知重比呂が、“これから来る”次世代アーティスト「NEXT BREAKER」を紹介し、その魅力を深掘りしていく。
entax読者のみなさんも“最初のファン”になってアーティストを応援してほしい。次のビッグアーティストをつくるのは、テレビでもレーベルでもなく、応援している読者の皆さん。一緒に未来をつくっていきたい。
来年春にはentax主催の音楽フェスも開催予定。フェスもみなさんと作っていきたい。みなさんが見つけた新しい才能をぜひ教えてほしい。
4組目は、同じ事務所に所属するモデル4人組。ノスタルジックなサウンドを奏でるオルタナティブ・ロックバンド、蛇崩が登場!

蛇崩 (左から)キーボード/サックス:大谷内凛平 ベース:平井佑人
ドラムス:金栗歩 ボーカル/ギター:黒澤怜慈
モデル・俳優として活動している4人組
ーみなさんモデルとして活躍されているんですよね。
黒澤:
スタンフォードという事務所でモデルや俳優をやっています。
ー今日はこのスタジオで練習ですか?
金栗:そうです。ベースはこのスタジオで、週一ぐらいで集まって練習してます。もちろん、ライブとかの前はかなり回数を増やします。

バンド『蛇崩』が誕生した場所
ー このスタジオのある場所が「蛇崩(じゃくずれ)」ですよね?
黒澤:
ここがハンド名の由来なんです。このスタジオで結成したと言っても過言ではないです。
黒澤:
最初は黒澤、金栗、平井の3人でバンドでやっていて、バンド名を決めようという時に、かっこいい英語の名前とかいろいろ考えてたんですよ。
平井:
ここのスタジオの名前って何みたいな話から、この場所なんて言うんですかって。「蛇崩ですよ」と聞いて、「蛇崩」かっこいいなって。
金栗:
「蛇崩」って聞いたときにグッときたんですよ。

ーバンドのはじまりを教えてください。
黒澤:
最初は僕とドラムスの金栗の2人で遊び感覚みたいなところから始まって、バンドを組みたいなと思って、ベースを探してました。
平井:
黒澤くんと仕事で仲良くなって、僕もバンドやりたいなと思っていて。そしたら、「ベースやらない?」って声かけてくれたんです。楽器自体やったことなかったんですけど(笑)。趣味増えるし、芸の肥やしになるかみたいな気分で。
大谷内:
僕が誘われたのは3人のバンドが出来て間もない時だと思うんですけど、「遊びに来ない」と言われて、行ったら組みましょうみたいな(笑)。バンド名も知らないのにいつの間にかメンバーになってたみたいな(笑)
ー大谷内さんにあえて加わってもらおうと思ったのはなぜですか?
黒澤:
バンドの中にリードを演奏してくれる人ってやっぱ大事だなと。曲にディテールを出すためにキーボードの存在が大きくて。凛ちゃんは一番音楽歴が長くて、ずっとクラシックをやっていたんです。彼が加わると蛇崩が世の中に出るかもしれないというのが見えてきて・・・なによりも楽しかったんですよ。
金栗:
3人に足りないやさしさがあるなと。
平井:
マイルドさがね。
全員:
(笑)
黒澤:
彼が入っていなかったら、違う路線になっていたかもしれないです。
平井:
音楽の先生の知識もあるので、いろいろ決めてくれたり修正してくれる。すごく頼りにしてます。
ー一番最後に加入したけど、今ではバンドの核になっている?
黒澤:
間違いないです(笑)
ー作詞作曲が黒澤さんですね。どんな風に曲が出来上がっていくんですか?
黒澤:
まず作詞をします。ギターでコードを作って、サビから作ります。詞の一番強いところからできるんです。まずサビを歌いたいなってなるんですよ。それが骨だとすると、そこから肉を付けていく。
4人の異なるルーツが産んだノスタルジック・サウンド



―それぞれの音楽のルーツを教えてください。
黒澤:
音楽を趣味として聴き始めたのは、中学3年生の卒業間近の頃です。当時MDが流行っていて、ダビングして貸し合うみたいな。好きな子がRADWIMPSとかBUMP OF CHICKENの入ったMDを持っていて、話を合わせるために聴くようになって(笑)。それでバンドにはまりました。邦楽がメインで、高校の軽音楽部で初めてバンドを組みました。
金栗:
僕は育ちがスペインで日本の音楽とか全く聴いてなくて。お母さんがすごく音楽が好きで、お兄ちゃんとライブに連れて行ってもらったりして。Red Hot Chili Peppers、Green Day、Arctic Monkeys、My Chemical Romanceとか聴くようになって、その当時英語知らなかったから曲だけで聴いて。テクノとかヒップホップとかレゲエとかも聴いてました。そして、スペインでドラムを始めました。
―ここで邦楽と洋楽が出合いましたね。
平井:
親父が徳永英明と竹内まりやしか聴かない人だったんです(笑)。小学3、4年生の時に家族でドライブに行った時に、中学生の兄貴がリンキン・パークのアルバムを聴いていて。なんだこれはと。それがきっかけで、Lymph Bizkit、Rage Against the Machine、Kornといったハードなミクスチャーロックにハマりました。
ーライブでいうと、モッシュしたりダイブしたりするような感じですね。邦楽、洋楽、ミクスチャーときて・・・大谷内さんは?
大谷内:
クラシックです(笑)。4歳からピアノを習っていて、中学で、ブラスバンド部に入ってサックスを始めたらどちらも楽しくて。音楽の強豪校ということもあって全国大会に行くようなところだったんですよ。中学は部活漬けでした。大学は教育学部の音楽で教員免許も取ったんですが、東京に憧れがあって。上京して音楽教室で教えてました。そこから突然人の前に立ってモデルになろうと。
―雨のミュージックビデオ見た時に、映像もかっこいいんですけど、演奏する姿にさすがモデルだなと思いました。モデルの仕事がバンドに活かされている点はありますか?
黒澤:
ライブって人前でパフォーマンスするじゃないですか、絵として見られる側面もある。そう考えると活きてくるかなと。人前に立つことがステージでも通じるところがあると思います。
―なんどかライブを拝見してますが、どんどんメンバーの息が合ってきているのがわかります。どこでもいつでも演奏するよっていう気楽な感じもいいですね。
大谷内:
ここでやってくださいと言われたら、ぜんぜんやりますよみたいな感じですね(笑)
黒澤:
ライブに飢えてます(笑)
―ライブをこなしてきて周りの反応とかいかがですか?
大谷内:
例えば、PAさんとか音楽をよく知っているような方にウケが良くて、ベタぼめしてもらうことがよくあってうれしいです。
平井:
あれなんか不思議だよね(笑)。
―玄人受けする感じですね。ノスタルジックな雰囲気もいいと思います。
平井:
4人ともルーツがバラバラじゃないですか、それが合わさっていくと、こうなるのかと思います。

―オリジナルは何曲ありますか?
黒澤:
リリースしているものが7曲、制作中のものが2曲です。
―作詞作曲をしている黒澤さん、作品作りで大事にしていることを教えてください。
黒澤:
なるべく自分本位にならないように、4人のバイブズとか気持ちが曲になったらいいなと思っています。あまり最初からいろいろ言わないように、最初からガチガチに構成を決めずにやってます。そのせいか最初の音合わせで、いいフレーズが生まれやすいですね。
―ライブで大事にしていることはありますか?
黒澤:
リリースした楽曲とライブはだいぶ違うんです。楽曲は一度リリースすると修正ができないけど、ライブはライブでアレンジします。僕の感情を大事にしてます。メッセージをうまく伝えようとするのではなく、自分で書いた歌詞、自分で作った曲なので、僕が感情で歌えば何か伝わると思っています。感情を大事にしています。
大谷内:
(黒澤が)フロントマンになるので、僕らは彼の様子を見ながらやってます。どんなテンションかなとか。
こだわりのミュージックビデオ『熱帯夜』
ー 「熱帯夜」のミュージックビデオはメンバーが登場しない、ショートムービー仕立てですが、これはどんな狙いですか?
黒澤:
ぜひ聞いてほしかったんです!監督と僕が主体になって進めてたんですけど、リリースまで時間がなくて。なるべくコンパクトに撮影しなくちゃと。ミニマムだけどエッセンスがちゃんとあるような物語にしたいという無茶ぶりを監督にお願いしたんです。「熱帯夜」という曲は、すごく暑くて寝苦しい夜だけど、ちょっとHなことがあれば最高の夜だよ・・・みたいな曲なんです。それで、そういう関係の2人をのぞき見しているような映像にしたんですが、誰がのぞき見しているのってなって。監督が「扇風機じゃない」って。あの映像は扇風機がゆっくり首降ってるんですよ。この監督、天才だなと思いました。
―出てくるアパートの雰囲気もいいですよね。ノスタルジックで。
黒澤:
あれは僕の家です(笑)。
―4月にリリースした『ノスタルジア』はどんなアルバムですか?
金栗:
7曲のレコーディングが終わって、タイトルをどうしようかとなったんです。俺たちの曲を聴いて、よく言われるのが「ノスタルジック」なんですけど。じゃあ最初のアルバム、「ノスタルジア」でいいんじゃないと。

―今後の予定について教えてください。
黒澤:
ライブに向けて練習をしています。近いうちにライブの予定も発表します。
金栗:
ライブに向けて曲作りをしていますし、今年は曲つくりにも集中します。
―今後の目標を教えてください。
平井:
フェスに出たいですね。すごくフェスで演奏してみたいですね。
黒澤:
野外でやりたいですね。
平井:
フェスはいい機会になると思うんです。普通のライブだとお目当てを目的に来るけど、フェスだとついでに見るかとかなりますよね。
金栗:
知らない人に知ってもらえる。
平井:
それもチャンスなんで。
金栗:
バンドとしてまだ見てない景色がいっぱいです。
蛇崩プロフィール
同じモデル事務所に所属するメンズモデル4名にて結成されたオルタナティブロックバンド。一緒にバンドを組んで活動していた黒澤怜慈(ギターボーカル)と金栗歩(ドラム)が、バンドの休止を期に新たに平井佑人(ベース)、大谷内凛平(サックス、キーボード)をメンバーに誘い、4ピースバンド「蛇崩」として活動をスタート。
2024年6月に結成。
2026.04.22(WED)に待望の1st Album「NOSTALGIA」をリリース。
1st Single「雨」を筆頭に、疾走感あふれる軽快なサウンドが印象的な2nd Single「愛を許すな」など、蛇崩の世界観を存分に堪能できるラインナップとなっている。
雨(Official Music Video)
熱帯夜(Official Music Video)
インタビュー:プロデューサー・喜久知重比呂
レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズなど数々のアーティストを日本のテレビ番組にブッキングし生ライブをプロデュース。国内外のミュージシャンとも交流し音楽フェスをプロデュース・演出。音楽・映画・アートなどのライター、DJとしても活躍中。現役の美大生。その知識とパイプを活かし、注目のアーティストを紹介していく。
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写真:山本菜々子