NHK夜ドラ『いつか、無重力の宙(そら)で』ひかり役・森田望智、主演・木竜麻生との初共演は「初めてじゃないような感覚」

9月8日(月)より放送開始のNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙(そら)で』の試写会が8月25日(月)に行われ、主演・木竜麻生と森田望智が登壇した。
本作は「4人でいれば、そこはいつでも宇宙になった」をテーマに、高校時代に「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組が大人になり、それぞれの道を歩む中で忘れていた「宇宙」への夢と再会するストーリー。超小型人工衛星を通じて宇宙を目指す、30代女性たちの第二の青春を描く物語。
木竜麻生が演じる主人公・望月飛鳥は大阪の広告代理店勤務の30歳。社内では若手が目指すべきロールモデルと言われ、社員代表として会社の採用サイトにも載っている“できる人”。と言われつつ、周りの期待に応えようと日々必死で…。何が自分の言葉で、思いなのか、よくわからなくなっている。
森田望智が演じる日比野ひかりは、いつも明るく前向きで “太陽”みたいな人。自分の「好き」を探求し、周りの空気や世間の常識に惑わされず、我が道を突き進むパワフルさがある。それ故に「変わり者」と言われることもあるが、本人は全く気にしていない。高校時代は飛鳥と一緒に天文部を立ち上げ、「宇宙飛行士になりたい」という夢をひたすらに追いかけ続けていた。
試写会に登壇した二人からはそれぞれ、コメントが到着した。
♦木竜麻生 コメント
1週目は飛鳥のオフィスシーンや、ひかりと再会するシーンなど、彼女にとっての日常と、これからの物語のきっかけになる部分を楽しんでいただける週かなと思います。ひかりとのシーンも、序盤に撮影したシーンなんですが、最初から望智ちゃんに委ねて、力を借りながら撮れたシーンでした。
最初に脚本を見たとき、南野プロデューサーや佐藤ディレクターと話したときに、「飛鳥は会話の中でのルーズボールを愚直に拾い続ける人」で、自分ができること、自分のやるべきことを分かった上で行動できる人だと感じて、それを意識して撮影に臨みました。
飛鳥は仕事が嫌いなわけでもなく、人間関係もうまくいっていないわけでもない。でも、小石くらいのひっかかる小さな思いを飲み込んでしまっている。そういう人は世の中にたくさんいるんじゃないかと、ドラマを通じて考えました。
自分も経験を重ねて成長した部分もあるが、それと同じだけなくしてしまったものがあるんじゃないかと思います。この作品と出会えたことで、改めて自分の変化を感じました。
♦森田望智 コメント
麻生ちゃんの目をみるだけで、ひかりになれました。
わたしと麻生ちゃんがそれぞれ演じる役に近い部分があったので、(共演が)初めてじゃないような、ずっと一緒だったような感覚を持ちながら撮影が始まったことを思い出しました。
ひかりは「太陽みたいな人」と台本に書かれていたので、みんなを照らすような、自分の力で自分の道を切り開いていく、そんなエネルギーを持っている子なんだなと思いました。
自分がひかりと似ているところとしては、好きなものは好き、とハッキリしていたり、自分のお芝居に対する好きな気持ちが、ひかりにとっての宇宙と似ていたり、自分の好きなものを自分で分かっていて、そこに向かって進もうとする姿勢が似ているなと感じています。
ドラマを通じて、純粋に楽しんで好きなことを突き詰めることがこんなにキラキラしていて、居心地のいい時間で、うらやましくなりました。他愛もない話をずっとしていて、自分たちが呼吸するようにセリフを言えたのがうれしかったです。

NHK夜ドラ『いつか、無重力の宙(そら)で』
2025年9月8日(月) NHK総合よる10時45分より放送開始
毎週月~木(総合)各話15分 <全32回/8週>