「(学校)行かなくていいんじゃん?」みりちゃむ、ハブられた中学生時代に母から言われた言葉に感謝…10代の心を救った忘れられない言葉たち
9月1日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』のテーマは“10代のメンタルヘルス”。10代の出演者たちがいじめにあった時の相談相手についてDEEPに語り合った。
10代は心も体も大きく変化し、揺らぎやすい時期。不登校やいじめの認知件数は年々増え続け(文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」)、 昨年、中高生の自殺者数は過去最多に(厚生労働省及び警察庁「令和7年中における自殺の状況」)。若年層のメンタルヘルスが今、深刻な課題となっている。
実際、10代の女性からは、「親に相談はあんまりしない。わざわざ大きいことを言おうとは思わない。言ったら大きくなりやすいから、面倒くさいんで」といった本音が。
他にも、「結構、大人は“大丈夫、なんとかなる”とかで済ませてくるけど、“そんな簡単なことじゃないのにな”とかは思っちゃう時はあります」といった声が聞かれた。

スタジオでは、中学時代にハブられた経験があるというみりちゃむに対し、MCの上田晋也が「その時期に親とか、学校の先生とか、他の大人でもいいんだけど。誰か相談したことはあるの?」と質問。
するとみりちゃむは、「当時の担任はちょっと頼りない感じで」と切り出し、“ハブられてるんです、学校行ってないです”と相談した時に、「“本当にハブられているのか?”っていうふうに疑われたこともありました」と疑われた経験を回顧。
学校のカウンセラーに相談した際も、マニュアル通りの対応だったと感じたというみりちゃむは、「“こうした方がいいんじゃないか”っていうアドバイスをくれるんですけど。“アドバイスより話を聞いてほしいな”っていうふうには、当時思いましたね」と胸の内を明かした。

続けてゆめぽても、SNSで友だちが急に“いいね!”をしてくれなくなったことに引っかかり、親に、“いいね!最近してもらえへん”と相談。
それを聞いた親は、“忙しいだけちゃう?見てへんだけちゃう?”と返してきたそうで、「“そういうことちゃうねんな”ってなって。“もういいか”って思って、相談できなくなったりっていうのはありましたね」と、真の悩みを理解してもらえなかった歯痒(はがゆ)さを思い返した。
それに対し、上田は「“伝わんないか”って思っちゃうようなね。別に親御さんが悪いわけでもないんだけどもね」と同情し、「SNSに対しての馴染みが違うからね」と考えを口に。するとゆめぽては、「伝える言葉も自分で出てこないし、“難しい”と思って。結局、“う~ん”ってなることが多かったです」と、当時の苦悩を吐露した。

そして、ハブられた経験がある、“おひなさま”の愛称で人気の高校生インフルエンサー長浜広奈も、「本当に相談しなくて」と打ち明け、「先生に話しても、言うのはキレイ事だし。あと大ごとになるじゃないですか。会議とか開いたり、それも面倒くさくて。親にも迷惑かけたくなくて」とその理由を口に。
さらに長浜が、「あとは高確率で、大人は泣いた方の味方をするんですよ、大体が。先生は泣いた方の味方をして」と明言すると、周囲からは共感の声が。続けて長浜は、「無理に仲直りさせようとしないで、1人ずつ意見聞いてほしいです、本当に」と実体験を通じて主張した。
実は、『子どもの幸福度に関する国際比較』(出典:ユニセフ レポートカード20)において、日本は精神的幸福度が37か国中32位であり、幸福度の高い国ほど子どもの意見が十分に聞かれて、子どもの権利が根付いているそう。
その結果を引き合いに、上田が「日本では子どもの意見が尊重されづらいなんて話もありましたけれども、社会風土がメンタル不調につながるものもありますかね?」と質問。

すると、児童精神科医として多くの若者と向き合う小澤いぶき先生は、「スウェーデンだと、学校のルール作り、例えば“校庭の遊具どうするか?”とか。そういったところに子どもが参加していたり」と、他国の例を紹介。
さらに小澤先生は、「フィンランドも公園作りとか、現場で子どもの権利が大事にされていたり。フランスでも、子どもの権利を土台としたウェルビーイングの取り組みが社会全体で進められていく中で、長期的に自殺率が減っていったりということもあって」と例を挙げると、スタジオ一同から驚きの声が上がった。
そして小澤先生は、「子どもの権利を土台とした風土というのは、心の健康を支えていく上でスゴく大事なんじゃないかなと思います」と考えを明かした。

そんな中、“ツラかった時期に救われた言葉”についての話題で、みりちゃむは「母が、“そんなんだったら学校行かなくていいよ”っていうタイプだったんで」と切り出し、「(学校)“行きたくない”って言ったら、“行かなくていいんじゃん?”みたいな感じで。母親もギャルだったんで」と思い返すと、周囲は感嘆。
続けて長浜も、「小さい頃から家族が“かわいい”って言って育ててくれたので。自己肯定感が育って、今も強くなりましたね」とニッコリ。
さらにゆめぽても「高校転校したんですけど、芸能科に転校する時に、元々いた高校の先生が、“人よりも先に夢を見つけただけやから、負い目を感じず行ってきたらええねん”って言って送り出してくれたのがめちゃくちゃうれしくて」と振り返り、「1人でも信じられる人がいるのが大事なのかな」と思いを口に。“10代のメンタルヘルス”についてDEEPに語る夜となった。
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文:entax編集部