実写映画『秒速5センチメートル』 原作アニメーションで印象的なシーンを含めた場面写真が一挙解禁

新海誠の劇場アニメーションが原作で、SixTONES・松村北斗が主演を務める映画『秒速5センチメートル』。この度、本作の場面写真が一挙解禁された。
『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)。映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、センチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から18年たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている。
主人公を松村北斗が演じ、映像監督・写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之が監督を務める。
1991年、小学生で出会い、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして少しずつ心を通わせていた貴樹(上田悠斗)と明里(白山乃愛)。
1997年、種子島でのどこか心ここにあらず過ごす貴樹(青木柚)と、貴樹に想いを寄せる花苗(森七菜)の高校生活。
そして2009年、人と深く関わらず、東京で閉じた日々を送る貴樹(松村北斗)と、あの頃の想い出とともに日常を生きる明里(高畑充希)。18年という時を、異なる速さで歩いた二人の、大切な人との巡り合わせを描いた物語。
そんな本作の世界観を切り取った場面写真11点が一挙解禁。
どこかいつも遠くを見つめている明里の姿や、桜が舞い散る中で踏切の前にたたずむ貴樹の姿。


そして、満開の桜の前でシャボン玉を吹く幼い二人の思い出のシーン、凍える冬の栃木・岩舟駅での二人の再会のシーン、種子島でロケットの打ち上げを見上げる花苗と貴樹、サーフィンをする花苗の姿など、原作アニメーションで印象的なシーンも。






さらに、貴樹と科学館の館長・小川(吉岡秀隆)が話すシーンや、花苗の姉・美鳥(宮﨑あおい)と明里が桜の下で笑顔を見せる、実写版『秒速5センチメートル』オリジナルシーンも一挙解禁。淡く、切なくも、心温まる本作の世界観がおさめられた場面写真となっている。



《ストーリー》
1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。
しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。
離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。
中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。
「2009年3月26日、またここで会おう」
時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。
30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。
そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。
明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。
18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。
交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。
――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。
映画『秒速5センチメートル』 は全国東宝系にて2025年10月10日(金)公開
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