三浦宏規がアクシデントを告白「稽古場に行けなくなった時に…」高野洸のサポートに“お兄ちゃん”っぽさを感じた初演『キングダム』の舞台裏 【舞台『キングダムⅡ-継承-』 独自インタビュー】

2026.6.9 18:15

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舞台『キングダムⅡ-継承-』三浦宏規・高野洸の写真

2026年8月より幕が上がる舞台『キングダムⅡ-継承-』。entaxでは主演・信のダブルキャストを務める三浦宏規・高野洸に独自インタビュー。高野が三浦を“兄”だと捉えている部分は?ダブルキャストだからこその演じ方、動きの決め方とは?さらに、高野考案の“掛け声”を明かしてくれた。

2023年の初演に引き続き、ダブルキャストとして信を務める三浦・高野。共演作も多い2人はリラックスした様子で会場に現れ、和やかな空気感の中インタビューは始まった。

――ダブルキャストということで、それぞれの『信』に色が出るかと思うのですが、ご自身が演じる『信』の強みは?

三浦高野(顔を見合わせつつ)ないですね…(笑)

記者:(息のあった返答に笑い)

三浦難しい。お客様はどう思っているんだろう…。
高野(お互い)比べるわけでもないしね。

三浦汗の量は結構負けないかな。俺すごいよ(笑)衣装さん・音響さん泣かせの汗の量なので。
高野俺も相当だけど。水、何本飲んでた?
三浦(高野と)たぶん一緒。2リットル。舞台の上手と下手に2本ずつ。
高野スポーツドリンクと水が1本ずつって感じですね。
三浦飲み過ぎだよね(笑)

――では、役に対する解釈や演じ方はあえて同じにしていた?

三浦解釈は割と各々で違っていたのですが、初演ということもあり、大まかにではありますが動きを一緒にしなければならないところが多かったんです。良い悪いは別として「俺は俺でやりたい」というスタンスの方もいる中で、我々は1つずつ、まず大きなブロックで「ここはこういう感じかな」と、一緒に大体の動きを作っていきました。

高野例えば稽古で“このシーンを初めてやります”っていう日は、お互い自由に動いてますけど、最終的に意見が合わさって、こういう立ち位置にした方がいいんだろうな、みたいに(決めていく)。ほかのキャストさんとも干渉するので、“信の動き”みたいなのは決めていたかもしれないです。

三浦やっぱり1人でやるより案が多くなるじゃないですか。だから、より良い取捨選択をできるんですよね、ダブルキャストって。そういう稽古の仕方だったので、有意義な時間だったと思います。

――高野さんは28歳、三浦さんは27歳(*取材日時点)と、ご年齢的には1つ違いのお2人。“兄っぽさ”“弟っぽさ”が出たエピソードは?

三浦実は『キングダム』初演の時、ちょっとしたアクシデントで1週間稽古場に行けなくなった時があって…。そういう時にも全部1人で(引き受けてくれて)。超キツいんです、この舞台。しかも主演の信。それなのに平気な顔をして…、平気じゃなかったんでしょうけど「全然大丈夫だよ」って。
高野稽古をやれる時間っていうのも貴重なので。
三浦って言ってもらいながら。
高野実際その立場で、“来れない”状況になったらかなり不安だと思うので。
三浦そこが“お兄ちゃん”。

三浦基本俺は“何か”が起きてるんだよいつも。ハプニングボーイなんですね(笑)
高野全然そんな印象はなかったけど…(笑)
三浦いやそうなのよ。だからそういう意味では頼り切っちゃってますよね、ずっと。刀剣(ミュージカル『刀剣乱舞』髭切膝丸 双騎出陣)の時もそうじゃん。俺、足首グキッとかいって…。
高野あれか(笑)アンフィ(舞浜アンフィシアター)の時。
三浦めっちゃタフなんだよね、アキさん。怪我しないもんね。
高野全然、やばいよ。『キングダム』中も寝るだけで痛い時もあります。
三浦でもそれ以上はいかない(怪我をしない)のはプロフェッショナルですよね。まず歴が違うからね。
高野(笑) でも福岡に行きつけの店があるんですが、それは宏規から教えてもらった。やっぱり劇場の歴とか、本当にたくさんリスペクトさせてもらって…。そういう意味では“弟”させてもらっています。

製作発表後の公式SNS用コメント撮影の際に、ファンと一緒に「キングダ、ム—!」ポーズをしていた2人。「キングダ、ム—!」は初演時に、観客のカーテンコールに応えるための掛け声として三浦が考案したもので、ファンにとってはなじみのある掛け声だが、高野にもお決まりのワードがあるようで…?

――高野さんが掛け声を考案するとしたらどんなもの?

三浦持ってるんですよ、彼も!「統一」でしょ?
高野(笑)
三浦うまーく使ってたんですよ、各千秋楽でね。
高野そうそう。しゃべりが基本苦手なので、何かキラーワードみたいなものが欲しいというか…。
三浦:「梅芸統一!」「博多座統一!」
高野:そう。「帝劇統一したから次は大阪で。梅芸統一を目指すぞ!」みたいな。
三浦:全公演が終わって「全国統一しました!」みたいに言って。今回何を言うのかなと思ったら「継承」か…(笑)
高野:今回は各劇場に「継承」していきます。これでいきます、 僕は(笑)
三浦:「継承できました!」「継承完了!」って言うの?(笑)

――お客様も『統一』シリーズには気づいて下さっていましたか?

三浦気づいて下さっているとは思うんですけど、面白みをたぶん、まだ理解してない!今回で面白みを理解していただけると思います(笑)だって「統一」はすごく理にかなってるじゃないですか。でも「継承」で被せてきたらさすがにちょっと…。半分ボケてるんで(笑)
高野確かにね(笑)

ちなみにインタビューと同日に行われた、製作発表冒頭の高野の挨拶はこちら。しっかりと『継承』『統一』に触れたコメントをしている。
高野前回、千秋楽迎えた日は本当に達成感にあふれて…。宏規と一緒に、戦友として戦い抜いてきたなと。今年も一緒にやれることを本当にうれしく思います。映画も続いていますが、やっぱり劇場が戦場になる瞬間というか、臨場感あふれる、とても熱い空間になるので、ぜひ会場にお越しいただきたいです。僕も信としては、結構久しぶりという感覚ですけど、信の気持ちをたくさん継承して、自分の中に入れていって…。前回「劇場統一!」みたいな感じでやっていったんですけど、今年も各劇場を統一していけることを、本当に楽しみにしています。

――ロングラン公演におけるお2人にとっての“支え”とは?

高野殺陣が終わった瞬間はとにかく水が飲みたかったりしますけど、総じて大変な時期って、やっぱりおいしいご飯が食べたくなります。「うまい飯を食いに行く」、それをご褒美にして頑張ってます。

三浦満身創痍(まんしんそうい)の状態で入る布団が一番気持ちいいんで…。中途半端な疲れだと寝れないじゃないですか。だからもう「寝るためにやっとくか、妥協せずに!」みたいなところがありますね(笑)

――最後に、今回の舞台で楽しみにしていることは?

高野製作発表の場で山口さん(王騎役・山口祐一郎)がいっぱいお話をされていましたが、あんな一面を見るのも初めてで。初演では少ししか絡みがなかったので、信と王騎の関係性でお芝居をやれるのはすごく楽しみですね。

三浦右に同じくです。あとは“どう表現するんだろうポイント”が多々ある*1ので、お客さんと同じ気持ちで、楽しみにしながら稽古場に入ろうと思います。
1 製作発表の囲みインタビューでは“馬”を舞台上でどう表現するのか気になっている、と語っていた。

製作発表の場で「飛び散る汗、生でしか体験できないようなものがきっとある」と三浦が語っていた舞台『キングダムⅡ-継承-』は、8月9日からの東京建物Brillia HALLでの公演を皮切りに、3都市での公演を予定している。

【三浦宏規 Profile】
1999年3月24日生まれ、三重県出身。5歳よりクラシックバレエを始め、全国バレエコンクールで数多くの成績を収める。ミュージカル『刀剣乱舞』(髭切役)、『レ・ミゼラブル』(マリウス役)、『千と千尋の神隠し』(ハク役)など話題の舞台で活躍している。

【高野洸 Profile】
1997年7月22日生まれ、福岡県出身。ダンスユニットDream5としてキャリアをスタート、舞台『ヒプノシスマイク』(山田一郎役)、ミュージカル『刀剣乱舞』(膝丸役)、舞台『WAR BRIDE-アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』(戦場ジャーナリスト役)など話題作に出演するほか、音楽活動も活発的に行っている。

◼️舞台『キングダムⅡ-継承-』
動乱の中国・春秋戦国時代を描く国民的大人気コミックの舞台化第2弾。
2023年に上演した初演の続編で、三浦宏規と高野洸が引き続き主人公・信として出演する。第2弾で描かれるのは、漫画『キングダム』でも圧倒的かつ唯一無二のエピソード——秦軍の大将軍・王騎が戦いの中で壮絶な死を遂げる物語。

【公演スケジュール】
2026年8月9日(日)〜9月13日(日)【東京】東京建物Brillia HALL
9月21日(月)〜29日(火)【大阪】新歌舞伎座
10月6日(火)〜13日(火)【福岡】博多座

【CAST&CREATIVES】
原作:原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本:笠浦静花 
演出:山田和也 
音楽:KOHTA YAMAMOTO

信:三浦宏規/高野洸
羌瘣:山本千尋

龐煖:東 啓介/章平
河了貂:華 優希
尾平:元木聖也
蒙毅:竹内將人
羌象:清水葉月
蒙武:渡辺 大 ※東京・大阪公演のみ/飯作雄太郎 ※大阪・福岡公演のみ

摎:大塚千弘
騰:石川 禅
王騎:山口祐一郎

嬴政(声):小関裕太/牧島 輝

カイネ:森 莉那
尾到:篠崎大悟

飯作雄太郎 内海一弥 奥脇大樹 鹿糠友和 木村和磨 粂川暁典 佐々木駿也 
佐藤義夫 寒川祥吾 竹廣隼人 兆平 東川泰千 ドルジ勇大 中内天摩 
長嶋拓也 中野高志 中村音心 藤田 晴 本多剛幸 湊 竜也 森山大志

脚本監修:藤沢文翁

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写真・取材・文:entax編集部

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