平成ノブシコブシ・吉村崇「勉学ダメでスポーツもダメ」…落ちこぼれだったからこそ話せる、後輩たちへのメッセージ

平成ノブシコブシの吉村崇(45)が5月30日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。故郷の北海道で母校を訪問し、現役生たちに対面した。

札幌市手稲(ていね)区にある北海道札幌手稲高等学校。進学校として知られるこの学校で、吉村は青春時代を過ごした。吉村は「きらびやかな3年間じゃなかったんですよ」と振り返る。

就職氷河期の当時、祖父母からのすすめで公務員を目指していた吉村。進学校で勉強に励み、安定した職業に就くと自分でも思っていた。しかし、「朝からテスト、休みはテスト。初回でそれについていけなかったんです」と、勉強ができる生徒の集まった学校で、成績は低空飛行。挫折を味わった。

そんな吉村が芸人を目指したのは、高校生活の折り返しを過ぎた、2年生後半だった。吉村は「選択肢がなかったんじゃないかな。勉学ダメでスポーツもダメで、残ったのがお笑いしかなかったんじゃないですかね、自分の持っている能力の中で」と思い返す。「北海道に残ることは考えてなかったです。やっぱ落ちこぼれた僕を知ってる人がいるから」と、逃げるようにして上京した。

思い出のラーメン店で、高校卒業以来、約28年ぶりに親友と対面した吉村。顔をほころばせながら「三悪友のうちの1人です」と紹介する。99%近くの進学率を誇る高校で大学に行かなかった“悪友”は、初めは吉村のことをあまり良く思っていなかった。うわさで“ちょっとおもしろいやつが学校にいる”と聞いていたが「大したことないだろう」と内心思っていたそう。

しかし、「(吉村が)英単語のテストでボケ倒したんだよね」と、思い起こす。テストは生徒同士で採点し合うもので、学校(先生)に見られないものだったため「(解答欄に)別に何書いてもいいっちゃいいじゃないですか。でも進学校だったので、みんな真面目に解答するんですよ。だけど全部ボケ倒してきた」と、その頃から仲良くなり始めたと、当時を懐かしんだ。

親友は「(吉村は)真面目なんだろうなって思います」と、根の真面目さが今の活躍にもつながっていると話す。吉村も「あの高校に3年間いたから、どこかは真面目なんだろうね。ただチャラチャラしてて明るいだけだったら、しっかりした芸人にはなれてなかったかもしれない」と、自身を振り返った。

平成ノブシコブシ・吉村崇の写真

上京から27年。バラエティに欠かせない存在となった吉村が、母校をサプライズ訪問。体育館の壇上に上がると「どうも皆さんこんにちは、吉村です。よろしくお願いいたします」と、あいさつし、スピーチの口火を切った。

きれいに整列し、きちんと座って吉村の言葉に耳を傾ける学生たちに「相変わらず真面目な高校ですね…」と声をかけ、笑いを誘う。

「すごく優秀な学校ですこの学校。やっぱその中でもなかなかついていけなかったりとかね、いろいろうまくいかない人もいるわけなんですよ、この中に。ただ安心してください、手稲高校50年の歴史で私が最下位ですから。間違いございません」

「どんな形であろうが、手稲高校は僕をちゃんとした大人にしてくれました。“継続は力なり”この校訓、変わってないですよね。一見、真面目でちょっと地味だなと思う校訓でございますが、これ大人になったら急に輝き出すんです。その真面目さは本当に宝物になります。ですからずっと大事にしておいてください」

「皆さんに伝えたいのは、どんな形でもいい。遊びに行くでもいいですし、道外ないし海外に1回出てみてください。僕は東京に行って思いました。これだけ人が優しいところもないですし、ご飯がおいしいところもない。でもそれはね、(北海道に)いる時は気づかなかったですね。北海道のいいところも悪いところも見えて、より北海道好きになります」

スピーチを終えた吉村に、生徒たちから拍手が送られた。挫折を味わったからこそ、外に出て多くを学んだ吉村。これから芽吹いていく後輩たちへ、熱いエールを送った。

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部