映画『青春ゲシュタルト崩壊』 佐藤新(IMP.)&渡邉美穂に単独インタビュー 渡邉が困惑した、佐藤と映画Pのマニアックすぎる休憩中の過ごし方とは?
映画『青春ゲシュタルト崩壊』でW主演を務める佐藤新(IMP.)と渡邉美穂にentaxが単独インタビュー。お互いの印象や一番好きなこと・ものについて語ってもらった。
原作は、小説サイト『野いちご』にて、2016年から開催されている小説コンテスト『野いちご大賞』の第5回大賞作品、丸井とまとの『青春ゲシュタルト崩壊』(スターツ出版文庫)。
本作は、<個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと=自分の顔が見えなくなる>と原作で表現される【青年期失顔症】になった女の子が、新たな出会いを経て成長していく物語。派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2 年生の朝比奈聖(あさひな・ひじり)を演じるのはIMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新。ある日、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう間宮朝葉(まみや・ あさは)を演じるのは、日向坂46の元メンバーで卒業後は俳優として幅広く活躍をしている渡邉美穂。
■佐藤「今日はぐっすり気持ちよく寝れそうです!」
−−本作への出演の話を聞いた時の感想や脚本を読んだ時の感想を教えてください
佐藤:音楽番組の登場10分前ぐらいに知らされて、心臓バクバクでサプラ〜イズされて…。歌番組に気が気じゃない状態で臨んだのがすごく記憶に刻まれてるのと、原作を読んで、こんなにリアルで共感性が高くて、心にグサグサ刺さるようなメッセージがいっぱい詰め込まれてる作品を久々に見たなって。すごく人気の小説でもあるので、いい作品にしなきゃいけないなっていう責任感でいっぱいでした。
渡邉:原作を読んでみて、めちゃくちゃ(この役を)やりたい!って思いましたね。間宮朝葉という女の子が、私の経験と重なることが多くて。朝葉はバスケ部の部員で、次期部長候補で…部員同士の板挟みになっちゃって、頼られるけど、それが負担になっちゃう時もあって…みたいなところが、めちゃくちゃ高校時代の自分だなと思って!私もずっとバスケ部で、部長だったんですよ!でも、消去法でなっちゃった部長(笑)
佐藤:(朝葉と)違うところそこだけなんだよね(笑)それ以外全部朝葉!
渡邉:いろんな人の板挟みになって“どうすればいいんだろう?”みたいなのを経験したことがあったので、痛いほど彼女の気持ちも分かって。当時、私はどちらかというと自分を押し殺す方を選んでしまって、本音も言えなかったし…。でも、当時何か行動を起こして自分を変えることができたか?って言われたら、たぶん、あの頃の私にはできなかったので、この小説を読んだ時に、変わっていこうとする朝葉と変えてくれようと手を差し伸べてくれた聖を見て、あの頃の自分にこの作品を教えてあげたいなって。この作品をやることで、自分の過去も認めてあげられるというか、自分の過去がこうやって役に反映できる日が来るなんて思ってなかったので、苦しかった過去も無駄じゃなかったんだなって、この作品を通して思えたので、この役は絶対に私がやりたいって思いました。

−−お二人は初共演ですが、お互いの印象や第一印象から変わったなと思うところは?
佐藤:初対面は、ほんとドキドキだったんですよ。僕、お芝居する前はコミュニケーションを取りたい人なので、“実際に会って寡黙な方だったらどうしよう?”って思ったけど、「おはようございます。初めまして、IMP.の佐藤新です!」って最初にあいさつした瞬間に、“たぶん、この方だったら大丈夫だ!コミュニケーション取りながら撮影できそうだな”って初日で感じられたのがすごくホッとしました。
渡邉:…ありがとうございます!(笑)
共演するってなって、佐藤さんやグループのことを調べたりとか映像を見たりして… “キラキラしてる!自分とは住む世界が違うかも!”とか思いながら、“すごいな、オーラ…”と思って、実際会ってみたらラフな方だった。変に構えてたけど、いざしゃべってみたら“めっちゃ明るいじゃん!”みたいな(笑)
佐藤:渡邉さんは芝居に入ってからのギャップの方がすごかったかも。お芝居とか脚本によるとは思うんですけど、映画『青春ゲシュタルト崩壊』では結構パキッと(役に)入ってるイメージが強かったです。

渡邉:私、基本的にずっとふざけてるんですよ、人生(笑)
(佐藤さんは)めちゃくちゃストイックでプロだなって思いました。撮影を通していく中で、どこまでもプロだし、いろんなことを考えてるんだなと。カットがかかって、監督がオッケーってなって、“次のカット行こうか”ってなったとしても、たぶん自分の中でちゃんと正解を導き出せなかったら、“もう一回やっていいですか?”って、ちゃんとストイックに突き詰めるタイプだよね?
佐藤:うん!
渡邉:なかなか言い出しにくいことだから、ちゃんと言えるってすごい大事だと思って。自分のためでもあるし、作品のためでもあるから。そこに付き合ってくださる現場の皆さんもすごく温かいし、きっと佐藤さんの誠意が伝わってるからこそなので、私も見習いたいなって思いました。
佐藤:今日はぐっすり気持ちよく寝れそうです!!!(喜)いっぱい褒められたな!(笑)
P:(佐藤さんは)本当にすごい!魅せ方がしっかりしてる。
佐藤・渡邉:話に入ってきた!(笑)プロデューサーです!
P:(佐藤さんは)こっちが指示しなくても、自分の頭のてっぺんからつま先までどう見せたら、一番良い見え方、映り方するかが体に染み付いてる!プールで練習した時も、ずっと一人で寡黙に泳いでた。誰も見てないのに(笑)
佐藤:(笑)どうやったら選手っぽい角度かな?みたいな。これだとダメかな?こうかな?って(笑)

■渡邉「好きなものなんなんだろ…?」
−−映画の中では【好きなもの・こと】をお互い共有し合うシーンがあったかと思いますが、お二人が一番【好きなもの・こと】はなんですか?
佐藤:…スイカ以外で出したいな(笑)
渡邉:いろんな面見せてこ!(笑)
P:あれは?(ジェスチャー)
佐藤:それだ!…イヤホンですね!イヤホンいっぱい持ってます。ワイヤレスも持ってますし、ちょっと背伸びしたお値段で、有線のイヤモニみたいなプロ用のイヤホンも頑張って買っちゃうぐらい、音に対するこだわりがめっちゃあります。“このイヤホンは低音が、でもこれはちょっと違う”みたいな。1、2時間ぐらいイヤホン専門店で、“この人何してんだろ?”って思われながら、ずっと試すぐらいこだわりがあります!
P:映画の撮影(の休憩)中に『名探偵コナン』の映画版のオープニングテーマを当てるクイズ一緒にやってたもんね(笑)
佐藤:これは何年度のコナンのオープニングでしょう?って(笑)
渡邉:全くわかんないから、何やってんだろう?って(笑)マニアックすぎて(笑)テーマ曲は一緒?
佐藤:テーマ曲は一緒だけどアレンジが違う!すごいコアなゲームやってました(笑)
渡邉:うらやましいです。私こだわってるものとか無いんです…。何もない空っぽの人間みたいな感じ。好きなものなんなんだろ…?
P:カプセルトイじゃない?
渡邉:あ!!!カプセルトイめっちゃ好きですね(笑)恥ずかしいから言わないでください!(笑)最近25歳になったんで、我慢しようと思って…。でも今、流行ってますよね!?最近『オシャレ魔女♥ラブandベリー』のカプセルトイが出てて…8400円分ぐらいやっちゃって!どうしても欲しいものがあって(笑)
佐藤:『ラブandベリー』ってどういうやつ?
渡邉:カードゲーム! 〜♪歌唱中♪〜 変身させてリズムゲームやるの!
佐藤:あー!衣装のカードがあるやつ?
渡邉:そうそうそう!あと『クレヨンしんちゃん』が大好きなんですよ!しんちゃんもカプセルトイとかコラボグッズが多くてキリがないですね(笑)

−−最後に、本作を楽しみに待つ方へメッセージをお願いします。
佐藤:学校ものっていうイメージが強いと思うんですけど、共感性が高くて、どの年代の方が見ても必ず得られるものがある作品になったと確信しているので、ぜひぜひチェックをお願いします。
渡邉:お芝居をやらせていただいて、完成したのを見て、なんか人って…。待って、金八先生みたいなこと言いそう(笑)人って一人では生きていけないんだよなって。特に10代の頃とか大人になっていく段階の時って、“自分はもっと大人にならなきゃ、自立しなきゃ”とか思うんですけど、それって自分で全て解決して、完結できるようになることが大人になることじゃなくて、うまく人に頼ることができるようになるのも大人なのかなと。自分が辛い時に誰かに吐き出せたり、助けてほしい時に誰かにもたれかかってみたりとかって、すごく生きる上で大事だなっていうのが感じられる映画。
この映画では朝葉に聖が手を差し伸べてくれたんですけど、そういうちょっとした人の優しさが自分の人生において重要なものになってくると思うので、この作品を通して、生きる上でのちょっとした学びというか、きっかけみたいなものを感じ取っていただけたらうれしいなと思います。

◆entax合同インタビューはこちらから
https://www.entax.news/interview/202506111800.html
映画『青春ゲシュタルト崩壊』は6月13日(金)より全国公開
■出演
佐藤新(IMP.) 渡邉美穂
田辺桃子 新井美羽 水橋研二 濱田龍臣 藤本洸大 河村ここあ 福室莉音 愛来
戸田菜穂 / 瀬戸朝香
■原作
丸井とまと「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版刊)
■配給:NAKACHIKA PICTURES
■ストーリー
ある日突然、【青年期失顔症】を発症してしまい、周囲に知られてしまうことを恐れた朝葉は誰にも言えず一人で悩んでいた。そんな、朝葉の異変に気が付いたのは、唯一、同級生の聖だった。聖は朝葉に「今までと変えなくていいの?」と問いかける。彼に振り回されながらも、朝葉は本当にやりたいこと、好きなことは何か、自分自身を見つめ直しはじめ、次第に聖の存在が朝葉の中で大きくなっていく。同じく聖も朝葉と一緒にいるうちに、ずっと抱えていた“あること”に向き合うように…。
写真:Ⓒ️entax
Ⓒ映画「⻘春ゲシュタルト崩壊」製作委員会
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