山梨県北杜市にある約570坪の敷地と露天風呂がついた家が家賃0円?家賃をタダにする交換条件として家主がしている“仕事”とは
なすなかにし・那須晃行と井上咲楽が7月2日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。山梨県北杜市を訪れ、約570坪の敷地と露天風呂がついた家を家賃0円で借りられる理由を調査した。
那須と井上が訪れたのは南アルプスの麓にあり、富士川の上流域に位置する緑豊かな山梨県・北杜市。その景色に那須は「良いやん、田園風景。『ぼくのなつやすみ』に出てくる(みたい)」とコメントした。そして、今回調査するお宅へ到着すると、2人は「めっちゃコンパクトだよ!」とその家の箱のような見た目に驚いた。
玄関の扉をノックすると、この家で一人暮らしをしている家主の田中貴浩さんが出迎えてくれた。田中さんは、以前は横浜市に住んでいたが、今年5月からこの家に入居し、仕事は農家をしているという。
井上が「お家の敷地は何坪あるんですか?」と尋ねると、田中さんは「570坪」と答え、2人を驚かせた。さらに田中さんは「家賃は0円です」と続けたが、2人は信じられない様子。那須は「天井に穴が開いていて、とか?」と言うと、田中さんは「もしよかったら、ぜひ」と家の中に入るように促した。
新宿から特急で2時間の場所にある北杜市は、昨年『山梨県で住み続けたい街』1位(※いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2025【山梨県版】)に選ばれている。この家は、最寄り駅であるJR中央本線の日野春駅から車で15分の場所にあり、東京からのアクセスも悪くない。

間取りは、広さ約14平米のロフト付きワンルームで、風呂はウッドデッキにあり、なんと露天風呂として楽しむことができる。那須と井上がさっそく家に入ると、中は過ごしやすく整えられており、井上は「素敵、コンパクト!」と声を上げた。

また、家具は元々備え付けだったそうで、これも家賃がタダである理由に関係しているという。そして、ウッドデッキへと続く扉からは日本百名山の甲斐駒ヶ岳を眺めることができる。那須は「ちょうどここ(扉)が額縁みたいになってますね」と美しい景色を堪能した。

田中さんは中学時代に山村留学を経験したことで自然にほれ込み、「また戻ってこよう」と決意したことがきっかけで移住を決めたそう。スタジオの見取り図・盛山晋太郎は思わず、「本当に、地で『ぼくのなつやすみ』をやっている方」とコメントした。
続いて、2人はキッチンへ。こぢんまりとしているものの、一人暮らしだと十分な大きさだ。また、水道は通っていないが、南アルプス天然水の井戸水を引いており、コップに注がれた天然水を一気に飲み干した井上は「おいしい!」と目を輝かせた。

スタジオの小手伸也は「小淵沢の方って気候がいいんですよね。大河ドラマの時、乗馬のレッスンで通っていたんですけど、絶対おすすめだって地元の人にも教えてもらって。行きたい、暮らしたい」と切実な声でコメントした。

田中さん自慢のウッドデッキはかなり広さがあり、「BBQもできるし、夜、椅子に座って星見ながらビール飲む」と贅沢(ぜいたく)な過ごし方を披露した。そして、ウッドデッキの隣には、なんと露天風呂も。近くの温泉健康センターでは、温泉スタンドが100L 100円で利用できるため、田中さんは週に2回ほど利用して温泉をくんでいるという。満天の星を眺めながら露天風呂につかる田中さんの様子を見て、盛山は「僕ら、東京住んでたらお金払って行く施設ですよね」と羨ましそうにコメントした。
農家をしている田中さんは、南アルプスの麓(ふもと)にある、高齢の農家さんが使わなくなった畑を借りており、その広さはなんと約3000坪。畑を借りる費用は、破格の年間1万5000円だ。2人は「安!」と驚き、那須は「僕のピラティス月3万円ですよ」と言って田中さんを笑わせた。
3000坪の畑で田中さんが作っているのは、枝豆のみだ。昔は150種類ほど野菜を作ったことがあったが、そこから枝豆一本に絞ったという。那須が「枝豆をやってるっていうのは、家賃0円に関係してるんですか?」と聞くと、田中さんは「してます」とさらにヒントを出した。
家賃0円の答えを明らかにすべく、2人は、田中さんと共に家から車で8分のとある場所に移動した。車が到着したのは、スタイリッシュなデザインの大きな家だ。「私の家じゃないですけどどうぞ」と言って田中さんは扉を開き、「家賃0円の答えは、私が貸別荘の管理人をしているからです」と教えてくれた。

実は、北杜市では、貸別荘の管理人は緊急時に備えて、貸別荘から10分以内の場所にいる必要がある、というルールが存在する。そして、田中さんは給与0円で貸別荘の管理人をする交換条件に、貸別荘から車で数分の家に家賃0円で住んでいるのだ。
現在、田中さんは貸別荘2棟を管理しており、働くのは月2回、1回2時間程度草刈りなどをするだけ。部屋の掃除、宿泊客の対応、鍵の管理はオーナーが担当している。また、家具が備え付けだったのは、貸別荘を建設する際に元従業員の宿泊所として利用していたためだった。
そして、150種類育てていた野菜を枝豆一本に絞ったのは、北杜市には別荘やキャンプ場が多く、お酒のおつまみになる枝豆を求めるお客さんが多かったから。
田中さんは来年春から南アルプス天然水の水風呂付の別荘をもう1棟管理予定なのだとか。「なによりも自然が近くにあるし、旅行に来た気分が毎日毎晩味わえる。幸せです」と田中さんはしみじみ語る。那須が「更新料どれくらいですか?」と尋ねると、田中さんは「0円です」と返し、思わず笑ってしまう那須と井上だった。

スタジオの見取り図・リリーは、「メンタルに絶対良いなと思いました。昼農業して、釣りして、星空見て。人間の究極の生活」と田中さんの生活を絶賛し、盛山も「心の栄養満点よね」と同意した。

