“静かに観られなくても大丈夫” スターダンサーズ・バレエ団がインクルーシブ公演『シンデレラ』開催 生演奏で届ける“リラックスパフォーマンス”
公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団が、障がいの有無にかかわらず誰もが安心して舞台芸術を楽しめる「リラックスパフォーマンス『シンデレラ』」を、5月9日・10日に神奈川県のテアトロ・ジーリオ・ショウワで上演する。
“リラックスパフォーマンス”とは、「じっとしているのが苦手」「暗い場所や大きな音が不安」といった理由から劇場へ足を運びにくい人たちにも舞台芸術を楽しんでもらうための取り組み。スターダンサーズ・バレエ団では2018年から本シリーズをスタートし、これまで全国10県で24公演を実施してきた。

今回の公演では、上演中の客席の出入りを可能にするほか、客席を完全に暗くしない照明設計、優先席の設置、事前の鑑賞ガイド公開、上演前の作品解説など、さまざまな配慮を実施。完全な静寂を前提とするのではなく、「静かにしていなければならない」という緊張を和らげ、それぞれのペースで舞台と向き合える環境づくりを目指している。
上演作品は、セルゲイ・プロコフィエフの音楽で知られる人気作『シンデレラ』。スターダンサーズ・バレエ団常任振付家の鈴木稔による演出・振付版で、2008年の初演以来、再演を重ねてきた人気レパートリーだ。優しさを失わない主人公シンデレラの物語を軸に、愛らしいねずみたちやユーモラスな場面も盛り込まれており、初めてバレエを鑑賞する子どもにも親しみやすい内容となっている。

さらに今回は、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラによる生演奏で上演。プロコフィエフの幻想的で美しい音楽とともに、温かい物語世界を劇場で体感できる。
これまでの来場者からは、「自閉症の息子と鑑賞しました。こうした機会が増えるとうれしいです」「聴覚過敏の子どもも安心して楽しめました」「4歳の娘の初バレエ体験になりました」といった声も寄せられている。

スターダンサーズ・バレエ団は1965年創設。古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、日本初演作品を含む世界水準の舞台を国内外で上演しているほか、学校巡回公演やワークショップなど、バレエと社会をつなぐ活動にも積極的に取り組んでいる。
≪公演概要≫
■日時
9日(土)15:00
10日(日)11:00/15:00
■会場
テアトロ・ジーリオ・ショウワ(小田急線新百合ヶ丘駅南口より徒歩4分)
■スタッフ・音楽
演出・振付:鈴木稔
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
舞台美術:二村周作
照明デザイン:足立恒
衣裳デザイン:井上照章
指揮:松本宗利音
管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
舞台監督:伴美代子
バレエミストレス:小山恵美
バレエマスター:福原大介
総監督:小山久美

