ファーストサマーウイカ　「空白の時期にタイに出会った」心の故郷を訪問し、何者でもなかった時代を振り返る

ファーストサマーウイカが、21日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY（アナザースカイ）』に出演した。今回はタイ・バンコクを訪問。タイにはウイカが今のように有名になる以前から思い出があるという。

「大阪に帰ろうかみたいな気持ちで行くみたいな、そのぐらい大好き」と話すウイカ。お正月の時期には毎年必ず訪れているといい、節約のため今でも格安航空のトランジット便を使っていると話すとMCの今田耕司を驚かせた。バンコクの街を歩きはじめると、さすが何度も訪れているからか、勝手知ったる様子。屋台やゲームセンター、おいしい中華屋など、観光というより地元を案内するかのように街を歩いた。

ウイカがタイに初めて来たのは2016年ごろという。当時について、「全然まだテレビに出られると思ってもないというか。（アイドルの）グループ活動をしてライブを中心にやっていて、“これからどうしていこうかな”みたいな27～28歳くらい」と振り返り、「何者でもないみたいな、空白の時期にタイに出会った」と話す。さらに当時のウイカにとってタイに行くことは最上級の贅沢（ぜいたく）だったと続け、「本当に一年に一回の贅沢で来てたっていうか。その贅沢を一年の自分のご褒美みたいなものにしてた」としみじみ語った。

そんなふうに思い出が積み重なっている場所だからこそ、あえて観光スポットを巡るでもなく、故郷の大坂に戻る時と同じような感覚で、普段と同じように楽しむのだという。タイで過ごす時間をウイカは「心の家に帰る時間」といい、最後には「自分の人生を振り返って味わい直すっていうのも、それはすごく贅沢なことだと思う。余白があるからこそ、過去も振り返れるし、未来も見られる。それは実は何よりも贅沢なことなんだよっていうのを教えてもらいました」と、旅を通して得た気付きを話す。初めて訪れた時から自分もタイの街も大きく変わったが、来るたびに新たな気付きや学びを得て帰る。ウイカにとってタイは、今の自分を見つめ直して次へ進むための力を蓄える、そんな大切な場所だった。

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写真提供：（C）日テレ