外国人マジシャンが小道具に仕込んだ密輸品…空港税関職員の木村昴が見抜いたその巧妙な仕掛けとは?

声優の木村昴とタレントの高田夏帆、田中美久が5月29日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員として、外国人渡航者の巧妙な密輸手口を暴いた。

卓越した知識と、物品に蛸(たこ)の触手のように這(は)わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である高田・田中係員の3人。

今回、3人が目をつけたのは、大荷物を抱えた外国人の男女2人組。大道芸でアジア各国を巡っているマジシャンと、そのアシスタントだという。

木村は、その渡航歴を確認すると「いずれも薬物密輸の多い国です。注意しましょう」と高田、田中にささやき、マジシャンたちの所持品を検査することに。すると、大道芸で使うという銀のリングやジャグリングの棒、さらにはマジックに使用するおもちゃの車やトランプなどの小道具が、数多くスーツケースの中に詰められていた。

木村たちから所持品の用途を聞かれるたび、その小道具の使い方としてマジックを披露して見せるマジシャンの男。何の変哲もないおもちゃの車を、箱から別の箱へ瞬間移動させるそのテクニックに、田中は驚きの表情を浮かべるが、木村は神妙な面持ちでマジシャンの言動に気を配る。

その後、それぞれの手荷物を確認するも、怪しい細工の形跡は見られず。それでも不正薬物や爆発物を短時間で探知できる最新鋭の検査危機にかけると、持ち物から反応が見られたため、検査は続行。木村は、長引く検査に「名誉毀損で君を訴える」と詰め寄るマジシャンにも動じず、ボディチェックを敢行したが、残念ながら異常は見られなかった。

それでも拭えない違和感に、これまでの検査の様子を思い返した木村。そしてフラッシュバックした光景からヒントを得ると、指を鳴らし「あなたの旅はここで終わりです!」とマジシャンに言い放つのだった。

マジシャンたちを別室に移動させた木村は「マジシャンは、タネも仕掛けもないとよく言いますよね?だけど、タネも仕掛けもあるのがマジックなんです」と口にすると、マジシャンが所持していたトランプを借り、マジックを披露することに。

そして「このトランプは、密輸摘発の不思議な力があるんです。指をこうして鳴らすと、麻薬犬の様に密輸品の所に飛んで行ってくれるんです」と続け、木村が目線を向けた先には、おもちゃの車のそばにおかれた1枚のトランプがあった。

なんとこのマジシャン、おもちゃの車のボディにバラバラにした拳銃の部品を仕込んでおり、薬物だけでなく爆発物も探知できるTDSが反応していたのだった。

実際の事件では、短機関銃1丁と210発の実弾を摘発。拳銃や拳銃部品の密輸は関税法違反に問われ、10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金が科されることもあるという。

木村は「わざわざマジックを見せたのは、スーツケース内に落ちた拳銃部品のネジを回収するのが目的だったんですよ。あの男性、ポケットの魔法のつえを出すことで、我々の視線を誘導し、ネジをポケットに隠していたんです」と、マジシャンの言動にあった隠匿の手口を暴き、その鮮やかな突破劇に高田は「マジシャンの視線誘導まで見破るなんて…さすがです!」と感心していた。

【TVer】最新話を無料配信中!
【Hulu】最新〜過去話配信中!

写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部