阿部寛　“出演を直談判“あのレジェンド俳優と3秒間の共演は「どんなドラマの撮影よりも覚えてます」

俳優の阿部寛（60）が6月22日放送の『おしゃれクリップ』に出演。苦労時代の転機となった、とあるレジェンド俳優との共演について明かした。

番組では、阿部の芸能活動の歩みについて特集。23歳で人気モデルから俳優に転身し、注目されるも、その後は「そんな甘い世界じゃないんで、次にどんどんどん新しい人出てきたら乗り換えられる。もうあっという間でした」と思うような活躍はできなかったという。

「“あの人は今”じゃないけど、そういうふうに写真貸してくれって事務所が言われましたっていうのは全然」と20代中盤を振り返った阿部は、悶々（もんもん）とした思いを持ちつつ、何かやらなきゃと考える日々を送っていたそうだ。

こうした中、阿部は憧れていた俳優・高倉健さんが出演するドラマの噂（うわさ）を聞きつけると、すでにほとんどのキャストが決定した後にもかかわらず、一言だけ高倉さんとセリフを交わす“工事人A”という端役が空いていたことから、出演を直談判。見事、高倉さんとの共演を勝ち取った。

番組MCの山崎育三郎から「どんなお気持ちでした？」とたずねられた阿部は「3秒だけど、どんなドラマの撮影よりも覚えてますよ」とコメント。そして「いい芝居してるんですよ。やっぱりそこに自分で行ったっていう責任もあるし、健さんが包み込んでくださったんでしょうね」と、スタジオで紹介された当時の映像に見入っていた。