ラッミス＆ヒュールミも参加！ダンジョン女神グランプリで大波乱！？SNS「普段と違う服装が見られて眼福」　アニメ『俺自販機』第10話

9月3日（水）にTOKYO MXで放送されたアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season』第10話「ダンジョン女神グランプリ」では、避難住民との親睦を深めるための祭りとして企画されたイベントで、ラッミスとヒュールミが参加を決意。優勝を狙うラッミスたちや最後のヘブイの謎めいた行動などが見どころの回となった。

（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

｜ムナミの策略にまんまとハマる二人

物語は宿屋でのムナミの提案から始まった。「ダンジョン女神グランプリを開催しようと思っています！」とムナミ。集落の住民が増え、親睦を深めるために祭りの開催を提案したのだ。

当初は参加を渋っていたラッミスとヒュールミに対し、ムナミの巧妙な心理戦が始まる。「シャーリィさんが優勝したら“感極まってハッコンさんに抱き付いて熱い口づけをしてしまいそうですわ”って、言ってたけどぉー」という（おそらく作り話の）発言に、ラッミスは顔を真っ赤にして「う、うちもダンジョン女神グランプリに出るよ！」と宣言。さらにヒュールミも「最近、魅了の魔導具の開発もしていてな。情報収集を兼ねて、出るのも悪くねえだろ」と理由をつけて参加を決意した。

｜ファッション誌でスタイリング大作戦

ラッミス、ヒュールミ、シュイの緊急会議では、どうやって優勝するかが議題となった。当日は普段着でのあいさつと特技披露があり、特技披露では格好も自由ということが判明。しかし問題は服装だった。シュイは「これ以外だと寝巻と普段着しかないっす」、ヒュールミも「オシャレなんて気にもしてなかったからな」というなんとも寂しい現実が明らかに。

露出度勝負を提案するシュイだったが、「露出勝負でシャーリィに勝てると思うか？」というヒュールミの現実的な指摘に、二人は「勝てないっす！」と即座に諦めた。そんなとき、ハッコンが雑誌自動販売機に変身。ファッション誌を提供することで、三人のスタイリング問題を解決した。雑誌を見た三人は「この服、カワイイ！」と目を輝かせ、朝まで相談を続けた。

｜グランプリ当日ハッコンも大活躍

出場者は10名がエントリー。両替商のアコウイ、道具屋の看板娘フィア、大食い団のスコ、始まりの会長、大商会のお嬢様スオリ、キコユ、シュイ、ヒュールミ、ラッミス、そして大本命のシャーリィが名を連ねた。

特技披露の直前、控室に呼ばれたハッコン。三人から「このままじゃ、シャーリィさんには敵わない」と相談され、魅力を上げる商品の提供を求められた。ここでハッコンが化粧品自動販売機に変身。「実は三人が出場を決めたときから、毎夜ファッション誌を読み漁り、『これでハートを鷲掴（わしづか）みメイク術』の練習を繰り返してきたんだ」という秘密が明かされた。このシーンでは「ハッコンベンディングマシンパワーでメイクアップ！」というセリフとともに、時間の制約からヒュールミとラッミスの二人を美しく変身させた。

｜大波乱のグランプリ

特技披露では各出場者が個性的なパフォーマンスを披露。シュイは体操服姿で風船を弓で射抜く演技を見せ、会場から大きな拍手を受けた。続いてヒュールミはスケバン姿、ラッミスは制服姿で登場。ヒュールミの発明した魔道具をラッミスが操作するパフォーマンスだったが、ラッミスが調子に乗って魔道具を壊してしまう場面もあり、会場は笑いに包まれた。

その後、大本命のシャーリィが急に体調を崩したとして棄権。がっかりする観客たちの中、投票が行われた。実はシャーリィの棄権は、最初から祭りを盛り上げるための計算された行動だったことがほのめかされ、彼女の大人な配慮も感じられる展開となった。

結果は、なんとラッミスの優勝！舞台で「やったよ、ハッコン！」と両手を振るラッミスの姿に、会場は大きな拍手で包まれた。優勝賞品としてハッコンの50回分の食事券と、スオリ商会提供の魔道具の靴が贈られた。

SNSでは「ラッミス優勝おめでとう！」「メイク姿もハプニングも含めて可愛すぎる」「普段と違う服装が見られて眼福」という祝福の声などが上がった。

｜ヘブイの謎の言動

しかし、物語はここで終わらなかった。優勝賞品の靴を見たヘブイが突然「あの靴はっ！？」「やっと、やっと……見つけたっ！」と靴をにらみつける。スオリから『疲れ知らずの神足』という名前の靴職人ログジエムの最高傑作であることを聞いたヘブイは、灼熱（しゃくねつ）の砂階層で手に入れたという情報を得て、にこやかに笑いながらも目は鋭い光を放っていた。