航空写真家の神、ルーク・オザワさんが夏の沖縄上空から飛行機をこだわり撮影「これが那覇の空撮の夏の日常」
ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が8月15日に放送。航空写真家のルーク・オザワさんのヘリチャーター撮影に密着した。
道行く人に“その人にとっての神様のような存在”を聞き、実際に会いに行くこの番組。今回は、以前番組に登場した航空写真家、ルーク・オザワさんの撮影旅に再び同行することに。
絶好の空撮日和
★航空写真家の神、ルーク・オザワさんの沖縄撮影旅1日目の様子はこちら
撮影旅2日目。スタッフがホテルの部屋を訪ねると、愛用の“マイ枕”で寝ていたというルークさんが部屋へ迎え入れてくれた。15年使い続けているというその枕を軽く紹介したあと、ベランダへ。「すげー!」とスタッフが声を上げるほど、空港に面した部屋からは飛行機がよく見える。「今日は絶好の空撮日和。空撮やりますよ」そう言って、ルークさんは朝のルーティンであるバナナを食べ、ヘリ撮影に向けて準備を整える。
向かったのは那覇空港。今回ヘリをチャーターするのはエクセル航空。貸切運賃は1時間52万8000円。ヘリが地面を離れた瞬間から、1分ごとに8800円が加算されていく超高額撮影だ。「俺が払うんだよ!行くぞ行くぞ!」と気合十分のルークさんとともに、普段は立ち入れない制限エリアを進み、滑走路奥のヘリポートへ。撮影用に右側のドアが外された本格仕様のヘリが待っていた。
午前10時10分、パイロットとの打ち合わせへ。高度2500フィートまでの上昇時間、着陸パターン、タキシングの動線など細かく確認していくが、飛行機とヘリの話が混ざり、思わず機長が「なかなか話が噛み合いませんね」と苦笑いする場面も。それでもルークさんは空を見上げて一言。「これ最高だよ。今日は撮れるよ」
まさかのエンジントラブルから復活!
ヘリのエンジンが始動し、いよいよルーク・オザワの空撮が始まるかと思いきや、まさかのエンジントラブルが発生。整備士から「電化系統が動いていない」と告げられ、ルークさんも思わず沈黙。「飛べないの初めてだよ」と、50年以上撮影を続けてきた神でも経験のない事態に、現場は一瞬緊張に包まれた。しかし30分後には整備完了。ヘリは無事離陸し、一気に高度800フィート(約244メートル)へ。那覇空港全体を見渡せる位置から、海と飛行機の絶景を狙う空撮が始まった。
着陸機、離陸機、空港に待機中の機体、そしてヘリ自身の速度と角度―――ルークさんはすべてを同時に把握しながら、次々とシャッターを切る。機長との細かいやり取りを重ねながら、狙いは沖縄ならではの珊瑚礁(さんごしょう)の海。「沖縄は珊瑚礁がメイン。いかに美しく見せるかなんだよ」と語り、次の離陸機を待つためにヘリは“空中静止”のホバリングへ。
そして狙いの機体が飛び立つと、珊瑚礁の海を背景に、飛行機が美しく抜けていく瞬間を捉えていく。「瀬長島まで行きたいんだよね」と、瀬長島の上を通る機体も見事に撮影。「いいね〜!やばい!これはやばいよ!」と、興奮を隠しきれないルークさんは声をあげる。
「ミッションコンプリート!」と、今回の空の旅は終了。撮影枚数は600枚に到達した。「最高!」「これが那覇の空撮の夏の日常」とルークさん。「やっぱ沖縄の珊瑚礁が世界一って言われる所以(ゆえん)だよ。そこに飛行機を絡めるんだよ」撮れたばかりの写真をスタッフに見せながら、ルークさんは興奮冷めやらぬ様子で語った。
スタッフが「ちなみに何分くらい乗ってたんですか?」と尋ねると、ルークさんは「そんな乗ってないよ?」と答えるも、横から機長が「42分ですね」と応答。それを聞いて、「40万円くらい」と笑うルークさん。スタッフが驚く中、「まけて〜」と冗談を飛ばすのだった。
ロケ終了のはずだが…?
ヘリ空撮を終えたあと、ルークさんは那覇空港から車で15分の瀬長島へ。すると突然、地べたに座り込むルークさん。「写真のためならどうでもいいんですね」とスタッフがつぶやく中、「来た!」と声を上げ、黄色い花と飛行機が重なる一枚を撮影した。スタジオのヒロミもしみじみと「きれいだな~」と声をあげる。
撮影を終えると、ルークさんがおもむろに「ロケは終了?」とスタッフに尋ねる。スタッフが「という予定でした」と答えると、ルークさんは「梅雨も明けたし、ちょっと残ろうかなみたいな」「帰られちゃうと逆に寂しいよな」と本音をこぼす。スタッフが終了しようとすると、「帰っちゃう?ありがとうございました」と名残惜しそう。
神がこの日最後に撮ったのは、20時35分発羽田行きの、スタッフ3人が乗った飛行機。「終わりのない旅」というルークさんの言葉どおり、神の撮影は最後の最後まで続いていた。
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文:entax編集部