嵐莉菜　自身のルーツを探すドイツ・ハンブルクへの旅…多国籍な環境で育ったからこそ感じた幼少期の葛藤とは

7月19日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY （アナザースカイ）』には、俳優・モデルの嵐莉菜（21）が登場する。2022年公開の初主演映画『マイスモールランド』では日本で暮らす難民の少女を演じ、各新人賞を受賞した彼女が今回はドイツのハンブルクを訪問。母が青春を過ごした街をめぐり家族の、そして自身のルーツをたどる。

母が日本とドイツのハーフ、父がイラン、イラク、ロシアのミックスであるという嵐。グローバルな出自に司会の今田耕司も驚いた様子だが、自身は東京生まれの埼玉育ちだという。母の出身大学があるドイツ最大の港町、ハンブルクに降り立つと、子どもの時に訪れた以来の街を歩く。「今大人になったなって実感してます」と、成長したからこそ分かる歴史感漂う風景に感動した様子を見せた。

娘がハンブルクに向かうと聞き、母がオススメの場所をリストにして送ってきてくれていた。モダンなデザインが特徴のコンサートホール、街の人々の憩いの場になっている欧州最大級の日本庭園、ジャーマンビールの楽しめるパブなど、行く先々で自分の知らない、母の青春時代に思いをはせる。

自分につながる、家族のルーツをたどる旅のなかで、嵐は子どものころに抱えていた葛藤を想起する。日本で生まれ育ったが、他とは少し違った容姿によって、周囲からは特別なものを見るような視線を向けられることも多かったという。「私は日本生まれ日本育ちなのに、外国人なんだな」、幼少期の思い出が、小さなしこりとして残っていた。ただそんな経験をしたからこそ、初めて主演に抜てきされた映画『マイスモールランド』では、自分にしかできない演技ができた。人生を変えた作品というが、出演を通じて得た気付きとは。

『アナザースカイ』は日本テレビ系にて今夜11時から放送。

写真提供：（C）日テレ