【内山昂輝 独自インタビュー】「変化した時代で自分がどんなことを思うのか興味がある」AI音声時代だからこそ声優・内山昂輝の声で表現することの意義を語る『AIに話しすぎた男』
日本テレビ系にて4月29日(水)25時35分より放送予定の単発ドラマ『AIに話しすぎた男』。entaxでは物語の鍵を握るAI『MIRA』役の内山昂輝にインタビュー。演じる上でAI的な表現のために工夫したことなどドラマに絡めた内容のほか、昨今のAI音声に対して感じていることや、時代の変化とともに変わるかもしれない“内山昂輝の将来”を語ってくれた。
◼️ドラマ『AIに話しすぎた男』
AIが教えてくれるのはあなたが本当に望む『答え』か、それとも――。
結婚を翌日に控えた相内亮佑(砂田将宏)。順風満帆な人生の裏側で、恋人・めぐみ(藤江萌)への“劣等感”と“迷い”にさいなまれていた。そんなときに起動した最新AI『MIRA』(CV.内山昂輝)。スマホやPCの膨大なデータから、MIRAは亮佑の“内なる声”を暴き出す。密室で突きつけられる、残酷なまでの客観的データ。彼が導き出す“究極の選択”とは…?
本作は、AIという“鏡”を通して現代人の心の奥底を描き出す――見る人の価値観を揺さぶる新感覚の密室ヒューマンドラマ。さらに、ARG(日常侵蝕【しんしょく】ゲーム)『流出したドラマ台本』がドラマにあわせて発売。台本を片手にドラマを視聴することで、ARG(ゲーム)の舞台である“ドラマ制作現場”について調査をすることができ、ドラマ台本流出の背景や物語の真相に迫ることができる仕組みとなっている。

|先が読めないAI時代に“声優”として思うこと
――AI『MIRA』は機械的な部分がありつつも、かなり人間的な感情表現をされていたのが印象的でした。演技の際、どのような点を工夫されましたか?
内山:トライアンドエラーの連続でした。最初の導入部分がとにかく進まなくて…機械っぽくしゃべってみたり、フレンドリーな感じだったり、あとは亮佑がちょっとイラッとするような展開につなげるために、嫌なキャラクターにしてみたり…。どのテイクをつなぎ合わせたのか、もう僕もわからないんですけど(笑)ニュアンス違いで色々試したっていう感じでしたね。統一感を持ってやるというよりは、シーンごとに色々なアプローチ、色々な表現がありだなとなったので、やれることをやり切った感じがします。
――番組公式XにはMIRAが予想した亮佑の『最悪の将来』の写真が載せられていました。内山さんにとって、“こうなりたくない将来”にならないよう気をつけていることはありますか?
内山:自分は子どもの頃からこういう仕事をしているんですが、当時「こういう大人は嫌だな」と思う人と出会うことはありました(笑) だから「あのときの大人みたいにならないようにしなきゃな」って思ってたんですけど、時として自分が、そうなってるんじゃないかと思うことがあって…。言葉の端々とか、下の世代とのコミュニケーションとかで。それを気をつけていますね。
――本作品のタイトルは『AIに話しすぎた男』ですが、内山さんが普段、“話しすぎてしまう”のはどんな存在(相手)でしょうか?
内山:なんですかね…。事務所と業界に頼ってる感じはしますね(笑)

――4月28日に行われた先行試写会では、内山さん、BALLISTIK BOYZのみなさんにも完成したドラマを直接ご覧いただきました。ご自身の演技を客観的にご覧になっていかがでしたか?
内山:スピーカーが座席のすぐ左側にあったんですよ。ヘッドホンでチェックすることは日々やってるんですけど、あのサイズ感のスピーカーで聞けて、自分の声を客観的に聞けて良かったですね。「あ、こういう声か」って。いい機会をいただけたなと思います。
――AIの発展が目覚ましい中、だからこそ声優として大切にしたいことや、声優の強みについて、内山さんの考えをお聞かせください。
内山:今回はAI音声の声をやったんですけど、本当に“機械的なしゃべり”が求められているのなら、打ち込んで文章を読み上げるソフトとか、色々あると思うんです。だからこそ今回は、まず自分・内山昂輝っていう人間の声を録って、それを映像にはめていくことの意味を、AI音声の役だからこそ表現しないといけなかったんだと思っていて。そう思ったからこそ、色々なアプローチで頑張ってやりました。
ただ、年々AI技術は発達していて、収録する前に僕も自分なりに色々調べたら本当に自然なしゃべり方ができるようになってるので、音声技術はここからもっと飛躍的に発達していくと思います。僕ら声優が普段、アニメの仕事をやったり、ゲームの声をやったり、たまにナレーションとか吹き替えの仕事をやったりする中で、どの分野がどういうふうにAIに“浸食”されていくか…。「ここはAI技術で済ませるので人の力はいりません」「今の技術だったらAIのほうが早くていいよね」となっていくのはあり得ることですよね。実際、ニュースの映像を見てるとAI音声を使っていたり。例えば駅の構内放送は言葉も多いし、日に日に変わっていく部分があるので、前だったら人がやってたようなことを今はAI音声でやっていたりしていると思います。
そういう意味で、人間がやれる分野が減っていく可能性もあると思うんですが、そんな時代の中で自分に何をできるかっていうのは、ちょっと今は…。あまりにも目の前のことに追われていて、答えが出ないです。でも逆に、そうやって業界が変化したら、もしかしたら活動の仕方とか方向性が変わったり、なんなら全く職業が変わってるかもしれない。そういう変化した時代で自分がどんなことを思うのかっていうのは興味がありますね。
例えば新規のキャラクターを作る、それをAI音声でいきます…となったときに、人がそれをどう受け止めるのか。もしかしたらAIネイティブの世代はそっちのほうがいいよねっていう感覚になってるかもしれない。人間の感覚っていうのは時代とともに変わっていくので、こればっかりは先が読めないなと思っていますね。

【ドラマ『AIに話しすぎた男』】
放送日時:2026年4月29日(水)25:35~26:05
出演者:砂田将宏、藤江萌、内山昂輝
※このドラマは存在しますが、登場する人物、団体名、スタッフの一部は架空です。
《公式HP》
《公式X》
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商品説明: ドラマ『AIに話しすぎた男』の台本。放送されるドラマ台本とは内容が一部異なる。台本片手にドラマを視聴することを入り口に、ドラマ制作を行った舞台裏を調べてゆき、そこで起こったある事件を解明していくことになる。地上波ドラマと連動した日本初のARG。
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写真・取材・文:entax編集部





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