「“いやいや、そんな値段じゃ買わないよ”って」買えるはずじゃなかった兵庫県・丹波篠山市にある、575坪の土地を家主が900万円で購入できた方法とは

2026.7.3 12:15

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ニッポンの社長の辻クラシックとケツが、7月2日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。兵庫県丹波篠山市を訪れ、道沿いにある575坪の土地をたった900万円で買うことができたという謎を調査した。

人口約3万8000人、かつては城下町として栄えた兵庫県丹波篠山市。大阪駅まで電車で50分、大型商業施設まで車で15分と便利な場所だ。目的のお宅に到着した2人は、敷地の入り口にある、木の板に埋め込まれたインターホンを押した。

家から出てきたのは、住人の原田稔泰さん、妻の貴子さんと犬のカイくん。元々は神戸市に住んでいたが、6年前に丹波篠山市に移住した。ケツが「この土地、ズバリおいくらで?」と尋ねると、稔泰さんは「900万円で買いました。575坪あって。坪単価だと1万6000円とか」と驚きの価格を口にした。ちなみに、周辺相場は1坪3万6000円(※出典:ダイヤモンド不動産研究所)のため、なんと半分以下だ。

さっそく2人は家周辺の広い土地を調査することに。家は横に広いつくりで、家とは別に車を止める車庫も付いている。また、家の前の庭にはBBQができるスペースも。稔泰さんは「元々アウトドアとかキャンプが好きなので、テントを張ったり焚(た)き火したり、友達を呼んで」と話し、この家での暮らしを満喫している様子だ。また、周りに他の家がないため、大人数で盛り上がっても迷惑がかからないというメリットもある。

この家の間取りは、2階建て132平米の3LLDKS。まず、2人は21帖のリビングダイニングから調査を開始した。木を基調とした空間は開放感があり、稔泰さんの趣味だという大きなバイクが置かれている。「バイクを見ながらお酒を飲みながら、ニヤニヤするのが私の夢だったんです」と稔泰さん。

そこから2人は「バイクじゃないとどこにも行けないほどアクセスが悪いのではないか」と予想したものの、駅やスーパーへのアクセスも良いとのこと。稔泰さんは建築不動産関係の仕事をしており、丹波篠山市の自宅から大阪府大阪市まで、車と電車で1時間ほどかけて通勤している。

続いて、夫婦自慢の4帖(じょう)のキッチンへ。キッチンの棚には、夫婦で楽しむための焼酎やウイスキーが並んでいる。貴子さんは「ちょっとバーカウンターっぽくして」とキッチンのカウンターへのこだわりを教えてくれた。また、家はオール電化のため、コンロはIHだ。

貴子さんがこの土地について知ったときには、すでに稔泰さんが購入していた後だったという。辻クラシックが「なんで勝手に買ったんですか?」と驚いて尋ねると、稔泰さんは「見つけてから2年くらいは悩んだんですよ、1人で」と言って、バイクで走り回って家を建てる土地を探していたことを明かした。

また、家の左半分にあるもう1つのリビングも、店さながらの空間になっている。正方形のテーブルの中心は囲炉裏(いろり)になっており、原田さん夫婦は友人たちと一緒に宴会を楽しんでいるそう。そして、この部屋の特徴は半地下になっているということだ。座ると目線が地面に近く、おこもり感を楽しむことができる。スタジオの横澤夏子は「真ん中に囲炉裏があったら何でもね、お魚だって焼けるしおつまみだって。火の温かさで飲めるなんて、最高の場所ですね」と原田家のアイデアを絶賛した。

見取り図、横澤夏子の写真

そしていよいよ、900万円で購入できた理由が明らかに。稔泰さんは「正解はこれを見ていただこうかなと」と言ってタブレットを手に取ると、Googleのストリートビューを2人に見せた。そして、「これが家が建つ前の状態。ここに管理看板が立っていて、売り地ではなかったんですよ」と正解を教えてくれた。

“管理地”とは、売却の予定がなく、不動産会社へ管理を委託している場所のことを指す。では、稔泰さんはどうやって管理地だった土地を購入することができたのか。「管理看板の問い合わせ先に電話して“売ってもらえませんか?”って」と話し、なんと管理会社に直談判したことを明かした。

原田さんによると、管理看板が立った“管理地”は売る意思がないため、購入できる可能性は低いとのことだ。また、都会より郊外のほうが購入できる可能性が高くなるという。不動産関係の仕事をしている稔泰さんは、わずかなチャンスに期待したそうだ。ケツは「この看板見て、僕らだったら“もしかしたら買えるかも”ってならない」と感心した様子だった。

ニッポンの社長の写真

ただ、最初から900万円で買えたわけではなかったという。稔泰さんは「元々は1500万円で、みたいな話があったんですけど。“いやいや、そんな値段じゃ買わないよ”って」と、値下げ交渉したことを明かし、辻クラシックに「自分から言ったくせに」とツッコまれた。

この土地は、元々建設会社の資材置き場として使われており、インフラも入っていなかったため、稔泰さんはそれを交渉の糸口として、見事900万円で話をまとめることに成功したそうだ。現在はインフラを整備し、快適に暮らせる環境が整えられている。

最後に「住んでみてどうですか?」と尋ねられた稔泰さんは、「ここでしかできないことがたくさんあるので、不満は全然ないですね」と話し、貴子さんも「私の趣味がゴルフなんですね。この近隣はゴルフ場いっぱいあるので、めちゃめちゃ良かったですね」と都会から離れた暮らしを満喫している様子だった。

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写真提供:(C)ytv
文:entax編集部

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