長崎市中心街近くで3LDK一軒家の家賃が2万9000円? 激安すぎる一軒家の驚きの立地とは

お笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢と内間政成が、5月28日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。長崎県長崎市の中心街から車で10分の場所にある3LDKの一軒家に、家賃2万9000円で住める理由を調査した。

スリムクラブ(真栄田賢・内間政成)の写真

スリムクラブの2人が訪れたのは、グラバー園や出島、長崎新地中華街で有名な長崎県長崎市。目的の家に向かっていると、いきなり屈強な男たちが現れ、2人にアイマスクをつけて担ぎ上げてしまった。そしてそのまま、長崎大学のアメフト部とマッスル部の部員たちに運ばれて目的の家の前へ。

今回調査する家は、見た目こそ少々古いものの、住むには十分な設備だ。この家に住む、草野みゆきさんが2人を出迎えた。真栄田が「家賃っておいくらなんですか」と尋ねると、草野さんは「2万9000円です」と答え、2人は「安っ!」と言って驚いた。ちなみに、この家と同じ3LDKの間取りだと、長崎市での家賃相場は12万円ほどだ。

草野さんは8年前に大阪から長崎に移住し、平屋建て3LDK、広さ80平米のこの家で暮らしている。なぜ家賃が相場の4分の1なのか。さっそく2人は玄関から調査することに。

家の中はきれいにリノベーションされており、築54年とは思えないほどだ。玄関の右の部屋は6帖(じょう)の洋室で、部屋の壁に取り付けられた小さな棚には色とりどりの石けんが飾られている。「壁は自分で作りました」と話す草野さんは、この部屋で化粧石けん作りのワークショップを開催しているそうだ。

真栄田は「内職しないといけないから安くなってるとか?」「事務所的に借りているから安いとか?」と様々な理由を推測したが、どちらの予想も外れてしまった。また、窓からは緑に囲まれた景色を見渡すことができ、実はこの景色は激安の家賃と関係しているという。

続いて、2人は洗面所と浴室へ。ここで真栄田が、この場所が、生活インフラが未整備の場合が多い“都市計画区域外”だと予想したものの、上下水道と都市ガスはしっかりと整備されていた。

他にも、大きな窓のある6帖のリビングや、畳が敷かれた6帖の寝室を調査したものの、手がかりとなるようなものは見つからない。ここで、真栄田は「モノが少ない、シンプルなんですよ」と調査をするなかで抱いた違和感を指摘した。すると、草野さんは「それはかなりヒントになります」と、重要な手がかりであることをほのめかした。

そして、いよいよ激安の家賃の理由が明らかに。草野さんは、「家の外に出てみましょう」と言って2人を外に案内した。そして、家の敷地から出た真栄田は、思わず「あー!」と声を上げ、「家の前、道がどっちの方向もめっちゃ階段、長い!」と家の立地に驚いた。

そう、この家は160段以上の階段を登らないと行けない過酷な立地なのだ。2人が家まで目隠しされて運ばれたのは、特殊な立地が理由だった。実際に登ってみると息が上がるほどの傾斜で、「これ2万9000円だわ」と納得する真栄田。家の中にモノが少ないのは、荷物を運ぶのが大変だという事情があったからだった。

有限会社明生興産の桃田佳依さんによると、長崎市内はすり鉢状になっており、底の平面地の部分が中心街で、周りに住宅街があるのだとか。桃田さんは「平面地から離れるほど家賃が安くなる傾向はあると思います」と解説した。

滝沢カレンの写真

スタジオの滝沢カレンが、立地の過酷さに「家賃1万円にしてあげてほしい」と同情すると、見取り図・盛山晋太郎が「勝手に値下げしないでください」とすかさずツッコみ笑いを誘った。

さらにこの家は、10年住み続けると土地と家をもらえる“贈与型賃貸住宅”だというメリットもある。「なんでこの家を借りようと思ったんですか?」と内間が尋ねると、草野さんは「若い頃にスペインが好きで、街並みが似ているんですよね」と、長崎の街並みに惚(ほ)れ込んだことを明かした。

そして実は、草野さんは長崎県にもう1つ拠点を持っている。また、2拠点生活を始めた理由には、自治体からもらえる450万円の補助金があるという。

フェリーに乗って2時間後、たどり着いたのは壱岐島だ。壱岐島には150以上の神社があり、“神々の島”として知られている。「ここが壱岐の家です」と草野さんが指差したのは、2階建ての3LLDKS、広さ350平米の広々とした家だ。補助金450万円を受け取った理由が家の中にあるということで、2人はさっそく調査を始めた。

玄関を開けると、まず約33帖の土間が現れる。そして、さらに奥には約18帖のリビングがあり、草野さんは「この奥に珍しいモノがあるので」と2人をリビングの先に案内した。

そして、廊下の奥に現れたのは、なんと小さな鳥居と祠(ほこら)だった。真栄田は「これ家の中ですよね!?」とその光景に驚く。実は、壱岐島では家の中に祠があるのは珍しくないのだとか。

林家三平の写真

スタジオの林家三平は、「お願い事がある時、家の中で拝めばいい。江戸前で言うと粋(=壱岐)な生活ですよ」と言ってスタジオを沸かせたが、盛山が「ちょっとお帰りいただいて…」と一蹴し、スタジオは大爆笑だった。

そして、ついに草野さんが450万円の補助金をもらった経緯が明らかに。「こっちにヒントがあります」と言って、草野さんが土間の壁を動かすと、そこはまさかの隠し扉になっていた。そして、部屋の中はステンレスのテーブルや器具が置かれており、「実験室みたい」と真栄田。

実は、草野さんは石けんの製造を行なっており、これが補助金を受け取った理由だった。人口減少が激しい壱岐島は“特定有人国境離島地域”に指定されており、国が壱岐島への移住と雇用創出を支援している。島での起業には最大450万円が支給される。

草野さんは、壱岐産の塩、ゆず、温泉成分を配合した石けんの製造販売会社を起業し、450万円の補助金を受け取った。真栄田は「ちゃんと補助金を使って雇用を増やして、ちゃんと壱岐を活性化している」と草野さんの活動に感心する。

草野さんは「壱岐島の魅力をここのお家から、長崎の坂の上のお家からも発信できたらなと思っています」と話し、2人は「優勝」と言って草野さんに拍手を送った。

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写真提供:(C)ytv
文:entax編集部