桝太一　アナウンサー時代を想起「初めて仲良くなった有名人」澤穂希との思い出を語る

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研究者でキャスターの桝太一（44）が11月1日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY（アナザースカイ）』に出演した。今回はロンドンを訪問し、アナウンサー時代を想起。元女子プロサッカー選手、澤穂希との思い出を語った。

ロンドンを訪れた桝が足を運んだのは、中心からは少し離れた場所にあるウェンブリー・スタジアム。2012年のロンドン五輪の際、ここで女子サッカーの取材をしたという。桝は当時を思い出すと、「スポーツ実況はそれまでしてたんですけど、自分がリポーターで伝えるっていう経験がほとんどなかったんですよね。まあやっぱり不安で」とコメント。そんなときに出会ったのが、当時の日本女子サッカー代表、澤穂希だった。

「澤さんが実は、僕がアナウンサーになって初めてプライベートで仲良くしていただいた有名人なんですよ」と、桝は懐かしそうに話す。メダル獲得のかかった準決勝を観客席で眺めていた当時に思いをはせると、「（日本チームが）あの世界の注目するグラウンドでプレーしている姿にまず感動しました」と語った。

準決勝で日本が勝利した瞬間、桝は自分でも意外な行動をしたと続ける。「日本が無事に勝利して、（選手たちが）引き上げてくる時に、舞い上がってたんでしょうね。普通のアナウンサーはしないと思うんですけど、ゲートのところで、“澤さーん！”って、手を振りながら呼んじゃったんですよ」と話した。カメラの前であったが、こみ上げた自分の熱を抑えることができなかったという。

感動のあまり澤選手を呼び止めたのは、桝自身にとっても意外な行動だった。「理屈で人の心を動かすっていう感覚で（テレビ業界に）入ってきた人間が、人の心って理屈じゃない動き方するんだっていうのを学ばせていただいた」といい、自分の変化に驚いたという。

桝は、「誰が言うかとか、どう言うかじゃなくて、中身が大事だってずっと思っていたんですよ。正しいこと言えば伝わるはずだと。でも澤さんと触れ合って、本当に目の前で心動かされるシーンに何度も立ち合わせてもらったことで、“伝える”って理屈だけじゃないんだなっていうことが学べた」とコメント。

「自分を変えてくれた経験ですし、学びだったんじゃないかな」とつづけ、アナウンサー時代の大切な思い出を振り返った。

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