entaxが注目の新人アーティストを紹介 『NEXT BREAKERS』音楽編 第2弾 サーフィン、ロック界のスーパースターを父に持つヘンドリックス・フランケンレイター~フジロックのメインステージで初パフォーマンス

entaxが発信する新たな音楽企画『NEXT BREAKERS』。テレビ番組で国内外を問わず数々のアーティストをブッキングし、音楽ライターとしても活躍するプロデューサー・喜久知重比呂が、“これから来る”アーティスト「NEXT BREAKER」を紹介し、その魅力を深掘りしていく。

entax読者のみなさんも“最初のファン”になってアーティストを応援してほしい。次のビッグアーティストをつくるのは、テレビでもレーベルでもなく、応援している読破の皆さん。一緒に未来をつくっていきたい。

:フジロックに出演したヘンドリックス・フランケンレイター今回紹介するのは、この夏約12万人を動員したフジロック・フェスティバル。そのメイン・ステージに登場したサーフミュージック界の新星ヘンドリックス・フランケンレイター。サーフィン、そしてロック界のスーパースター、ドノヴァン・フランケンレイターを父に持つヘンドリックス。フジロックのメインステージであるGREEN STAGEで、父ドノヴァン・フランケンレイターのバンド・メンバーとして登場。父譲りのメロウなギターに歌も披露した。ステージの余韻が残る中、バックステージで日本のメディアで初インタビュー。

ヘンドリックス・フランケンレイターの写真

―フジロックのステージはいかがでしたか?

ヘンドリックス:雨が上がったあと、客席の向こうに木々の上から雲が湧き上がっていく景色が見えて、本当に幻想的でした。ステージに立っている間は一瞬一瞬を心から楽しみました。すでに、またあの感覚を味わえる日が待ち遠しいです。

―お父さんのドンヴァンには何度もお会いしていて、あの時に一緒だった少年がこんなに大きくなったんだと・・・。 日本は何回目ですか?

ヘンドリックス:子供の頃から5回目です。前回からもう10年近くも経っているんですよ(笑)。

―印象に残っている思い出はありますか?

ヘンドリックス:一番の思い出は、兄と一緒に山へマス釣りに行ったことです。景色が本当に素晴らしくて、大自然の中で兄と特別な時間を過ごせたことは、今でも忘れられません。

―フジロックも大自然の中ですが、いかがですか?

ヘンドリックス:前回フジロックに来たのは3歳の頃だったので、ほとんど覚えていないんです(笑)。だから今回は、初めてフジロックを体験したような感覚でした。本当に穏やかで心地いい雰囲気でした。山々や自然に囲まれた環境はとても特別で、これまで訪れたフェスの中でも間違いなく一番美しいフェスティバルだと思います。

ヘンドリックス・フランケンレイター

ハワイの大自然やサーフィンが産んだサウンド

ミュージシャンの父ドノヴァン・フランケンレイターは「フリー・サーファー」としても有名。「プロ・サーファー」のように大会などには一切出場せず、波に乗るだけでスポンサーからお金をもらえるという、サーファーたちの夢が「フリー・サーファー」。サーフィン界の「生きる伝説」である。

―あなたはプロレベルのサーフィンの実力を持っていますが、子どもの頃からサーフィンをしていたんですね。

ヘンドリックス:父が本当に小さい頃から海へ連れて行ってくれました。サーフィンはずっと僕の人生の一部であり、一番自分らしくいられる場所でもあります。

―ハワイのカウアイ島で育ったことは、音楽やサーフィンにどんな影響を与えましたか?

ヘンドリックス:カウアイで育ったことは、音楽にもサーフィンにも大きな影響を与えています。島には本当に素晴らしいサーファーがたくさんいて、幼い頃から彼らの存在に刺激を受けてきました。

ヘンドリックスの父・ドノヴァン・フランケンレイター
父・ドノヴァンとヘンドリックス・フランケンレイター

父・ドノヴァン、息子との共演に「夢が叶った」

インタビューを隣で見守っていたヘンドリックス・フランケンレイターの父であるドノヴァンにも話を聞いてみた。

―フジロックの思い出を聞かせてください。

ドノヴァン:このフェスの空気感が大好きなんだ。ここには今まで演奏してきた中でも最高のお客さんが集まっている。思い出も笑い話もたくさんあるし、日本に来るのはいつだって楽しみなんだ。

―フジロックでヘンドリックスと共演していかがでしたか?

ドノヴァン:夢が叶ったような気分だったよ。同じステージに立てるなんて、そんな日が来たらいいなって願っていたからね。それが実現したなんて、本当に特別な瞬間だった。

―ヘンドリックスの音楽の才能はいかがですか?

ドノヴァン:短期間でここまでギターが上達したのは、本当に驚くべきことだよ。それだけじゃなく、彼が書いてきた曲も素晴らしい。僕は彼の曲作りには一切関わっていない。あの楽曲を書き上げ、ここ数年で自分の音楽としてここまで形にしてきたのは、すべて彼自身の力なんだ。本当に特別な才能の持ち主だと思うし、みんながその音楽を聴ける日を僕も心から楽しみにしているよ。

ヘンドリックス・フランケンレイターと父・ドノヴァンの写真

父・ドノヴァン・フランケンレイターの影響

―お父さんのドノヴァンからは、どんな影響を受けましたか?

ヘンドリックス:父の姿を見て育ったことが、何よりの刺激でした。サーフィンと音楽、その二つを一緒に楽しみながら過ごす時間以上に幸せなことはありませんでしたし、僕のエネルギーを注ぐ場所はほかには考えられませんでした。

―音楽を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

ヘンドリックス:子どもの頃からずっと音楽のある環境で育ち、父が演奏する姿を見てきました。その姿は、いつも僕に「ギターを手に取って、自分だけのサウンドを作りたい」と思わせてくれる憧れでした。

中学生の頃にバンドを組んでいて、数年間一緒に演奏していました。バンドが解散してからは音楽から離れてしまい、本当の意味で音楽への情熱を取り戻したのは19歳のときです。そこから本気で音楽に向き合うようになりました。

ヘンドリックス・フランケンレイターの写真

リラックスしている時に生まれる癒しのサウンド

―曲のアイデアはどんなときに浮かびますか?

ヘンドリックス:毎回違います。頑張りすぎたり考えすぎたりしていないとき、リラックスしている時に生まれることが多いです。できるだけ心をオープンにして、曲が自然に形になっていくのを大切にしています。

―ライブではどんなことを一番大切にしていますか?

ヘンドリックス:できるだけリラックスして、ステージに立っている一瞬一瞬を楽しむことです。ライブの時間は本当にあっという間なので、いつも「今、この瞬間」に集中するよう心がけています。

―今後の予定を教えてください

ヘンドリックス:これからライブの予定がたくさん入っています。新しい楽曲もたくさん完成していて、早く皆さんに届けたいです。

―また日本で会いましょう!


Hendrix Frankenreiter - Wise Beyond Words

Hendrix Frankenreiter - Wanna Go 

Hendrix Frankenreiter - Walk A Path

ヘンドリックス・フランケンレイター Hendrix Frankenreiter 

ハワイ・カウアイ出身のシンガーソングライター。ギタリスト、サーファー。ハワイの自然にインスパイアされた音楽で知られている。世界的なフリー・サーファーで、サーフミュージックで有名な父ドノヴァン・フランケンレイターを父に持つ。子供の頃から世界中を旅し、さまざまな音、風景、文化を吸収。このグローバルな経験と、自然やサーフカルチャー、音楽への深い没入が、彼の芸術的な視点を形成。普段はカウアイ島でサーフィンや釣り、ハイキングを楽しんでいる。

インタビュアー:喜久知重比呂

レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズなど数々のアーティストを日本のテレビ番組にブッキングし生ライブをプロデュース。国内外のミュージシャンとも交流し音楽フェスをプロデュース・演出。音楽・映画・アートなどのライター、DJとしても活躍中。現役の美大生。その知識とパイプを活かし、注目のアーティストを紹介していく。

 

☆次回以降の予告☆

サマーソニック出演が決まったシンガーソングライターが登場  

 

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 取材・文・写真:喜久知重比呂