死後の世界の料理人(中村蒼)の“温かい言葉”にSNS「いつか立ち寄ってみたい」 ドラマ『十六夜膳房』第1話
10月12日深夜に月曜プラチナイト枠ドラマDEEP『十六夜膳房』の第1話が放送された。
(※以下ネタバレを含みます)
舞台は亡くなった人が死後に訪れる『黄泉の食堂』。主人公の孟婆(読み:もうば/中村蒼)は、現世と来世の狭間にあるこの場所で、現世からやってきた人を迎える料理人。これから来世に向けた橋を渡る死者が、現世に残した後悔や未練を手放すための“最後の一皿”を振る舞っている。

この日、黄泉の食堂のスタッフである黒無常一号(鈴木伸之)に導かれてやってきたのは、電車に轢(ひ)かれて命を落とした島本莉名(伊東蒼)。孟婆は、「口にしたことがある物なら、何でもお作りいたします」と、“最後の一皿”の注文を聞くが、莉名は食事に関する興味を示さない。そこで孟婆は、彼女が生前最後に食べた“おにぎり”を彼女のために振る舞うことに。


黄泉の食堂で働く白猫の白無常(声:渋谷凪咲)によれば、絵師をしていたという莉名。彼女は、孟婆がおにぎりを作る間、窓から見える美しい景色を夢中で絵に描き留める。
そしてその出来栄えを孟婆に「うまい。何て言うか…気配を感じます。生きてて動き出しそうな…」と称えられると、「久しぶり…目の前で“絵がうまい”って言われたの…」と、直接褒められたのは小学生の頃に同級生から声をかけられ時以来だと口にする。

生前、絵を描くことに没頭していた莉名は、絵師として自作のイラストをネットにアップしていた。はじめの頃は、画面の向こうで自身の腕を褒めてくれる存在を喜んでいたが、いつの日かそれが限られた人物で、フォロワーも思うように増えていないことに気づく。
焦った彼女は、他人の作品を模倣(もほう)し発表。罪悪感を抱きつつも、それまでは得られなかった評価に感覚はまひしていき、その偽りがバレて評価を失うまで模倣はやめられなかったという。
「酒やギャンブルなどの中毒は、ちゃんと“毒”に見えるが、称賛は“毒”に見えないから」と口にする孟婆。一方で、先ほど見せてもらった絵には個性があったことから「また自分の絵を描こうと思わなかったのですか」と莉名に尋ねる。
すると莉名は「描きました。描いた結果、死んだんです」と一言。再び描いた絵には、多くの称賛のコメントが集まったものの、その中でたったひとつ、“これも参考にしてない?”と、偶然他人の絵と重なった要素を指摘するコメントが目に留まり、思い詰めた彼女は身を投げたのだった。

莉名のもとに寄せられていた様々なコメント。孟婆は、そのどれもが“莉名の作品”への意見だと語り、「あなたの作品で一番愛されてきた部分は、盗んだものじゃない。全部あなた自身のものです」と伝える。
その言葉に莉名が涙を流すと、さらに孟婆は「私なら“この絵は、作者の気配を感じる”とコメントします」と口にした。

孟婆からの温かい言葉と、手作りのおにぎりで明るい笑顔を浮かべるようになった莉名。「これ、持っていきますね」と描いたイラストを手に、晴れやかに来世へと旅立った。
幻想的な死後の世界を描いた作品に、SNS上には「いつか立ち寄ってみたい!」「優しさにあふれていて素敵」と、心を洗われた視聴者の声が多く寄せられていた。
次回、10月19日放送の第2話は――
孟婆のもとに、ワケあって芸能界を追われた元人気アイドル・遠山千種(石野真子)がやって来る。ある男性がこの店に来たかを問う千種は、懐かしさを感じる“焼豚高菜ラーメン”を注文。「私はあの時、死んだのよ」――彼女には、35年前に経験したとある悲劇の物語があった。そんな千種に涙ながらに近づく黒無常一号。その理由とは…。
■ドラマDEEP『十六夜膳房』
日本テレビ系全国ネット 月曜プラチナイト
毎週月曜24時24分~24時54分放送
TVer・Huluでも毎話放送後配信
《公式HP》
《公式X》
《公式Instagram》
《公式TikTok》
文:entax編集部