高田茜とスティーヴン・マックレーがゲスト出演!──世界的人気作『不思議の国のアリス』が新国立劇場で開幕

2025.6.13 18:15
新国立劇場バレエ団の写真

世界中のバレエファンを魅了した英国発の大作『不思議の国のアリス』が、6月12日、新国立劇場バレエ団によって華やかに幕を開けた。カラフルで奇想天外な舞台世界に、観客は一瞬で引き込まれていく。

新国立劇場バレエ団の写真
アリス:小野絢子
撮影:鹿摩隆司

本作は、2011年に英国ロイヤルバレエで初演された話題作で、ルイス・キャロルの名作をもとに、振付:クリストファー・ウィールドン、音楽:ジョビー・タルボット、美術:ボブ・クロウリーという豪華布陣で制作された。クラシックの枠を超えたエンターテインメント性と、精緻な芸術性を兼ね備えた舞台は、世界中の劇場でレパートリー入りを果たしてきた。
アジアでは唯一、新国立劇場バレエ団にだけ上演が許可されており、今回の再演はまさに“特別な体験”と言えるだろう。

新国立劇場バレエ団の写真
アリス:小野絢子/庭師ジャック・ハートのジャック:福岡雄大
撮影:鹿摩隆司

今回の舞台には、英国ロイヤルバレエから高田茜がアリス役でゲスト出演。繊細さと大胆さを併せ持つ彼女の表現が、アリスというキャラクターに新たな息吹を吹き込む。
加えて、マッドハッター役には同じく英国ロイヤルバレエのスティーヴン・マックレーがゲスト出演。ウィットに富んだこの役を、マックレーが演じるのは2022年に続いて2回目。卓越したタップダンスと軽妙な演技力で、今回も観客を魅了することは間違いない。

新国立劇場バレエ団の写真
アリス:小野絢子/白ウサギ:木下嘉人
撮影:鹿摩隆司

さらに、元・新国立劇場バレエ団ファースト・ソリストの福田圭吾もマッドハッター役でゲスト出演。この作品では、アリスをはじめとする主要キャストが日替わりで複数のダンサーによって演じられるのも大きな魅力で、それぞれのアリス、それぞれのマッドハッターらが織りなす多彩な舞台表現が楽しめる。

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ハートの女王:山本涼杏
撮影:鹿摩隆司

白ウサギ、ハートの女王など、個性豊かなキャラクターたちが次々と登場し、観客自身がファンタジーの世界に迷い込んでいくような感覚を味わえる。独創的な舞台美術、目を見張る衣装デザイン、そして技術と遊び心が融合した振付──『不思議の国のアリス』は、バレエ初心者にも広くおすすめできるエンターテインメントである。公演は6月24日(火)まで。子どもから大人まで楽しめる“魔法の世界”が、この初夏、東京に現れる。

新国立劇場バレエ団の写真
撮影:鹿摩隆司

≪公演概要≫
2024/2025 シーズン
新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』
振付 クリストファー・ウィールドン
音楽 ジョビー・タルボット
美術・衣裳 ボブ・クロウリー
台本 ニコラス・ライト
照明 ナターシャ・カッツ
映像 ジョン・ドリスコル/ジュンマ・キャリントン
パペット トビー・オリー
マジック・コンサルタント ポール・キエーヴ
芸術監督 吉田都
出演 新国立劇場バレエ団
指揮 デヴィッド・ブリスキン/冨田実里
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
共同制作 オーストラリア・バレエ

【公演日程】
2025年
6月12日(木)19:00
6月13日(金)13:30
6月14日(土)13:00/18:30
6月15日(日)14:00
6月17日(火)13:00
6月18日(水)13:00
6月19日(木)13:00
6月20日(金)14:00
6月21日(土)13:00/18:30
6月22日(日)14:00 ★
6月24日(火)13:00
★6月22 日(日)14:00公演は「ぴあスペシャルデー (ぴあ貸切公演)」のため、前売り券は「チケットぴあ」 で販売。新国立劇場ではZ席のみ販売。
会場:新国立劇場 オペラパレス
予定上演時間:約2時間 50 分(休憩含む)

Alice’s Adventures in Wonderland© by Christopher WHEELDON
Set and Costume Designer: Bob CROWLEY
Lighting Designer: Natasha KATZ
Projection Designers: Jon DRISCOLL and Gemma CARRINGTON
Puppetry Designer: Toby OLIÉ
撮影:鹿摩隆司

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