「役所さん以外には考えられませんでした」細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』クローディアス役に役所広司など追加キャスト解禁

2025.7.17 19:30
映画『果てしなきスカーレット』全キャスト一枚絵

細田守監督最新作の映画『果てしなきスカーレット』が2025年11月21日(金)に日本で、さらに12月12日(金)よりアメリカにて劇場公開される。この度、役所広司を始めとする追加キャストが解禁された。

『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『竜とそばかすの姫』(21)などの代表作が国内外の数々の賞に選出され、今や日本だけでなく世界中の観客を魅了し続けているアニメーション映画監督・細田守。

最新作となる『果てしなきスカーレット』のテーマは、“生きる”。「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、≪死者の国≫で再び宿敵に復讐を果たそうとする物語だ。

主人公・スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を岡田将生が演じる。細田作品初参加となる芦田と岡田が、細田監督が描き出す狂気と復讐が交差する≪死者の国≫を舞台とした“愛を探す物語”に挑む。

また、スカーレットが復讐に身を投じるきっかけを作ったクローディアスを演じるのは、4作目の細田作品となる役所広司。これまでは、不器用ながらのやさしさを感じるキャラクターが多かった役所だが、今作では今までとは真逆の主人公の宿敵・クローディアスを演じる。クローディアスは、スカーレット(芦田)の父であり、自身の兄でもあった国王(市村)を殺して王の座を奪った、本作最凶の敵。スカーレットからの報復におびえ、側近らにスカーレットの命を奪うよう命じる冷酷で狡猾な人物だ。

役所は、「今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした」とコメントした。

また、細田監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした」と役所を選んだ理由を明かした。

さらに、スカーレットと聖の前に次々と立ちはだかるクローディアスの刺客集団や≪死者の国≫の住人ら重要キャラクターを一挙解禁。細田守作品初参加となる、市村正親・吉田鋼太郎・斉藤由貴・松重豊・柄本時生・青木崇高・白山乃愛・白石加代子、そして、細田作品2作目の山路和弘、4作目の染谷将太が壮大な物語に参戦する。

錚々たるキャスト陣による競演になったことに対して細田監督は「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通して皆さんから教えてもらえることが様々あり、『果てしなきスカーレット』を作る上で大変勉強になりました」と恐縮した様子で話しつつも今作への自信をのぞかせた。

役所をはじめとする日本を代表するキャスト陣による、声の競演に期待が高まる。映画『果てしなきスカーレット』は2025年11月21日(金)に日本にて公開。

ⓒ2025 スタジオ地図

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