日本初開催の4年に一度の国際大会が「観戦無料」!聴覚に障がいがある世界のトップアスリートが集結「東京2025デフリンピック」が明日開幕!
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味。耳が聞こえない人、聞こえにくい人のスポーツの国際大会・東京2025デフリンピックが11月15日開幕する。約80の国・地域からトップアスリートが日本に集結。12日間に渡る熱戦が東京を中心とした各会場で繰り広げられ、どなたも観戦無料!オリンピックやパラリンピック競技にはない「ボウリング」、地図とコンパスを頼りにチェックポイントをクリアして進む「オリエンテーリング」も実施される。※射撃は会場観戦不可

今月6日、開幕を前に東京選出の日本代表選手45名が小池百合子都知事を表敬訪問。

(左から町田瑠音選手、三浦桂吾選手、坂本州選手、亀澤理穂選手)
■注目のアスリート デフ卓球・亀澤理穂(35)選手 ~悲願!自身初の金メダルへ~
過去4大会に出場し銀メダル3個、銅メダル5個を獲得した女子のエースが意気込みを語った。
「今回のデフリンピックは、第1回大会から100周年の記念の大会です。東京で開催されることも嬉しく思います。一人一人の選手たちがそれぞれの目標に向かってこれまで頑張ってきました。応援を糧に、皆さんに勇気や感動を与えられる、また記憶に残していただけるように頑張りたいです。それだけでなく、大会が終わった後も障がいの有無に関係なく、皆が安心して過ごせる共生社会の実現に繋がるよう責任をもって頑張っていきたいと思っています。個人的には、忘れ物の金メダルをとりにいきたいと思っています」
■デフリンピックならではの特徴
選手は試合会場に入った時点から競技への公平を期すため、聴覚を補助する補聴器等の使用は禁止。

例えば陸上競技ではスタートランプを使用した「視覚」による情報保障を用いる。

「スタートランプ」
スタート音を光の合図で知らせる装置でピストルと連動。色の変化によって選手に合図を知らせる。
・On Your Marks(位置について)・・・赤
・Set(用意)・・・黄
・Go!(スタート)・・・緑

サッカーでは主審が旗(フラッグ)も所持。ホイッスルと併せて試合をコントロールするなど、各競技で「視覚」による情報保障がある。
■日本開催で過去最多メダルへ
日本選手団は前回大会(ブラジル・カシアスドスル)では過去最多30個のメダルを獲得。初の自国開催となる今大会では31個以上のメダルを目指している。観戦無料のデフリンピック、世界トップのデフアスリートたちの熱戦を是非会場で!そして、日本代表選手の奮闘に熱いエールを!
■東京2025デフリンピック概要
・正式名称 第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
・大会期間 11月15日~26日(12日間) ※サッカーは開会式前日から開始
・参加国、参加者数 約80の国・地域から約3000名の選手
・競技数 21競技
陸上、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、ボウリング、自転車競技(ロード、マウンテンバイク)、サッカー、ゴルフ、ハンドボール、柔道、空手、オリエンテーリング、射撃、水泳、卓球、テコンドー、テニス、バレーボール、レスリング(フリースタイル、グレコローマン)
・試合日程や会場は大会公式サイトで要チェック!
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