【超速報】激闘!グルメバーガー日本一決定戦【バガチャン2025】準決勝第3試合リポート Ju the burger(群馬)VS ガクヤバーガー(和歌山)
2025.6.13 19:55
日本各地から選りすぐりの12チームが激突する『グルメバーガー日本一決定戦【バガチャン】〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025〜』。6月13日(金)、横浜赤レンガ倉庫で開幕した初日、準決勝第3試合は、国内でパティシエを務めた異色の経歴を持つシェフが繊細なハンバーガーを提供する『Ju the burger』と、自家製の米麴を使った発酵バーガーを提供する『ガクヤバーガー』の激突となった。
◆Ju the burger(群馬)VS ガクヤバーガー(和歌山)
『Ju the burger』は、群馬・桐生市の裏路地に佇むバーガースタンド。店長の新見香織氏は幼少期よりフランス人講師から料理や菓子を学び、製菓専門学校を卒業後、国内でパティシエを務めた異色の経歴の持ち主。大胆かつ繊細(せんさい)なハンバーガーを提供する。昨年は惜しくも準優勝。今年は高いチーム力を活かし、完璧なオペレーションと技術力で優勝を目指す。

新見シェフは勝負前のコメントで「緊張してるんですけど、今回のバーガーすごく練習してきたので、頑張りたいと思います!」と意気込みをコメント。

完成したハンバーガーの名前は『Jack Smoke Rodeo』。新見シェフは「アメリカのスモークなバーベキューをイメージして作ったんですけど、コクや甘み、香ばしさ、辛み、ひと口食べた時に全て感じていただけるような構成となっています。メインがスモークハウスチーズで、それを中心に組み立てたバーガーです」と説明した。

対する『ガクヤバーガー』は、“モダン麹料理”がテーマで、自家製の米麹を使った発酵 バーガーを提供するハンバーガー店。今大会で作る“自由な”ハンバーガーが誰かの背中を押し、「右にならえでなくてもいい、枠からはみ出てもいい」とバーガー業界に伝えるためにステージに上がった。

飛松正輝シェフは勝負前に「2年ぶりに戻ってきたんですけど、ハンバーガー好きとしてはこんなに最高なバーガー屋さんに囲まれて、バーガーを作れると思ったら最高です!」と2年ぶりに出場できる喜びを語った。

完成したハンバーガーの名前は『Modern American』。飛松シェフは「ガクヤバーガーはいつもは日本的なハンバーガーを作ってるんです。日本の調味料や食材を使ってるんですけど、今回アメリカっていうお題なので、いつもとは正反対のハンバーガーを作りました。アメリカといえば、チーズバーガーというイメージで、あとアイスクリーム持った子どもがソファで映画を見てるシーンを思い浮かべました。なのでアイスクリームを添えたチーズバーガーにしました」とアイスクリームを使った斬新な『モダンアメリカ』の説明をした。

◆勝敗は…?
審査は調理から試食まで全てを公開するオープンジャッジシステムを採用。見た目(15%)、調理の正確さ(35%)、味(50%)の3項目の合計点で競われる。(※40点満点)
結果は『Ju the burger』35.9点、『ガクヤバーガー』33.0点となり、第3試合勝者は『Ju the burger』に決定。

今大会の審査員はっしーは『Ju the burger』のハンバーガーについて、「“これぞパーフェクトなハンバーガー”という世界を見させていただきました。おいしさだけではなくて、今回の準決勝のテーマである“アメリカン”っていうことに対して、ちゃんと向き合って、色んな燻製(くんせい)食材や調味料を使い、燻製チップを散りばめる演出まで、一環したコンセプト、それを実現する皆さんのオペレーション技術、これこそがパーフェクトって言うんだなと思いました」と、完璧なハンバーガーと称賛した。

さらに審査員、リアルカリフォルニアミルクのジョー・ベアードは、「2チームともU.S.のチーズバーガーという意味では、世界に通じるぐらい私たちアメリカのアンバサダーになれるレベルだと思っています!」とコメントした。

勝者の『Ju the burger』新見シェフは「本当にうれしいのひと言です。評価していただけて光栄です。ありがとうございます!」と喜びを語った。

第3試合で敗退となった『ガクヤバーガー』の飛松シェフは「やることはやりました。これを見て“ハンバーガー屋さんやりたいな”って思うような人が1人でもおったらいいなと思って僕は来ました。今回で大会は卒業しようかなと思うんですけど、最高でした!ありがとうございました」と語った。

|決勝に進むのは…?
1日目準決勝の3試合が終わると、決勝に進出する2チームを決める審査員投票が行われた。審査員1人ずつがA~Cの札をあげ、多くの札が上がった2チームが決勝進出となる。
A:第1試合『恵比寿ブラッカウズ』
B:第2試合『BAKE STUDIO OKAZAKI』
C:第3試合『Ju the burger』

結果は、『恵比寿ブラッカウズ』2票、『BAKE STUDIO OKAZAKI』3票、『Ju the burger』3票となり、『BAKE STUDIO OKAZAKI』と『Ju the burger』が決勝進出となった。
『BAKE STUDIO OKAZAKI』の岡崎シェフは「初出場で決勝。言葉にならないぐらいうれしいです…!決勝もすごいバーガーを用意してるので、皆さんの度肝を抜こうかなと思ってます」と決勝への意気込みを語った。

『Ju the burger』の新見シェフは「今正直ホッとしてます。決勝では『Ju the burger』らしい斬新なバーガーを用意しているので、これから披露するのが楽しみです」とコメントした。

『グルメバーガー日本一決定戦【バガチャン】〜JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025〜』
【日時】2025年6月13日(金)~15日(日) ※雨天決行(荒天時は中止)
【場所】横浜赤レンガ倉庫(イベント広場A/B)
■13日(金)11:00~21:00
(L.O. フード20:00、ドリンク20:30)
■14日(土)10:00~21:00
(L.O. フード20:00、ドリンク20:30)
■15日(日)10:00~18:00
(L.O. フード17:00、ドリンク17:30)
【入場料】無料 (※飲食有料)
【販売ブース】ハンバーガー21店舗予定
他ポテト、アルコール、おつまみ、スイーツなど販売予定
※競技に参加しているチームと会場内の販売店舗は一部を除き異なります