周りをだましているように感じてしまう心理状態“インポスター症候群” 吉住が抱える罪悪感「本当の自分ってどこにもいなくて…」

2026.7.15 11:00

この記事をシェア

  • Twitter
  • Facebook
  • Line
吉住の写真

7月14日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』のテーマは“インポスター症候群”。“インポスター症候群”との向き合い方についてDEEPに語り合った。

“インポスター症候群”とは、自分の能力や実績が高く評価されても“ただの運”、“本当の自分は大したことないのに”と、自分を過小評価し、周りをだましているように感じてしまう心理状態のこと。日本の謙遜文化や、女性の管理職の少なさなどのロールモデル不足から、特に女性が陥りやすいと言われている。

実際、4月に昇進した女性からは、「“仕事頑張ってるから”とか、“後輩の面倒見がいいから”って言われたんですけど、“時期的に上がるよな”とかそういうふうに捉えちゃう。自分の頑張りを自分で認められない」という切実な声が聞かれた。

スタジオでは、公認心理師の小高千枝先生が作成した“インポスター症候群”のチェックリストを公開。

①人から褒められても素直に喜べない
②今のポジションは実力よりも運でつかんだと思う
③自分を大したことのない人間だと思う
④自分の能力が偽物だと思われたくないため一生懸命取り組む
⑤期待されることが怖くて能力や知性をあえて隠そうとする
⑥自分の考えより相手にとっての正解を言おうとする

吉住らの写真

⑥について強く感じるという吉住は、「番組のカラーによって求められるキャラってあるじゃないですか」と切り出し、「ネタの感じも含めて、“物申す人間”と思われてオファーいただくんですけど、私、普段そんなに何も考えてない」と本音を吐露。

しかし、「求められてるから、1を100にして言うんですね、番組とかで」と相手の期待に応えようとしてしまう吉住は、「これってウソじゃないですか。その番組を評価されて褒められたら、“だましちゃった”っていう罪悪感になる。番組がうまくいったから、別のオファーがきて、また自分を偽って出ての繰り返しで。本当の自分ってどこにもいなくて」と葛藤を打ち明けた。

鈴木明子の写真

そして、“①人から褒められても素直に喜べない”に当てはまるというフィギュアスケート元日本代表の鈴木明子は、「コーチがすごい厳しかったんですよ。頑張っても頑張っても、“努力がまだ足りないんだ”ってずっと言われ続けた」と現役当時を思い返した。周囲から“頑張ってるね”、“すごく練習熱心だね”と褒められても、“まだまだなんです”と言い聞かせてきたそう。

続けて、クリエイティブディレクターの辻愛沙子は“⑤期待されることが怖くて能力や知性をあえて隠そうとする”に当てはまるといい、「得意なこととか、努力してやってきたことだったとしても“(スケジュールを)ダブルブッキングしちゃった”とか、“5分遅れちゃった”とか、1個マイナスがあると“この人はそういう人だから”って評価されちゃうんじゃないかと思って」と不安を吐露。

鈴木明子らの写真

そこで最初から、「できることじゃなくて、苦手なことをことさらにみんなに言って、期待値調整して」と、周囲に“私だらしない人だから全然ダメだから”、“いつも遅れちゃう”、“整理整頓できなくて”と話しておくという。「できないことばかりを言って、期待値下げておこうみたいな」とその真意を解説した。

それを聞いた鈴木も、「期待してくれた人をガッカリさせたくない」と同調。実は、選手時代に目標を口に出すことが苦手だった鈴木は、周囲のアスリートたちが“オリンピック出たいです”、“メダル取ります”と宣言する中、「ギリギリまで“オリンピック目標”って言えなくて。“私なんかが言っていいのかな?”。“もし行けなかったときにみんながガッカリするんじゃないか?”とか、考えて言えなかったんです」と苦悩を思い返した。

上田晋也の写真

これを聞いたMCの上田晋也は、「明らかに比較されて点数を付けられて“合格した”とか“不合格だった”みたいな人は確かに“人の期待を裏切っちゃいけない”っていうのは強いかもしれないですね」と理解を示した。

そして上田が、「“インポスター症候群”があるから、調子に乗らずにいられるっていう部分はあるんじゃないかな」と切り出すと、小高先生は「ものさしとしていいと思います」と賛同した。

小高千枝先生の写真

さらに小高先生は、「日本で“インポスター症候群”全然知られてないんですけど。海外って、“ちょっと私今インポスターっぽい”みたいな感じで、普通の会話の中に出てくるんですよ。“今日はちょっと調子悪いんだよね”っていうのと同じような感覚で“今日インポスターっぽいから休んどく”とか。自分を見つめ直すきっかけにしたり、それぐらいの感覚で捉えていただけるといいかなと思います」と捉え方について助言。

続けて小高先生は、「“克服しよう”とか“直そう”と思わなくていい」と切り出し、「特性の1つなので、良さだって捉えていただきたいなと思うんですね」と向き合いに方にも言及。“インポスター症候群”についてDEEPに語り合う夜となった。

【TVer】最新話を無料配信中!
【Hulu】最新〜過去話配信中!

写真提供:(C)日テレ
文:entax編集部

クオカードプレゼントキャンペーン2024