INI 26万人を動員したツアーを完走! 藤牧京介「こんなに最高な仲間たちとMINIに支えられて、INIでいられることが幸せです」
![『2025 INI LIVE [XQUARE-MASTERPIECE]』ツアーを開催したINI](/wp-content/uploads/2025/09/250917_INI_top.jpg)
グローバルボーイズグループ・INIが26万人を動員したツアーを9月15日(月・祝)に完走した。entaxではオフィシャルレポートをお届け。
INIが、9月13日(土)~15日(月・祝)の3日間にわたり、『2025 INI LIVE [XQUARE-MASTERPIECE]』を愛知・バンテリンドーム ナゴヤで開催。
INIは5月から6月にかけて全国5都市15公演を巡るアリーナツアー『2025 INI 3RD ARENA LIVE TOUR[XQUARE]』を開催。タイトルには“INIならではの方法で導く新たな革命の場所”という意味が込められており、『2025 INI LIVE [XQUARE - MASTERPIECE]』はINIとMINI(ファンネーム)で革命の最後のひとかけらを埋める公演となった。
単独でのドーム公演は2024年2月に実施した京セラドーム大阪での2DAYSに続いて2か所目となり、今回は3DAYSに規模を拡大し、ドームならではの演出やセットリストで大盛況のうちに幕を閉じた。
フラッグを掲げたダンサーが続々と現れ、上空からINIのメンバーが登場すると至る所から悲鳴のような歓声が上がった。
幕開けにふさわしい『WMDA(Where My Drums At)』のイントロが流れると、会場全体がメンバーの一挙手一投足に視線を奪われる。気迫あふれるパフォーマンスで序盤から圧倒し、呼応するかのように「INI!INI!」とMINIの掛け声も轟いた。
池﨑理人が「俺たちの最後の革命、見届ける準備いいか!」と叫び、『LOUD』『SPECTRA』と激しさを増していった。炎や火花が噴き出し、鮮やかなレーザー演出で『BOMBARDA』に突入すると、「WE ARE INI」のフレーズではMINIの声も共鳴し、ますますヒートアップ。
ダンサーもステージに登場し、大迫力の群舞で魅せ、ドームを突き抜けるかのような藤牧京介のロングトーンが響き渡った。木村柾哉がステージ中央でフラッグを高らかに掲げると、背面には「MASTERPIECE」のタイトルが映し出され、“革命”の答えを示すかのような象徴的なシーンに。
![『2025 INI LIVE [XQUARE-MASTERPIECE]』ツアーを開催したINI](/wp-content/uploads/2025/09/250917_INI_1.jpg)
メンバーカラーであるピンクとオレンジの部屋のようなセットに登場したのは、緊張しながらMINIとの約束に向かう身支度をする尾崎匠海と佐野雄大。先ほどまでのクールな雰囲気から一変、2人のかわいらしい表情に会場も和やかなムードの中『YOU IN』を披露。天使の羽をつけたダンサーに囲まれ軽やかにステップを踏み、最後は花束を持ちながら「MINI!大好きやで~!」と告白してMINIの心を撃ち抜いた。
![『2025 INI LIVE [XQUARE-MASTERPIECE]』ツアーを開催したINI](/wp-content/uploads/2025/09/250917_INI_2.jpg)
スポットライトに照らされる中、ギターを手にした髙塚大夢が登場。そのままギターソロを弾き始めると、ベースの後藤威尊、キーボードの木村柾哉、ドラムの田島将吾と音が重なり、まさかのバンド演出に会場は騒然。髙塚が「INIのバンドが来たぞ!聞いてください、『AMAZE ME』!」と叫び、清涼感溢れるメロディーを息ぴったりに奏でた。視線を合わせながら楽しそうに演奏する姿に、MINIもペンライトを振って盛り上げる。
意外なバンドメンバーの構成にMINIは驚き、木村は演奏姿を披露するのが初めて、後藤は初挑戦で、練習していることも明かしておらずこの日のために手にタコができるまで猛特訓を重ねたと語り、予想外のバンドステージとなった。
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『Busterz』では、黒のロングコートに身を包んだ池﨑と許豊凡がクラシックカーでアリーナを回遊。荒廃したディストピアのような社会で、再び夢と希望を探してくれる強靭な救世主を比喩した歌詞が印象的な楽曲で、マフィアのアジトのようなムードの中、センターステージに姿を現したのは松田迅。ダンサーと共に妖艶なダンスを繰り広げると、「打ち噛ませ“RIHITO”」のフレーズを合図に池﨑が躍動的なラップ、許がエッジの効いた歌声で魅せ、盛り上がりはピークに。最後はロングコートを脱ぎ捨て、首根を掻くポーズで鮮烈な印象を与えた。
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エンジン音が鳴り響き、爆発音と共にバイクに乗った西洸人と藤牧が登場。“西牧”と書かれたスタジャンのHIP HOPルックで披露したのは『Dirty Shoes Swag』。30人の子分(ダンサー)を引き連れ、肩を組みながら花道を進み、ステージの端まで無邪気に走り出す。左右のウィングステージに分かれてソロダンスバトルが始まると、西がダンススキルを生かした緩急のあるパフォーマンスで遊び心たっぷりに盛り上げた。一方で普段はボーカルのイメージが強い藤牧もアクロバットを華麗にこなし、キレのあるダンスで新たな一面をのぞかせ、ラストスパートは全員で怒涛のステップで畳みかけ会場全体を巻き込んでいった。
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ドーム公演では、6月にリリースし、初週で自身最高45万枚を売り上げ、ハーフミリオンを突破している3RD ALBUM『THE ORIGIN』からタイトル曲『DOMINANCE』や初披露の楽曲も。『Non-Stop』では中毒性のあるメロディーに乗せて、気づかないうちに加速し、どんどん深く抜け出せなくなってしまった感情を表現。黒い布を使った色気漂うパフォーマンスで会場を魅了した。
ファンクなサウンドと東洋の伝統楽器のミックスが特徴的な『Bullseye』は今までのINIにはなかったスタイルの楽曲でこちらも初披露。タイトル通り、的を狙っているような振り付けが印象的。
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そして松田が作詞に参加し、「(ドーム公演の)この景色を思い描いて書いた」と語る『What A Night』は“今夜を魅力的に彩る君との一夜”を歌った楽曲で、特別な夜を噛み締めるようにドームを見渡しながら歌い上げた。
『Pineapple Juice』ではスペシャルゲストとしてDoleオリジナルキャラクターの“パイニー”が登場。メンバーとも息ぴったりのダンスでステージを盛り上げた。
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『HI-DE-HO』『Drip Drop』ではINIのライブでは初となるムービングステージで移動。透明なステージでMINIの頭上を通過し、メンバーは興味津々に下をのぞき込みながらアリーナの後方へ。
そして『Party Goes On』ではフロートに乗ってさらにMINIの近くへ行き、四方に手を振りながらアリーナを巡った。
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『HANA_花』では扇子を使った優美な演出で華やかなステージを繰り広げ、強烈なサウンドで展開する『3D』ではライトスティックを巧みに使ったパフォーマンスを披露。ドームならではのステージや構成、楽曲に合わせた多彩な演出でMINIを楽しませた。
後半に差し掛かってもなおギアを上げるINIは『CALL 119』『Shooting Star』『Rocketeer』『MORE』と怒涛のメドレーで畳みかけ、本編のラストを飾った。
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興奮が冷めやらぬ中、INIコールが各所から沸き起こると「みんなに会いたくなって戻ってきちゃいました!」とメンバーが登場。再びフロートやムービングステージを使ってMINIとコミュニケーションをとった後、最終日には『君がいたから』をサプライズで披露。10月31日(金)公開のドキュメンタリー映画『INI THE MOVIE『I Need I』』の主題歌として書き下ろされたバラード。池﨑・尾崎・後藤・佐野・髙塚・藤牧が作詞を手掛けており、INIのこれまでのヒストリーやMINIへの想いが綴られている。歌い終わると、思わず佐野が涙を零すシーンも。
最後は1人ずつ挨拶し、後藤が少し言葉を詰まらせながら「MINIのみんなのおかげでここに立つことができています。みんなの応援全部ちゃんと届いてます。僕が思う最大級の感謝の言葉は『大好き』という言葉なのでそれを伝えさせていただきます。MINI大好きです!本当に今日はありがとうございました!」、藤牧は「今日はこんなに素敵な景色を見させてくれてありがとうございます。こんなに最高な仲間たちとこんなに最高なMINIに支えられて、INIでいられることが幸せです」と感謝の気持ちを伝えた。
田島が「さっき『5大ドーム目指そう』といううちわがあったんですよ。頑張って目指したいなと思います!」、木村も「ドーム公演は終わってしまいましたけど…ドームツアー、INIならいけるよな!?その時また会いにきてくれるよな!?」と投げかけ、MIINIが声援で応えた。
そしてINIのライブでは恒例となっている、メンバーとMINIによる円陣タイムで「WE ARE INI!」と一つになったところでいよいよラストの『HERO』『FANFARE』。
「声枯れるまで叫べ!」と煽り、すべてを出し切るようにステージを駆け回った。ところが、フィナーレを迎えてもINIコールが鳴りやまず、メンバーは再度ステージへ。「まだ終わりたくないよね!」と予定外のダブルアンコールで『What A Night』を再び披露し、『2025 INI 3RD ARENA LIVE TOUR [XQUARE]』の幕を下ろした。
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