ドラマ『最後の鑑定人』初の刑事役に挑戦！中沢元紀インタビュー「科学捜査は想像つかないことばかり」

2025.8.5 12:00

藤木直人と白石麻衣がクセ強なバディを組むドラマ『最後の鑑定人』が、現在フジテレビ系列にて放送中。本作で捜査一課のやる気溢（あふ）れる刑事・都丸勇人を演じている、中沢元紀にインタビューを行った。

中沢は『ナンバMG5』（2022年、フジテレビ系）で連続ドラマ初出演を果たすと、翌年には『沈黙の艦隊』（2023年）で映画初出演。その後も『下剋上球児』（2023年、TBS系）、『366日』（2024年、フジテレビ系）、『ひだまりが聴こえる』（2024年、テレビ東京系）などに出演。現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』では北村匠海演じる柳井嵩の弟・柳井千尋役を好演し、“国民の弟”と話題になっている。

本作は、事件の痕跡を元に、敏腕鑑定人が科学的アプローチを駆使して難事件の真相を暴いていく本格サイエンス×ミステリー作品。中沢演じる都丸は、刑事に憧れ神奈川県警に入庁した若手で、上司の三浦（阿部亮平）に土門（藤木直人）と捜査現場の橋渡し役を命じられる。土門のとっつきにくく何を考えているのかわからない様子に翻弄（ほんろう）されイライラしつつも、依頼を引き受けてもらえるよう説得する役柄。

｜初の刑事役に挑戦！「このタイミングで演じることができてうれしい」

――都丸の役どころについて教えてください。

都丸は若手の刑事であり、事件に対して一生懸命で、向上心もある熱い男です。でも、素直で可愛らしい役だとも思っています。土門先生をはじめ、個性が強い方達ばかりなので、それに対して都丸のキャラクターをどう見せていこうと思ってたんですけど、（都丸の）真っ直ぐさを出せば、見ている方達にも伝わるんじゃないかと思ったので、あまり考えすぎないように演じています。

――都丸との共通点はありますか？

好きなことに対して一生懸命のめり込むタイプなんですけど、都丸もそうだと思うし、向上心という面では似ているかなと思っています。

――初めての刑事役、どのように準備されましたか？

刑事役を一度は演じてみたいと思っていたので、このタイミングで演じることができてすごくうれしいです！専門的な難しい用語も出てくるので、そこはしっかり読み込みながらやっています。でも、都丸も土門先生の言っているセリフがわからないことがあるので、そこは素直に受け取りながら演じています。

――作品を最初に読んだ時の印象はいかがでしたか？

やっぱり科学捜査の部分がすごくおもしろいと思いました。土門先生の専門的な用語を聞いて、「こういうやり方で事件が解決していくんだ」とか、想像つかないことばかりだったので、そこは僕も新鮮な目で見れました。

――現場のチームワークや雰囲気はいかがですか？

すごくいいと思います。藤木さんのセリフが長いのもあって、「話しかけていいのかな」っていう気持ちはあったんですけど、藤木さんの方から気さくに話しかけてくださって、釣りの話をさせてもらいました。僕は川釣りで、藤木さんは海釣りで、迫田（孝也）さん（2話から登場する弁護士役）も釣りをやられるみたいなので、「今度みんなで一緒に行こう」という話もしてました！

――今回の現場の中で、藤木さんから得たものや、“盗める”と感じたものはありますか？

盗めるものは全て盗んでいこうという気持ちはすごくあります（笑）土門先生と都丸は、長尺で説明セリフも多いので、見てる方が飽きないようにするお芝居の仕方は勉強になります。藤木さんの相手の顔や資料を見る時は見る、相手に（言葉を）刺す時は目を見て話したり、そういう表情の切り替えはすごく勉強になってます。