細木数子の呪い?? Netflix『地獄に堕ちるわよ』撮影スタッフらの身に起きた謎の高熱 瀧本監督「もし僕の身に何かが起きたらあの方の力だと思う(笑)」
戸田恵梨香が細木数子の波乱の人生を演じたNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』が、いよいよ4月27日(月)より世界独占配信。14日(火)東京・渋谷で行われた記念イベントでは、主要キャストたちが撮影の裏話を交えながら本作の魅力をアピールしたほか、監督からは、撮影開始前に細木の墓参りへ行った直後に起こった、まるで”呪い”のような出来事についても明かされた。
配信記念PARTYと題された本イベントには、主演の戸田恵梨香をはじめ、伊藤沙莉、生田斗真、三浦透子、田村健太郎、中島歩、細川岳、そして瀧本智行監督が登壇。劇中のナイトクラブをイメージした昭和情緒漂う会場は華やかな熱気に包まれた。

煌(きら)びやかな金のドレスに身を包んだ戸田は、細木が生涯で誰より愛した男・堀田役を演じた生田のエスコートでレッドカーペットへ。戸田は「(作品宣伝の)イベントでこのような盛大なパーティーは初めてでかなりドキドキしていますが、楽しんでいってほしいです」と語り、生田は「この作品で戸田さんの凄まじさを皆が思い知ることになると思います」とアピールした。

トークコーナーでは、小道具のベネチアンマスクから導き出された「隠された素顔」というテーマに基づき、役柄の深淵が語られた。戸田は、自身が演じた細木数子について「欲望のままに、絶対に諦めない姿勢で手に入れていく姿が本当にかっこいい」と評する一方で、その裏側にある「孤独や満たされない愛情など、お金では買えないものを同時に抱えていた」と、演じる中で触れた複雑な内面を明かした。
これに対し、伊藤は「すべてを見透かされるような視線を感じた」と告白し、現場での朝の挨拶の時点から完全に細木数子として存在していた戸田の姿に圧倒されたと振り返った。戸田もまた、伊藤の持つ鋭さと強さに「ドキドキした」と応じ、互いに良い緊張感の中で演技をぶつけ合った手応えを語った。

続いて、生田が小道具のダリアを選んだことで、テーマは「愛と裏切り」へと進んだ。
生田は堀田として細木と出会うシーンを「雷に打たれたような、愛に溺れていく様子を意識して演じた」と回顧。対する戸田は、初めて堀田と出会うシーンを回想し、ハットを斜に構えて階段を降りてくるその姿に「ミュージカルが始まるのかと思った(笑)」と冗談を飛ばして会場を沸かせつつも、堀田とのシーンでは「会えない時間に胸が締め付けられるような感情を初めて体験した」と吐露。

一方で、そんな戸田が演じる細木と実は一度結婚する御曹司・三田役を演じた田村は「僕が会った時の細木数子はまだ20代前半の頃で。柔らかな笑顔をしてくださっていました。優しい方だと思っていたんですけど、完成した作品を観たら後半はどんどん顔が変わっていって…。このドラマ、裏表のある人ばっかりですね(笑)」と赤裸々に劇中の細木の変貌っぷりを告白。
それに対し、若き日の数子が恋に落ちる相手である須藤を演じた中島は「田村さん演じる三田と数子はお金のために結婚したと思うんですが…彼女が本当に恋愛をするのは僕が演じる須藤ですから」と細木役を演じた戸田をすかさずフォロー。

そんな田村と中島のやりとりに、細木が生涯で誰より愛した男・堀田役を演じた生田が「喧嘩しないで!堀田だから、本当の相手は!!」と割り込み、壇上では劇中さながら、細木を取り巻く男たちの争いがリアルに勃発する瞬間も。そんな様子に場内からは大きな笑いが起きていた。
また、島倉千代子を演じた三浦透子は、吹き替えなしの歌唱について「歌を練習することを心の支えにして準備した」と役作りについて明かし、細木との間に「一瞬の温かい時間があったと信じたくなるような豊かな時間だった」としみじみと撮影を振り返っていた。細川は、細木数子の弟役を演じたことについて聞かれると、現場でニヤッと笑いかけてくれた戸田を見て「この背中についていけば凄いものが見れる」と安心し、本当の姉のように慕っていたと語った。


最後に、改めて作品を楽しみにしているメッセージを聞かれた瀧本監督は、撮影開始の2年前に細木のお墓参りへ行った直後、自身を含むスタッフが「謎の高熱(約39.5度)に1週間うなされました。検査をしてもコロナやインフルエンザではなかったので、間違いなく呪いだ…と思ったんです。もし僕の身に何かが起きたらあの方の力だと思うので、その時は記者の皆さん盛大に書いてください」と冗談交じりに細木数子の人生をドラマとして描くことの覚悟を明かし、作品にかけた意気込みを改めて届けた。
戸田も「実在の人物を演じる責任の重さに怯え、最後まで試行錯誤し、自信をなくしそうになった」と切実な胸中を明かしつつも、「だからこそ成長できたと思います。命を削って作り上げた熱量が画面を通して伝わるはずです」と言葉に力を込め、イベントを締めくくった。



