両耳が聞こえなくなった光井(比嘉愛未)を救った“亡き親友の最期の言葉”とは? SNSで「ホント心に響くドラマ」と感動の声『ファーストクライ』最終回

9月9日に日本テレビ系水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』の最終話が放送された。本作は、セレブ病院で秘密裏に設けられた光井明希(比嘉愛未)率いる“母子救命救急班”が、赤ちゃんの産声=ファーストクライを聞くために奔走するメディカル・エンターテインメント。
(※以下ネタバレ含みます)

光井の親友・羽鳥美咲(徳永えり)が、希美(横溝菜帆)の父・沢田浩一郎(画大)に突き飛ばされて階段から転落し、亡くなってしまった。霊安室を言葉もないまま出た光井は、羽鳥が産んだ未熟児の赤ちゃんを見る、羽鳥の恋人・正木義則(三河悠冴)に出くわす。

集中治療室にいる赤ちゃんは、予断を許さない状況で、正木は「これから家族になっていくはずだった…。そりゃないでしょ」と泣くのだった。そんな正木に光井も言葉が出ず…。逃亡を続けていた沢田は逮捕されたが、羽鳥が勝手に階段から落ちたと主張しているようだ。

そんな中、光井は心因性難聴で右耳も聞こえなくなってしまう。「これ以上続けられない、医者を…」。心配する母子救命救急班の一同にそうつぶやく光井は、神谷院長(真矢ミキ)に退職届を提出する。もはや理事会では、母子救命救急班について試験運用中止の通達がきており、解散も
同然の状況になる。

聖フィオナ病院に、希美のおなかの子どもの父親だという牧村諒太(B&ZAI川﨑星輝)がやってきた。希美と連絡がつかなくなったのだという。その頃、希美は、病院で実況見分中の父・沢田に刃物を持って近づいていた。

そこへ正木が現れ、そんなことを羽鳥は望んでいないと声をかける。「元気な赤ちゃんを産んでお母さんになってほしい、きっとそう思ってる」。そう言われた希美は刃物を捨て、実況見分中の父に向かって叫ぶ。「あなたが羽鳥さんを突き飛ばした!あなたを許さない」。そしてそのまま倒れてしまい出血を起こす。

比嘉愛未、timelesz・松島聡の写真
退職届を出した光井は…

希美のもとに、一報を聞きつけた光井が駆けつける。希美は光井に「ごめんなさい」と謝り、「これまで2人で頑張ってこられたんですよね」と羽鳥から聞いていた光井との絆(きずな)について話す。

その様子を見ていた永坂(松島聡)は、羽鳥が最期につぶやいたけれど光井が聞きとれなかった言葉について、「羽鳥さんの思いを受け取る覚悟があれば、光井先生ならわかるはずです」と言い…。

すると羽鳥の赤ちゃんに異変が起こる。なんとか一命は取り留めたが、まだ一進一退は続くようだ。正木は、きっと羽鳥の分まで赤ちゃんが生きようとしているのだとつぶやく。その言葉を聞いた光井は、羽鳥が言った最期の言葉を突然思い出す。「あとはお願い。頑張れ明希。頑張れ」―。そう彼女は言っていたのだ。

一方、光井のスマホには、これまで母子救命救急班によって助けられた妊婦たちの声が届く。「母子救命救急班の皆さんが私をお母さんにしてくれました」「母子救命救急班は控えめに言って最高で最強~!」など、皆が一同にSNSで応援の声をあげてくれていたのだ。これまでのことを思い出しながらそれを涙で見る光井。

出血が続いている希美にオペの必要が迫って来た。そこに、退職届を出したままだった光井が現れる。「光井先生はこの服が一番似合います」―――成宮(前田敦子)から白衣を手渡された光井はそれを羽織り、希美に自分がオペをすると笑顔で告げる。「赤ちゃんとお母さんの命を守る。私ができることやり遂げます。一緒に頑張りましょう1人にはしませんから」―。

こうして希美のオペは始まった。一方その頃、妊産婦の支援に関する検討会が、厚生労働大臣の磯崎(俵木藤汰)が出席のもと行われていた。出席した神谷院長は、自分が院長を辞めることと、コインロッカーに我が子を置き去りにした過去を話し出す。「孤立する妊婦を1人にしてはいけない」「そのきれいごとを私は実現させたい」と、母子救命プロジェクトを続ける意思を、カメラの中継が入る中、宣言する神谷。

真矢ミキの写真
神谷は母子救命プロジェクトを続けると宣言する

希美の赤ちゃんは、無事産声を上げた。しかし前置癒着胎盤という状態の希美は、出産後、子宮摘出のオペが必要だった。さっそくオペにとりかかる光井たちだったが、そこに神谷の娘・香織(優希美青)が、子癇(しかん)発作を起こしているとの一報が入る。妊娠高血圧腎症で痙攣(けいれん)したのだという。

香織のほうへ向かった光井は、そこで赤ちゃんをとりあげる。なかなか産声をあげなかったが、なんとか泣き出して安心する一同。そして、検討会を終えた神谷院長も自分の孫と初対面する。

そこで、希美も母子ともに無事だと聞いた神谷は光井に優しく声をかける。「今まで頑張ってきた。よく頑張った。頑張ったね」―――。それは、光井が実の母親から一番かけてほしかった言葉で…。2人は泣きながら抱き合うのだった。

1か月後、母子救命救急班の運用が続くという一報が入る。これまで助けられてきた特定妊婦たちが声をあげたことで、セレブからも応援の声があがっているようだ。さらに光井にとっての吉報が入った。羽鳥の子どもが順調に育ち、体重も増えているというのだ。喜ぶ光井は、その赤ちゃんの産声を耳が聞こえなくても、心で感じてー。

そんな産声を感じる光井の姿で、ファーストクライの最終話は終了。SNSでは「前回の親友の死は重すぎたけどハッピーエンドで良かった」「頑張ったってお母さんに抱きしめられて光井先生どれほど報われたか…」「光井先生がSNSを見るシーンすごく良かった」など最終話についての感想が。

また、ドラマ全体については、「私自身も妊娠出産に関しては色々と思うところがあったり、経験をしているのでホント心に響くドラマでした」「重い展開もある中で、母子救命救急班メンバー同士の人間模様に毎回クスっとしたり、いい意味で感情が忙しかった!」「久しぶりに虜になる医療ドラマに出会いました」などのコメントが寄せられた。

比嘉愛未らの写真
最終回にさまざまな声が集まった

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最終回からしばらく経った聖フィオナ病院―――。光井(比嘉愛未)の亡き親友・羽鳥(徳永えり)が遺した赤ちゃんに、父親である正木(三河悠冴)はどんな名前をつけるべきか未だに決めきれず、出生届を出せずにいた。

「美咲さんがどういう名前を付けたかったか、光井先生ならわかるんじゃないですか?」―――正木に詰め寄られた光井は、藤堂(岡部たかし)、倉田(山村紅葉)、姫島(遠山俊也)、高木(瞳水ひまり)らを巻き込み、急きょ“緊急名づけ会議”を開催することに!それぞれの推理が飛び交う中、脱線を繰り返してなかなか話がまとまらず、まさかの展開で大混乱!?迷走する正木に対し、光井が羽鳥との絆から導き出した、赤ちゃんにとっての“最高の名前”とは―――?

 

光井たちの知られざる日常を描く、コミカルで心温まるアフターストーリー。

 

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写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部