「誰を好きになっても人間は幸せになれるんだって」玄一（及川光博）の母・千代子（由紀さおり）の言葉にSNS反響 『ぼくたちん家』第7話
11月23日に日本テレビ系日曜ドラマ『ぼくたちん家』第7話が放送された。主演を務める及川光博が、21年ぶりに連続ドラマの主演を務める本作。現代の様々な偏見の中で生きる“社会の隅っこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。恋も人生も、ままならない。でもそれでも人は、誰かと関わってしまう。社会の隅っこでつながった、3人の生活。笑って、泣いて、笑っちゃう、奇妙なホーム＆ラブコメディ。
（以下、ネタバレあり）
「つまり……両想いってことでいいですか？」――。心優しきゲイのおじさん波多野玄一（及川光博）の恋が実り、同じアパートで暮らす中学教師・作田索（手越祐也）と晴れて恋人同士になった。家を買って一緒に暮らすために、鯉登（大谷亮平）に教えてもらった『パートナーシップ制度』の活用に積極的な索は、さっそく区役所に予約を入れたり、玄一の両親にあいさつしたいと言い出したり、話をどんどん先に進めていき…。ついていくのがやっとの玄一は、索が無理をしているのではないかと不安になってしまう。
そんな中、玄一の母・千代子（由紀さおり）が索に会うため北海道から上京し、アパートにやってくる。索と千代子の初顔合わせに、ほたる（白鳥玉季）も同席。もちろん、玄一と親子のフリをしていることも、3000万円のことも千代子には内緒。玄一と索がパートナーシップ申請をして家を買うつもりでいることを伝えると、千代子は玄一の予想に反して「あらそう、いいじゃない！」と大賛成。最近ハマっているBL漫画『ハッピーエンドまであと3歩』略して『ハピさん』の影響か、以前にも増して玄一の恋を応援できるようになった千代子。今回の上京も、『ハピさん』の作者のサイン会に出席するのが目的らしい。でも、千代子にはもう1つ、大事な目的があった。それは、自分の命があと4か月と余命宣告されたため、東京の病院でセカンドオピニオンを受けるためだった。
SNSでは「えっ！BL！？え！？余命4か月！？」「母の余命を聞いた玄一はどういう気持ちなんだろう」「病は気から。BLに励まされて長生きしてほしい」「案外、こういう時って何にも言えないもんだよね」など、母・千代子の突然の告白に、玄一の心境を心配する声が多くあがっていた。
鯉登がパートナーの矢倉（kemio）と購入した家に、手続きのことを色々教えてもらうために訪れる玄一、索、ほたる。公正証書を作って、2人の生活の決めごとなども細やかに載せている鯉登と矢倉。しかし矢倉は、記載されているルールを鯉登が守らないためイライラが募り、玄一たちに不満を爆発させる。鯉登の煮え切らない言動に我慢ができなくなった矢倉は、その場を飛び出していってしまい、共同生活の難しさを垣間見る玄一たち。
区役所にパートナーシップの申請にやって来る玄一と索。「ホントのホントのホントにホントに大丈夫ですか！？」とビビる玄一。「家をかすがいにとか、正直ハッタリっていうか…」と不安そうな玄一に、「ハッタリでも嘘（うそ）でも、心から信じたらホントになります」と言葉をかける索。パートナーシップの申請が受理され、幸せそうにジャンプをして写真を撮ってもらう玄一と索だった。
一方、千代子はほたると一緒に『ハピさん』の原作者・羽毛ふとん（芋生悠）のサイン会に訪れていた。実は羽毛は、自分の作品に自信を持つことができずにいた。そこへやってきた千代子は、「私の息子、ゲイなんです」と告白。玄一にゲイだと告白された時、今後の息子の人生を心配して泣いてしまったという千代子。「男同士なんて幸せになれない」とずっと思い込んでいたが、『ハピさん』を読んで、「誰を好きになっても人間は幸せになれるんだって。だからうちの息子は決して不幸じゃないんだって。こんな当たり前のこと、私気が付いたの。だから先生、ホントにありがとうございます」と心からの礼を伝える。そんな千代子の言葉に、羽毛も救われるのだった。
視聴者からは、「母の優しさに心打たれた」「泣いちゃったのは反対じゃなくて、心配だったんだね」「息子のことを理解したいってずっと思っていて、そのきっかけがBLなら、すっごくいいこと！」など、玄一を思う千代子の優しさと愛情に、心を打たれたという声が多くあがっていた。
玄一と索は、無事パートナーシップの申請が受理されたことをほたるに報告。ほたるも「やりたいことが見つかりました」と玄一たちに伝える。ほたるのやりたいこととは、ギターを作ること。「だからお母さんが帰って来るまでよろしくお願いします」と改めて、2人に親代わりを頼む。索から「好きですよ、波多野さん」と抱きしめられ、お互いの気持ちを確かめ合う玄一と索。しかしそこへ警察の松（土居志央梨）がやってきて、玄一を連行していく…。
SNSには、「やっと索からの告白が聞けた～！」「幸せそうな2人にニマニマしちゃう！」「ハッピーエンドはまだ遠いの？」「松さん気づいちゃったのか？」など、お互いの気持ちを確かめ合って幸せそうな2人を祝福する声があがる中、警察の松に嘘がバレてしまったかもしれないことを心配する声も多くあがっていた。
11月30日放送の第8話では、親子のフリが、ついに警察にバレた!？玄一と索は、2人の“かすがい”となる家を買うために必要なパートナーシップ証明書を取得。いよいよ本格的に家探しを開始する……はずが、玄一とほたるがニセモノ親子であることを、警察の松に感づかれてしまう…。
毎週日曜よる10時30分～日本テレビ系にて放送
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