カズレーザー 体から公害レベルの“皮膚ガス”が発生? 冷え性・食べすぎが引き起こす秋冬に要注意な体臭とその対策法

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が5日に放送され、尿トラブルからダイエットまで、体を激変させる超最新知識を紹介した。『今年新発見!秋冬のヤバい体臭 緊急!皮膚ガス一斉チェック』という講義では、東海大学理学部教授の関根嘉香(よしか)氏が登壇。これからの季節に特に注意が必要な、3つの皮膚ガスと、すぐに実践できる改善法をレクチャーした。

関根嘉香
東海大学 理学部教授の関根嘉香氏

そもそも皮膚ガスとは、人間の体の表面から出ている揮発性物質の総称であり、常に体から発せられている。その種類は800以上。加齢臭のもととなったり、異性を惹(ひ)きつける臭いもあったりなど、さまざまだ。私たちの体臭のもととなっているが、関根氏によると、秋冬は生活習慣が乱れやすくなり、知らず知らずのうちに不快な臭いを周囲に振りまいてしまう、要注意な皮膚ガスの発生原因が増えるという。

食べてないのに体からニンニク臭!?『ジアリルジスルフィド』

関根氏がまず紹介したのは、ニンニクを食べた後などに発せられることの多い『ジアリルジスルフィド』。いわゆるニンニク臭のもととなる皮膚ガスであり、関根氏が持ってきたサンプルをかいだ平成ノブシコブシ・吉村崇は「生ニンニクのニオイ」と顔をしかめる。ジアリルジスルフィドはニンニクの中のアリシンという硫黄(いおう)化合物が分解されることで発生し、血液が全身を循環している過程で、口だけでなく、皮膚の表面からもニオイが出てきてしまうのだという。

関根氏によると、ジアリルジスルフィドが原因のニンニク臭が圧倒的に強いのは口臭だというが、口臭は4時間程度すれば消える。しかし皮膚から出てくるニンニク臭は、じわじわと10時間程度にわたって出続けてしまうと話す。そしてニンニク臭が一番出やすい体の部分は、“首”。たとえばこれからの時期、暖かい電車の中でマフラー取った際など、口を開かずとも周囲にニンニク臭をまき散らす可能性があるという。

そんな困ったニンニク臭であるが、さらに関根氏らの研究グループが今年の8月に発表した研究によると、ニンニクを食べていなくても、ニンニク臭が体臭として出てきてしまう場合があるという。
その原因は睡眠の質の低下、つまり寝不足。腸内環境などが悪化し、本来なら分解されるものが体の中にたまってしまうことが原因と考えられている。関根氏は、「冬になりますとですね、日照時間が短くなりまして、体内時計が遅れやすくなるんですね。さらにはこれからの時期、やっぱり飲酒だとか、あとは冬特有の乾いた空気ですね。こういったものがやっぱり睡眠の質を悪くしてしまうんです」と語った。

寝不足が原因となり発生するジアリルジスルフィド対策をするには、睡眠時間の確保が大切になるものの、関根氏いわくただ眠ればいいわけではないとのこと。たとえば昼寝は逆効果だといい、20代の女性の実験データでは、昼寝の前後で20倍以上の増加が見られたという。関根氏は、「おそらく昼寝というのはリフレッシュされるとか言うんですけども、代謝ということを考えますと、ちょっと中途半端な状態で、逆にちょっと体に負担をかけてしまうのかなと」分析。睡眠以外の対処法としては抗酸化作用のある食品の摂取を勧め、カテキンの入った緑茶や、クロロゲン酸が豊富に含まれているコーヒーなどを毎日飲むことで、効果が期待できるとした。

冷え性でみんな嫌いなあの臭いが!『ヘキサン酸』

つづいて関根氏が紹介したのは、今年6月に発見された冷え性が原因で発生する皮膚ガス。ニオイのサンプルをかいだ島崎遥香は「あぁぁぁー、これはダメだぁ!」と、悲鳴を上げた。その正体は『ヘキサン酸』。銀杏(ぎんなん)のようなニオイで、カズレーザーいわく「銀杏がめっちゃ落ちてて、車が踏んで雨が降った」道と同じニオイであるとのこと。

そんな臭いが、冷え性の人に多く発生していることが判明したと話す関根氏。特に女性に多い傾向があるといい、血管の拡張や収縮が原因として考えられるという。「多分冷えを改善しようとして血管を拡張させよう、こういう時にヘキサン酸は発生しているようなんですね」といい、人の体にとって必要なことであるからこそ、気づきやすいように強い臭いが発せられている可能性もあるという。

暴飲暴食で公害レベルの悪臭!『ブタナール』

秋冬に注意したい3つの皮膚ガス。その最後に紹介されたのは、悪臭防止法で特定悪臭物質にも指定されている『ブタナール』。“熟成されすぎたチーズのニオイ”と表現されることもあるといい、工場などからの発生が、法律により規制されるほど強烈なニオイを発生させる。関根氏いわく、ブタナールは暴飲暴食すると出やすくなってしまうという。皮脂のためすぎが主な原因となり、「冬の宴会の定番、焼き肉やすき焼きなど動物性脂肪を多く含んだもの、あるいは飲んだあとにシメのラーメン、こういったものを取ったりしますと皮脂がたまって皮膚の表面にいる常在菌、これがパクパク食べてブタナールが発生いたします」と話す。その他にも皮脂腺を刺激して、皮脂を過剰に分泌させる可能性があるアルコールの取り過ぎにも注意が必要だという。

対策としては、基本は脂っこいものを避けることだというが、過酸化脂質を消去してくれる、ビタミンB2を含んでいるレバーなどの食材を食べることも、効果が見込まれるという。また、皮脂を定期的に洗い流すことや、これからの季節は同じコートを着続ける場合、臭いが繊維に付着し蓄積される可能性もあるため、消臭スプレーなどを用いケアすることが大切と紹介された。

写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部