約160平米・5DKのシェアハウスがなんと家賃0円!隠岐諸島・中ノ島がいま若者の間でアツい理由とは
Wエンジンのチャンカワイとタレントの井手上漠が、4月30日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。井手上の出身地・島根県隠岐諸島の中ノ島で、5DKのシェアハウスの家賃が0円になる理由を調査した。

中ノ島は、周囲約89km、人口は約2300人。島全体が国立公園になっており、岩ガキ、隠岐牛などの食べ物がおいしいことでも知られている。今回調査を行う井手上は中ノ島の出身で、チャンが「いつ頃までいたんですか?」と尋ねると、井手上は「18歳まで、高校卒業までここで暮らしていました」と答えた。中ノ島は井手上にとって青春の思い出が詰まっている場所のようだ。
2人が菱浦港(ひしうらこう)を歩いていると、ちょうど大きな船が出航を待っており、近くには別れを惜しむ人々がたくさんいた。ここで2人が出会ったのは、中ノ島で住宅関係の仕事をしていたという移住者の田中将聖さんと上村涼太さん。2人は中ノ島のシェアハウスに同年代の牧育郎さん、宮本雅也さんと一緒に4人で住みながら1年間中ノ島で生活したという。
いよいよ、田中さんと上村さんは島に残る2人とお別れの時を迎える。中ノ島では、旅立つ人と見送る人がテープの両端を持って別れを惜しむのが伝統となっており、チャンは「すげえ!つながるんだ…」と感動した様子。
スタジオの見取り図・盛山晋太郎が「だいたい港の近くの売店に(紙テープの)セットが売っているんです。海に溶けるから捨ててもいいのよ」と解説すると、相方のリリーに「これ唯一知ってる雑学なんですよ」と茶々を入れられた。

出航の時間になり、田中さんと上村さんは船に乗り込む。そして、2人を見送る牧さん、宮本さんは「ばいばーい!」「元気でやれよ!」と船に向かって声をかけながら、その目には涙がこぼれた。去っていく船をみて、チャンは思わず「すごいスケールだ」とつぶやく。

チャンが「漠さんも経験(しましたか)?」と尋ねると、井手上は「もちろん卒業シーズンにやりました」と話し、「自分が離れる側で初めてちゃんと感じたというか。“愛されてたんだ、ちゃんと”とかすごい感じました。涙止まらなかったです」と、学生時代を振り返った。また、見送りを終えた牧さん、宮本さんに気持ちを聞くと、2人は「言葉にできないくらい、感謝とか色んな思い出がフラッシュバックして」と、友人との別れに感慨もひとしおの様子だった。

そんな2人が住んでいるシェアハウスは、2階建て、約160平米の5DKで、家賃はなんと0円。2人が生活する1階は、ダイニングキッチンと和室4つが並んでおり、広々としている。なぜ、シェアハウスに家賃0円で生活できるのか。
2人に案内されて玄関の扉を開けると、室内は広く、備え付けの家具と家電が置かれており、これらは無料で使うことができる。続いて、寝室として使われている奥の部屋に行くと、そこには3人分の布団が敷かれていた。井手上が「寝室一緒なんですか?」と尋ねると、牧さんは「昨日みんなで一緒に寝ようって」と恥ずかしそうに笑い、チャンは「なにそれ!こんな絆(きずな)生まれるの!?」と大興奮だった。感想を聞かれた牧さんは「改めて、いびきがうるさいなって」と照れ隠しのように言った。
なぜ、この家の家賃が0円になるのか。理由を求めて、チャンと井手上は海士町観光協会を訪れた。ここで、井手上は「Iターン(移住者)の方がすごく増えていて。私が久々に帰ってきても、はじめましての人がたくさん」と最近の中ノ島の事情を語った。実際、観光協会のスタッフも全員Iターンの移住者なのだそうだ。
そして、観光協会のスタッフの男性は、「“大人の島留学”という制度があって、その制度を使ってくる若い方がすごく多い」と移住者が多い理由を教えてくれた。大人の島留学とは、隠岐諸島・島前(どうぜん)地域で20代の若者が期間限定(※1年または3か月)で働きながら移住体験ができる制度で、自治体管理の家に家賃0円で住めるのが魅力だ。また、水道代・電気代・ガス代も自治体が負担するためタダになる。牧さんたちが住む、5DKの家賃がタダだった理由はこの制度の存在だった。
この制度を使って隠岐諸島に移住してきた若者は、過去6年間で約750人いる。スタジオの山口もえが「その後(島に)残ったりできるんですか?」と尋ねると、井手上は「残る人めちゃめちゃ多いです」と、大人の島留学が人口の増加につながっていることを明かした。

続けて、スタジオの横澤夏子も「初期費用ないのめちゃくちゃ始めやすいですよね」とコメントし、伊集院光も「いきなり行って(移住して)合わない、を防ぐために留学制度を作ってるんだろうけど」と制度の仕組みに感心した様子だった。

